【京都グルメ】川床が楽しめる飲食店4選!ランチを提供するお店も

【京都グルメ】川床が楽しめる飲食店4選!ランチを提供するお店も

更新日:2025/07/02

日本の文化と歴史を感じることができる古都・京都は、多くの観光客でにぎわう人気の観光スポットです。今回はそんな京都ならではの食文化「川床」で、ランチやディナーが楽しめるおすすめの飲食店を紹介します。鴨川や貴船の自然を眺めながら、ゆっくりと京都の名物グルメを堪能しましょう。なお、この記事は2025年6月時点のものです。実際に訪れる際は、店の公式HPなどで最新情報を確認してください。

川床とは?まずは歴史と魅力を解説

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川のせせらぎや自然を感じながら食事を楽しめる川床は、京都の夏の風物詩。特別な雰囲気のなかでランチやディナーを楽しめるとあって、毎年どの店も予約が殺到するほど大人気ですよ。まずは、川床の歴史や魅力を解説します。

川床ってどんなもの?

飲食店が川沿いに設営した店外席を、京都では一般に「川床」といいます。風や川のせせらぎを感じ、京都らしい風情を味わいながら特別な食事を楽しめますよ。定番の和食はもちろん、フレンチ、イタリアンなど、さまざまなジャンルの料理を提供しています。

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「かわゆか」か「かわどこ」か?川床の呼び方事情

川床の読み方は「かわどこ」「かわゆか」どちらも正解です。一般的に鴨川は「かわゆか」、貴船・高雄は「かわどこ」と呼ばれています。地元の人々は、単に「ゆか」と呼ぶことも多いですよ。

川床の代表的な3つのエリアの特徴

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川床がある京都のエリアは、大きく3つに分かれています。鴨川・貴船・高雄が京都を代表する川床のエリアで、それぞれ特徴が異なります。各エリアの雰囲気や魅力をチェックしましょう。

鴨川エリア

京都市内の中心部を流れる鴨川は、観光の拠点としても多くの人に知られています。鴨川エリアの川床は「かわゆか」と呼ばれ、鴨川に架かる高床で食事やお酒を楽しめます。多くの店舗が川床を実施しており、和食、フレンチ、イタリアンなどジャンルもさまざま。京都名物を味わえる京料理を提供する店も多いです。

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貴船エリア

京都の避暑地として人気のスポットが貴船です。例年5〜9月にかけて、貴船川沿いの料理旅館や茶屋に川床が設置されます。貴船川のせせらぎや緑豊かな風景を楽しみながら、鮎やハモなどの川魚料理を味わいましょう。

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高雄エリア

京都市の中心地から少し離れた清滝川沿いに広がる、高雄エリアの川床。ここでは、文料理旅館の川床席で京料理を味わうことができます。開催期間が4〜11月までと比較的長めで、リラックスした雰囲気で食事を楽しめる屋根付きの川床席が多いのが特徴。

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川床を楽しむ前に知っておきたいこと

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京都の風情を感じながら食事を楽しめる川床は、観光客に大人気。川床を楽しむ前に、川床のルールやマナーを確認しておくのがおすすめです。服装や開催時期など、川床に関するさまざまな情報を紹介します。

おすすめの時期はいつ?

京都の川床のシーズンは、一般的に5月初旬から9月末までです。店によってはそれ以上に長く営業しているところもあるので、事前に気になる店の開催時期を確認しておきましょう。暑さが落ち着いた9月が、川床を楽しむのには特におすすめ。

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雨が降ったらどうなる?

