矢田亜希子 スペシャルインタビュー

長野駅で新幹線を下り、車を使えば約1時間。長野県北部に位置する山ノ内町は、各エリアに天然温泉が点在する県内屈指の湯量豊富な温泉郷。冬にはスキー客で賑わう高原から望む、ため息が出るような絶景も自慢です。文人墨客に愛された由緒ある温泉街をそぞろ歩き、山頂テラスで眺望も満喫した矢田亜希子さん。このまちの奥深さとスケールの大きさに、すっかり魅了されたようでした。写真/芹沢裕介 スタイリスト/高野夏季 ヘアメイク/猪股真衣子 取材・文/相田玲子

広大な長野県の中でも北側に位置し、長野市などを含む「北信エリア」に属する山ノ内町。竜王、小丸山、高井富士、よませ、その麓の湯田中渋温泉郷という、観光エリアを有する町です。
スノーモンキーと呼ばれ、海外からの観光客にも大人気の“温泉に入るサル”が見られる地獄谷野猿公苑も町内に。それを聞いた矢田さん、「うわぁ、テレビで見たことあります! めちゃめちゃかわいいなぁと思ってました」と興奮の面持ち。「サルが大好きな母を連れて、プライベートで絶対に見に来ます」と、旅のスタートで早くも再訪を心に決めたようです。

Special Interview Akiko Yada

まず腹ごしらえということで向かったのは、その地獄谷の入り口にもほど近い、上林温泉地区に建つ瀟洒な洋館「THE FARMHOUSE」。1936年に建てられた渋沢栄一ゆかりの邸宅で、のちに東京からこの地に移築され、現在は「志賀高原ビール」の醸造も手がける創業200年の蔵元・玉村本店直営のカフェ&ビアレストラン。料理とともに供された地ビールをひと口飲んだとたん、矢田さんの大きな目がさらに丸くなりました。「普通のビールと全然違う! ふだんビールはあまり飲まないんですけど、これはすっごくおいしい。香りがふわぁっと広がって。フルーティで飲みやすいですね」。目の前にずらりと並んだビアタップは13個。お店のスタッフの説明を聞くうちに、ほかの種類のクラフトビールにも、がぜん興味がわいた様子でした。

Special Interview Akiko Yada

そこから西へ2kmほど車を走らせ、渋温泉へ。およそ1350年前に開湯したと伝えられる、9つの温泉からなる湯田中渋温泉郷。なかでも渋温泉は、温泉街のあちこちで源泉が湧き、さまざまな泉質の湯が楽しめることで知られています。地下を通る温泉の熱で、石畳の通りは真冬でもほとんど雪が積もらないのだとか。宿泊すれば、9つある外湯(共同浴場)を巡る楽しみも。「どこを切り取っても絵になる温泉街。とっても雰囲気があって、ちょっと散歩するだけでも満たされますね。あちこちに共同浴場があるのもおもしろい。温泉、大好きなんですよ。浴衣を着て外湯巡りもしてみたいな」と矢田さん。途中ふらりと立ち寄った菓子店で、マーガリンが入った名物のうずまきパンを購入。その場で温めてくれるので手に持つとほかほか。ぱくりと食べて「わぁ、甘い」と笑顔に。

Special Interview Akiko Yada

長野電鉄長野線の終点、湯田中駅にも立ち寄ります。電車の旅なら、ここが山ノ内町の玄関口。湯田中温泉でのお目当ては、レトロな旧駅舎の前にある足湯です。熱めのお湯は、もちろん天然温泉かけ流し。矢田さんの白い足も、お湯に浸かった部分が、見る見るうちに、ほんのりピンクに染まりました。気持ちよさそうに目を閉じて、しばしのリラックスタイムを楽しみます。「めっちゃいいお湯! 体の芯から温まる感じ。ちょっと歩いて疲れたら足湯ですぐリフレッシュして……みたいな散策、最高ですね」。

Special Interview Akiko Yada
Special Interview Akiko Yada

竜王山頂「SORA terrace」(標高1770m)からの眺望は息をのむほど。スキーシーズンでも絶景を見るために登れる観光プランが用意されています。「スキーは好きだけど、仕事柄ケガが怖くて自粛気味なんですよね」という矢田さんには、まさに朗報!
 雪上車で山麓駅まで送ってもらい、世界最大級の166人乗りロープウェイに驚きながら、山頂まで。テラスに立った矢田さんは、圧倒的な風景をひとり占めして感動しきり。発生率64%ともいわれる一面の雲海には出合えませんでしたが、薄もやをまとった山並みは幽玄で、やはり一期一会の絶景です。

Special Interview Akiko Yada

山頂のカフェで、パイ包みスープに入った特産の根曲がり竹のサクサクした食感を楽しんだあと、のんびりと空を眺めていた矢田さん、「山ノ内町ってすごいですね」としみじみ。「温泉がこんなにいっぱいあるなんてびっくりだし、スキー場もそう。今日の眺めも素敵でした。噂の雲海と北アルプスに沈む夕日は、次回来た時の楽しみにしておきます。おいしいものもたくさん発見できたし大満足! 今回旅できて本当によかった。山ノ内町が、とっても好きになりました」

Special Interview Akiko Yada
矢田亜希子

ピアス 8,500(Plus Vendome|プラス ヴァンドーム そごう横浜店 045-451-5857)、バッグ 158,000(GLOBE TROTTER|グローブ・トロッター 銀座 03-6161-1897)、その他スタイリスト私物

コート 37,000、デニム 16,000(ともにN.O.R.C by the line|N.O.R.C 03-3669-5205、ピアス 68,000、リング 80,000(ともにVENDOME AOYAMA|ヴァンドーム青山本店 03-3409-2355)、その他スタイリスト私物

※表示価格はすべて、税抜表示となります。

矢田亜希子 女優
Profile
1978年12月23日生まれ。神奈川県出身。1995年、ドラマ『愛していると言ってくれ』で、主人公の妹役を演じて女優デビュー。『やまとなでしこ』『恋ノチカラ』『トップキャスター』等の多くの人気ドラマに出演。2002年『マイリトルシェフ』では連ドラ初主演を果たした。最近はバラエティ番組にも多く出演。幅広い支持を集めている。