【岐阜】日帰りで行ける! おすすめの避暑地13選

【岐阜】日帰りで行ける! おすすめの避暑地13選

自然・絶景

2023/10/25更新

夏が近づいてくると暖かい陽気に誘われておでかけ気分も高まってきます。しかし夏本番を迎えると暑い日々が続き、外に出るのも段々と億劫になってきませんか? そんなときは自然豊かな避暑地で心身ともにリフレッシュするのがおすすめです。そこで今回は、美しい自然を有する岐阜県から、避暑地にぴったりな13スポットをご紹介します。

豊かな自然と優れた観光資源を有する岐阜県

岐阜県は、山と川に囲まれた自然豊かな地域。また伝統的な文化や古民家など優れた観光資源を有しています。そんな岐阜県は、大きく南北の地方に分けられます。北部の飛騨地方は、標高3,000m級の山が連なる山岳地帯となっており、夏は冷涼な地域。中心地である高山市には、歴史ある町並みが広がる人気の観光地として知られています。
一方で南部の美濃地方は、愛知県の伊勢湾沿岸から続く濃尾平野が広がり、夏は比較的暑くなりますが、実は“涼”を感じられるスポットもたくさんあるんですよ。夏にしか見られない景色もあるので、今回ご紹介するスポットを参考に夏休みの計画を立ててみてくださいね。

【大野郡】白川郷

日本の原風景が広がる人気観光地

1995年にユネスコの世界文化遺産に登録された合掌造りの集落「白川郷」。白川村の萩野町地区には、大小100棟余りの合掌造りが数多く残り、今でも人々の生活が営まれています。文化・暮らしを感じることができる四季折々の美しい風景は、まさに日本の原風景。国内のみならず、海外からの観光客にも人気があります。
白川郷を代表する合掌造りの民家「和田家」の見学をはじめ、人気アニメの舞台のモデルにもなり話題になった「白川八幡神社」、集落を一望できる絶好のロケーションが広がる「荻町城跡展望台」など見どころ満載です。ほかにも、ご当地グルメを味わったり、キャンプなどのアクティビティを満喫したり、楽しみ方はさまざま。また、集落から15kmほど南下した位置にある白川村平瀬地区は、温泉地として有名なので旅の最後はこちらで疲れを癒やして帰りましょう。

【高山市】新穂高ロープウェイ

360度ビューで西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などが眺められる

緑の深い山々と北アルプスの岩肌を間近に望む、奥飛騨の観光名所「新穂高ロープウェイ」。ここでは国内で唯一の2階建てロープウェイに乗ることができます。場所は、終着駅「西穂高口駅」にある山頂展望台は標高約2,150mに位置しており、夏でもひんやりと涼しい避暑地にぴったりのロケーションです。また、西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などの北アルプスの山々を360度の大パノラマで楽しむことができます。また、各駅には食事処やみやげ店、足湯などの施設が充実しているので立ち寄りながら頂上を目指すのもおすすめですよ。

【高山市】乗鞍岳

夏でも気温は17度前後と冷涼な山で大自然を満喫

乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる標高3,026mの剣ヶ峰を主峰とする山々の総称です。朝日岳、摩利支天岳、富士見岳、屏風岳など23の山があり、日本百名山に選定されています。平成15年度からはマイカー規制が実施されましたが、標高2,702mにある乗鞍岳登山口の畳平まではバスで一気に上がることが可能です。また、コースも整備されていて、畳平から乗鞍岳山頂の剣ヶ峰までのコースタイムは1時間30分程度。3,000m級の山の中でも手軽に登れると登山初心者にも人気があります。とはいえ、3,000mを超える山ですので、高山病には注意しましょうね。また、夏でも気温は17度前後なので防寒対策は忘れずに。
拠点となる畳平には、展望レストランなどのお食事処やお土産を購入できる売店、宿泊施設、平湯温泉があるので、ここだけでも充分楽しむことができます。また、畳平駐車場の南側にあるお花畑は、7月中旬~8月中旬に見頃を迎えますのでこちらもお見逃しなく。

