ういろう
- エリア
- 神奈川県 / 小田原
- グルメジャンル
- 和菓子
- アクセス・周辺情報
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外郎(ういろう)家が営む小田原屈指の老舗
約600年前の室町時代に誕生した“ういろう”の発祥の店といわれる「ういろう」。25代にわたり伝統を守る老舗だ。元来“ういろう”とは外郎(ういろう)家が作る薬を指し、その後接客用に考案された米粉の蒸し菓子を“お菓子のういろう”と呼ぶようになったという。現在も「ういろう」では菓子とともに薬の“ういろう”も製造・販売している。「ういろう」が作る菓子の“ういろう”は、モチモチの食感とさっぱりした上品な甘さが特徴。全5種類の棹もの「ういろう」が販売されている。日本人に愛され続ける銘菓を、いにしえに思いを馳せながら味わいたい。
お菓子のういろう
室町時代に外郎氏が賓客の接待のときに自ら作って供したのがはじまり。「外郎氏の菓子」といわれたのが、後に薬のういろうと同様「お菓子のういろう」と呼ばれるようになったという。明治に入ってから販売されたお菓子は昔から棹型で作っており、切り分けて楽しみながら御祝宴、御茶席に供されている。外郎家でしか味わえない室町文化の風味は今なお城下町・小田原で歴史を重ねている。
外郎博物館
明治18年築の蔵を利用した小さな博物館。初祖・陳延祐より600余年、5代目・定治が当地に移住してから500年、25代にわたり伝統を守り続ける外郎家。 独特の店構えの理由、「ういろう」の名の由来、お菓子と薬の起源、歌舞伎十八番「外郎売」との関係などを、小田原で最も古い商家ゆかりの品々とともに紹介している。入館無料。