火山と湖が織りなす原始の大地を“感じる 阿寒湖周辺の大自然を体感する 1泊2日
1泊2日のリフレッシュトリップ

火山と湖が織りなす原始の大地を“感じる 阿寒湖周辺の大自然を体感する 1泊2日

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山口智子さんがナビゲート

北海道東部、火山の営みによって誕生した神秘の湖・阿寒湖。
周囲には北国らしい森が広がり、雌阿寒岳の麓では
自然の息吹を感じながらハイキングも楽しめます。
さらに、アイヌ文化が根付いた「アイヌコタン」では
工芸や踊りなど、深い文化体験が可能。
手つかずの自然、美しい景観、そしてこの地に根づく文化と、阿寒湖畔の旅は
まさに“発見と体験”に満ちたアドベンチャートラベル。
心と体がじんわり満たされていく、そんな旅がここにあります。

写真/土山大輔(TRON) ヘアメイク/土井彩菜 文/武田愛花

  • 1st DAY
  • 2nd DAY
火山と湖、森。
												阿寒湖畔の豊かな自然を巡る旅 阿寒摩周国立公園の原生林に囲まれた、東北海道屈指の美しさを誇る湖、阿寒湖。未だなお手つかずの自然が残り、多くの生き物がのびのびと暮らしています。特別天然記念物のマリモや、火山活動の名残りを感じさせる景観も見どころの一つ。緑あふれる空気を胸いっぱいに吸い込んで、この土地ならではの景色に出会えます。
1st DAY Schedule
釧路空港から出発

車 約1時間

阿寒湖遊覧船から
										湖の爽やかな自然を体感!

秋には紅葉も美しく、四季折々の景色が楽しめるのも魅力の一つ
秋には紅葉も美しく、四季折々の景色が楽しめるのも魅力の一つ
船内はアイヌの民芸品が飾られていてレトロな雰囲気
船内はアイヌの民芸品が飾られていてレトロな雰囲気
阿寒湖遊覧船
阿寒湖遊覧船

湖畔からの眺めも良いけれど、阿寒湖を満喫するなら遊覧船がおすすめ。1時間に1本運行しており、約85分かけて湖をぐるりと一周します。2階建てのデッキに出れば、雄大にそびえる雌阿寒岳の姿が目の前に。自然のスケールに圧倒されます。さらに湖の奥へ進むと、景勝地「滝口」へ。左右に広がる森が湖面に映り、まるで自然に包まれているような感覚を味わえます。「風が気持ち良いですね」と山口さんも笑顔に。湖上を吹き抜ける風を感じながら、船でしか出会えない景色をゆったりと楽しみました。

阿寒湖遊覧船住所/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20
電話/0154-67-2511(阿寒観光汽船)
時間/8:00~16:00(季節により変動)
定休日/運行期間内無休
料金/大人:2,400円、子ども:1,240円

阿寒湖遊覧船
阿寒湖遊覧船
ferry_smoke
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船 約1時間

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チュウルイ島・マリモ展示観察センターで 特別天然記念物のマリモを観察
チュウルイ島・マリモ展示観察センターで 特別天然記念物のマリモを観察
島内にも森林が広がり、運が良ければ野生動物にも巡り合えるかも
島内にも森林が広がり、運が良ければ野生動物にも巡り合えるかも

チュウルイ島・マリモ展示観察センターで 特別天然記念物のマリモを観察

遊覧船のコースで唯一上陸できるのが、阿寒湖に浮かぶチュウルイ島。島内の「マリモ展示観察センター」では阿寒湖の湖底を再現した大水槽があり、国の特別天然記念物に指定されているマリモを間近で見ることができます。マリモは淡水に生息する藻の一種で、球状に育つのが特徴。特に阿寒湖のマリモは水流や地形、水質などの自然条件に恵まれ、大きく成長することから世界的にも貴重とされています。中には直径30cmの大きさを誇るマリモも!阿寒湖の自然の豊かさを感じさせてくれるスポットです。

マリモ展示観察センター住所/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20
電話/0154-67-2511(阿寒観光汽船)
時間/8:00~17:00(季節によって変動あり)
定休日/冬期休館(12月1日~4月下旬)

マリモ展示観察センター
マリモ展示観察センター

徒歩 約5

地元に愛される食事の店あずさで 名物まりもラーメンに舌鼓

地元に愛される食事の店あずさで
											名物まりもラーメンに舌鼓
初めての方は「まりもラーメン」850円
2度目はぜひこちら「カツラーメン」1,200円
2度目はぜひこちら「カツラーメン」1,200円
2度目はぜひこちら「カツラーメン」1,200円
2度目はぜひこちら「カツラーメン」1,200円