【高山市】平湯大滝

落差64m、幅6mの名瀑

落差64m、幅6mの「平湯大滝」は、四季折々の表情を見せる雄大な北アルプスの麓にあります。平湯温泉街より自然豊かな「平湯自然探勝路」を歩き、「大滝口・キャンプ場前」バス停から白樺林の中の遊歩道を15分ほど進むと現れてきますよ。
こちらの滝は、飛騨三大名瀑の一つで、日本の滝百選・岐阜の名水50選にも選定されています。初夏には鮮やかな新緑が、秋にはカエデの赤、ブナ・シラカバの黄色など色鮮やかな紅葉が楽しめるのが魅力の一つです。毎年2月には滝の結氷した姿をライトアップする「平湯大滝結氷まつり」を開催しており、冬の幻想的な光景も必見。大迫力の滝と深い新緑に囲まれてマイナスイオンを浴びながら、心身ともにリフレッシュしましょう。

【高山市】飛騨大鍾乳洞

日本一の標高900mに位置する鍾乳洞

高山市街から奥飛騨温泉郷の中間(国道158号線沿い)にある「飛騨大鍾乳洞」は、観光鍾乳洞としては日本一の標高900mに位置する鍾乳洞です。全長は約800mにもおよび見どころも満載。洞内の通年平均気温は約12度と、特に真夏には絶好の避暑スポットとして人気があります。
洞内に進むとまず現れるのは、青く照らされた幻想的な「竜宮の夜景」。神秘的な世界を演出した鍾乳石に目を奪われることでしょう。その先にはつららのような鍾乳石が多く見られる「夢の宮殿」、LEDライトが彩る地下トンネル「愛深スポット」など芸術作品のような空間が広がります。また、洞内にはワイン、日本酒、焼酎を保存した洞窟低温貯蔵庫があるので、お土産選びはぜひこちらで!

【関市】名もなき池(通称:モネの池)

「睡蓮」のように美しいフォトジェニックな絶景

まるでフランスの画家・モネの代表作「睡蓮」のように美しいと称される「モネの池」。こちらは関市板取の「根道神社」境内にあります。透明度の高い湧水に咲く睡蓮と池の中を優雅に錦鯉が泳ぐ姿は美しく、特に初夏の睡蓮の花が咲く時期がおすすめです。5月末頃~10月は睡蓮の華が咲き始め、春~秋にかけては池に入ってくる湧き水の量が増えるので透明度が増すんだとか。フォトジェニックな絶景は、SNSで話題になったことから今では多くの人が訪れる人気のスポットとなっています。カメラ越しに覗くと太陽の光の加減によって、水が透明に見えたり、エメラルドグリーンに見えたりするそうで、時間帯でさまざまな表情を楽しめますよ。

【恵那市】恵那峡

ダイナミックな景観を遊覧船から望む

「恵那峡」は、恵那市と中津川市を流れる木曽川をせき止めてつくられた大井ダムによってできた湖です。豊かな自然に囲まれた環境で、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の景観が広がります。ダム湖左岸の「さざなみ広場」には広場を周遊する散策路があり、春は桜のお花見スポットとしてにぎわいます。
遊覧船に乗って恵那峡を巡ると、両岸に立ち並ぶ奇岩・怪石も観覧でき、地上からの眺めとはまた違った風景を楽しめますよ。特に遊覧船の白波と新緑のコントラストが美しい夏がおすすめです。壮大な自然に囲まれた大迫力の奇岩・怪石を目にすれば、夏の暑さも吹き飛びそう!

【郡上市】アウトドアステーション

自然豊かな岐阜・長良川で非日常体験を満喫

自然豊かな「長良川」で、ラフティング体験はいかがですか? ラフティングとは大きなゴムボートに乗り、仲間たちと力を合わせて激流を下るスポーツ。少し難しそう・・・・・・と思われるかもしれませんが、「アウトドアステーション」では、ガイドさんが付き添ってくれて、スピード感のあるスリリングな激流下りを安心・安全に楽しむことが可能です。受付施設でウェットスーツや最新の装備をレンタルできるので手ぶらで参加できます。ツアー中の写真撮影やドリンクサービス、ツアー後の温泉やBBQなど充実したオプションも魅力の一つ。ダイレクトに水を浴びる夏に絶好のアウトドアを、友人や家族と思いきり満喫しましょう!