川床は、残念ながら雨天時は基本的に利用ができません。屋外の川床席は利用できなくなりますが、室内席でゆっくり食事を楽しめますよ。行きたい日が決まっている場合は、事前に天気予報を確認しておきましょう。

川床での服装・マナー

川床を利用する際はとくにドレスコードはありません。かしこまった服装は不要ですが、ラフすぎる服装は避けるのがおすすめ。レンタルの着物や浴衣で行くのも、風情があってステキです。川床では大声で話したり騒いだりせずに、静かにゆっくりと食事をお楽しみください。

京都で川床が楽しめる飲食店を紹介

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自然豊かな空間で川のせせらぎを聞きながら、ゆっくり食事を楽しめる川床。今回は鴨川や貴船にある、川床が楽しめるおすすめの飲食店を紹介します。開放的なランチタイムもロマンチックなディナータイムも魅力的ですよ。

まんざら 団栗橋|鴨川エリア

京都の四季を眺めながら自慢のおばんざいを

鴨川にかかる団栗橋のたもとに佇む「まんざら 団栗橋」は、京のおばんざいと串焼き料理が名物。じっくり煮込んだ甘辛味付けの「豚角煮」、しっとり仕上げた「和牛ローストビーフ」、もちもちの生麩を2種類の田楽味噌で味わう「志場商店の生麩の田楽」など、人気のおばんざいが揃っています。大きな窓から四季折々の京都の景色を眺めながらディナーを楽しめますよ。5〜9月には、川床が用意されます。

先斗町 いづもや|鴨川エリア

備長炭で焼き上げた極上鰻が名物

先斗町の小路に佇む「先斗町 いづもや」は、素材の持ち味を活かした多彩な料理を提供する老舗日本料理店。こだわりのウナギは品質の高い国産鰻を使用し、背開き後に蒸して焼く「江戸前手法」を採用。ふっくらとした食感と、大正5年の創業時から継ぎ足された秘伝のタレをお楽しみください。5〜9月にかけて川床が設けられ、鴨川のほとりで涼やかな風を感じながらランチやディナーを楽しめます。

LE UN 鮒鶴京都鴨川リゾート|鴨川エリア

鴨川沿い最大規模の川床。国登録有形文化財で絶品京フレンチを

かつて「鮒鶴」の名で料理旅館として愛されてきた歴史的建造物を、往時の趣を残しながら再生したレストラン。

5月1日〜10月15日の期間は、鴨川沿いでも最大級の広さを誇る川床で、和とフレンチが融合した「京フレンチ膳」を楽しめます。昼は輝く水面、夜は幻想的に煌めく灯りと夜景を眺めながら特別なひと時を。室内席は純和風建築の趣とモダンなインテリアが調和しており、雨天時も非日常空間で過ごせるのも魅力のひとつです。

奥貴船 兵衛|貴船エリア

奥貴船でしか味わえない川、山、里の恵みを堪能するコース

貴船神社のさらに奥へ。ひっそりと佇む料理旅館「奥貴船 兵衛」。ここでは四季折々の美しい自然のなかで、この地ならではの食材を使ったお料理が楽しめます。

一日一組限定の宿に始まり、春には手摘みした山菜料理、夏には旬の鮎や鱧を川床料理に、秋冬には白味噌仕立ての牡丹鍋など、ここでしか味わえない特別なひとときをお過ごしいただけます。

川床期間は5~9月末(全席テーブル席)で、この川床期間に提供される「おくきふね会席」では、創業時から続く青竹に焼き鮎を盛り付けた名物料理「鮎の笹焼き」や、盛夏の時期は氷の器に入った「氷室そうめん」で目にも涼やかな夏を体験できます。そのほか、旬の鱧(はも)を使った「はも会席」や、夕食時には真夏に「鱧しゃぶ」や「牛しゃぶ」が楽しめるのも川床の魅力のひとつです。

夏の涼やかな京都の川床で、いつもと違う食事体験を

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京都には、川床でゆっくり美味しい食事を楽しめる、魅力的な飲食店が充実しています。京都ならではの名物を盛り込んだ京料理を提供する店も多いので、京都旅行の際にぜひ足を運んでみてください。

旅色編集部 おおもと

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記事企画・監修:旅色編集部 おおもと