東京の贅沢パン04

B.L.T.E.サンド486円(左上)、パン・オ・フロマージュ410円(中上)、渋皮つき栗と柚子のパン(右上)410円
鶏もも肉のプロヴァンス風486円(左下)、緑オリーブとトマトのフーガス313円(写真右下)
※テイクアウトの場合

Le Petit Mec HIBIYAル・プチメック ヒビヤ
日比谷
フランスと京都のハイブリッドな風格
全国のパン好きによる人気投票で何度もグランプリに輝き、殿堂入りを果たしたほどの名ブーランジェリー。長く伸びた対面式の売り場に並ぶ商品は実に多彩で、例えば鶏もも肉のプロヴァンス風は、ハードな生地と柔らかな蒸し鷄の対比が面白い。地中海の情景を彷彿とさせる爽やかな風味は、2種のオリーブによる演出だ。そのほか緑オリーブとトマトのフーガス、4種のチーズを使用したパン・オ・フロマージュなど、フレンチスタイルの伝統的な生地を得意としながら扱う具材は独創的にして繊細。渋皮つき栗と柚子のピールにライ麦パンを合わせるといった和の要素を取り入れている斬新なメニューからも、京都発のお店らしい伝統と風格を感じる。

Le Petit Mec HIBIYA

本店のある京都を除けば府外唯一の支店。シックな雰囲気の売り場の左手奥には、広々としたカフェスペースもある。フランスのラジオが流れる落ち着いた空間で、日比谷や銀座を散策する際に一息つくにも最適だ

Le Petit Mec HIBIYA

通常よりも長い時間生地を発酵させることで風味と食感を高めているフランスパン。常時6種類ほどが並ぶなかでも、特にレモンの酸味とハチミツの甘味を巧みにかけ合わせたバゲット・シトロン453円が評判
※テイクアウトの場合

Le Petit Mec HIBIYA

平日から行列が絶えない人気店であり、待ち時間の間にパン職人たちの洗練された技術を眺めるのも醍醐味。小型急速冷凍庫やスチームコンベクションオーブンなど、パン屋には馴染みの薄い最新機器も揃う

Le Petit Mec HIBIYA

外はしっかり中はしっとりメリハリのある食感。上質な小麦の旨みは長時間熟成した生地ならでは

  • 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ 1F
  • 03-6811-2203
  • 8:00〜19:00
  • 日比谷シャンテに準ずる
  • 42席
  • 500円~1,500円
  • 東京メトロ日比谷線、東京メトロ千代田線、東京メトロ有楽町線
    都営地下鉄三田線 日比谷駅より徒歩約2分

Text&Photo:Ushio Sato(effect)

次の記事を読む

© Brangista Media Inc.