【中津川市】付知峡

エメラルドグリーンの水ときれいな空気に癒やされる

森林浴の森日本100選や岐阜県名水50選、飛騨美濃紅葉33選などにも選定されている「付知峡」。エメラルドグリーンの澄み切った水と深い緑の原生林は、マイナスイオンを感じられる夏の涼景スポットとして人気を集めています。周辺にはキャンプ場がいくつかあり、夏休みには川遊びや釣りを楽しみに多くの人が訪れます。付知峡の絶景としてよく知られているのが「不動滝」「観音滝」「仙樽の滝」の美しい3つの滝。糸のように岩肌を流れる「観音滝」、水量が多くダイナミックに流れる「不動滝」、水流の勢いが激しい「仙樽の滝」はどれも見ごたえ抜群。きれいな空気で深呼吸すれば、日頃の疲れもリフレッシュできそうですね。

【岐阜市】小紅の渡し

岐阜市内に唯一残る長良川の渡し船

約300年前から続く、岐阜市の中央を東西に流れる長良川を渡る唯一の渡し舟。昭和初期まで12カ所の渡しがあったそうですが、現在では市内唯一の渡し舟として県道の一部となっています。南北の岸に乗船場があり、所要時間約5分で運行しています。水面から見る岐阜城が美しいと評判で、毎月21日の鏡島弘法の縁日には多くの人でにぎわうほど。川を渡る風が心地いい夏は、遠く金華山を眺めながら、ゆらりと長良川を渡ってみてはいかがでしょう。

【岐阜市】ぎふ金華山ロープウェー

眼下に広がる絶景を楽しみながら山頂へ

「ぎふ金華山ロープウェー」は、「岐阜公園」と標高329mの「金華山」の山頂を約4分で結ぶロープウェーです。眼下には自然林に覆われた金華山と長良川の自然美、岐阜市の街並みが一望できます。天然林が9割以上を占める金華山には、野生動物や野鳥が多く生息しているそう。運が良ければめずらしい動物にも出合えるかも? ゴンドラ内にはガイドさんによるアナウンスが流れるので、ぜひ耳を傾けながら快適な空中散歩を楽しみましょう。夏季は夜間も運転されており、美しい夜景はロマンチックでデートにもぴったり。

【各務原市】河川環境楽園 木曽川水園・自然発見館

楽しみながら自然について学ぶことができる

河川環境楽園は、木曽川の情景をモチーフにした「木曽川水園」「自然発見館」のほか、「オアシスパーク」「川島PA」から構成される環境共生型の複合公園です。園内にある木曽川水園では、木曽川の上流から下流までの自然風景を楽しむことができます。特に、川遊びができる「じゃぶじゃぶの河原」は水深が浅くお子さんも安心して遊べるため、夏は家族連れに大人気! また、自然発見館では多種多様な環境教育イベントを行っており、川や自然についてクラフト体験などを通して学ぶことができます。お子さんは好奇心を刺激されること間違いなし。大人も童心に帰って夢中になって遊びたいですね。

【加茂郡】美濃白川ふるさと体験村

どこか懐かしさ感じる山村の生活を体験しよう

「美濃白川ふるさと体験村」は、松林に囲まれた河畔のキャンプ場。こちらでは、併設する貸し農園「むつみ農園」で野菜などの収穫体験が可能です。収穫した野菜や川で釣った魚は、「いろりの家」の囲炉裏で食べることができます。みんなで囲炉裏を囲んで食事をすれば、より会話も弾みそうですね。また、毎年6月下旬にはたくさんのホタルが舞うのだとか。どこか懐かしさを感じる“ふるさと”のような雰囲気は、静かにのんびりと過ごしたい方におすすめです。

おわりに

岐阜県には、滝や山、鍾乳洞など屋外でも夏を快適に過ごせるスポットが盛りだくさん。ただ涼しいだけではなく、美しい景色やきれいな空気も同時に味わえます。雄大な自然に心身ともに癒やされましょう。

旅色編集部 たじま

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記事企画・監修:旅色編集部 たじま

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