ランチは阿寒湖畔にある「食事の店あずさ」へ。緑色のひさしが昭和の面影を感じさせる、どこか懐かしい雰囲気の食堂です。名物は、その見た目から“マリモ”を思わせる「まりもラーメン」。中央に乗っているのは、日高の様似沿岸で採れる「マツボ」という海藻で、岩海苔に似たような食感と風味が特徴。豊かな磯の香りが塩味のスープと絶妙にマッチし、あっさりとした味わいで何杯でも食べられそうなおいしさです。ほかにもとうもろこしたっぷりの「みそバターコーンラーメン」、揚げたてのカツが乗った「カツラーメン」など、個性的なメニューが揃います。

食事の店あずさ住所/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目6-8
電話/0154-67-2128
時間/11:30〜17:00
定休日/不定休

食事の店あずさ

徒歩 約5

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大地のエネルギーを感じる
										ボッケ遊歩道をゆったり散策

大地のエネルギーを感じる
										ボッケ遊歩道をゆったり散策

温泉街に隣接するボッケ遊歩道は、15分ほどで歩ける手軽な散策路。終点にはアイヌ語で「煮え立つ」を意味する泥火山「ボッケ」があり、火山ガスとともに熱い泥がボコボコと噴き出す様子を間近に見ることができます。また、道沿いには緑豊かな森が広がり、エゾリスやクマゲラなどの野生動物が姿を見せることも。温泉街のすぐそばにありながら、気軽に森林浴気分を味わえるスポットです。

ボッケ遊歩道住所/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目1-1
電話/0154-67-3200(NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構)
時間/散策自由
定休日/無休
入場料/無料

ボッケ遊歩道
地熱の影響で、ボッケの周囲は雪が降っても積もらないそう
地熱の影響で、ボッケの周囲は雪が降っても積もらないそう
エゾマツやカツラなどの木々が生えており、中には樹齢100年以上の巨木も!市街地の近くとは思えないほど雄大な自然が広がっている
エゾマツやカツラなどの木々が生えており、中には樹齢100年以上の巨木も!市街地の近くとは思えないほど雄大な自然が広がっている
エゾマツやカツラなどの木々が生えており、中には樹齢100年以上の巨木も!市街地の近くとは思えないほど雄大な自然が広がっている
ボッケ遊歩道
道中、阿寒湖を一望できる展望スポットも

徒歩 約5

NIGHT WALK

神秘的なカムイの世界へ KAMUY LUMINAで 阿寒の森をナイトウォーク
神秘的なカムイの世界へ KAMUY LUMINAで 阿寒の森をナイトウォーク

ボッケ遊歩道を夜にもう一度訪ねてみると、雰囲気が一変。開催されているのは、カナダのMOMENT FACTORY社が世界中で展開する体験型ナイトウォーク「KAMUY LUMINA(カムイ ルミナ)」。阿寒のアイヌに古くから語り継がれてきたユーカラ(叙事詩)をもとにした物語が、デジタル技術を駆使した多彩な演出とともに展開されます。「カムイ」とは、アイヌの人々が自然の中に見出してきた神々のこと。森や風、火、水など、あらゆるものに宿ると考えられてきました。そんなカムイの世界を感じながら、1.2kmの遊歩道を進む神秘的な夜の冒険。世代を問わず楽しめる仕掛けが満載で、家族や友人との特別な思い出にもぴったりです。

阿寒湖の森ナイトウォーク
「KAMUY LUMINA(カムイ ルミナ)」
住所/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20
電話/0154-65-7121(阿寒アドベンチャーツーリズム)
時間/日没約30分後から15分毎にスタート
定休日/期間中無休(5月~11月)
料金/
当日券 大人(中学生以上)4,000円、小人(小学生)2,000円
前売券 大人(中学生以上)3,500円、小人(小学生)1,700円

阿寒湖の森ナイトウォーク
阿寒湖の森ナイトウォーク

のどかな時間が流れる
												あかん鶴雅別荘 鄙の座に宿泊

梁や土間など、温もりあふれる古民家風のしつらえがポイント
梁や土間など、温もりあふれる古民家風のしつらえがポイント
あかん鶴雅別荘 鄙の座
エントランスでは森の守り神とされるシマフクロウの彫刻がお出迎え
エントランスでは森の守り神とされる
シマフクロウの彫刻がお出迎え

「故郷」をコンセプトにした、気品がありながら、どこか懐かしい雰囲気が漂う温泉宿。客室すべてが露天風呂付きのスイートルームで、湖や阿寒の豊かな森を見渡しながら、旅の疲れをじんわり癒すことができます。夕食には東北海道の食材を使った会席料理の数々が登場。季節ごとに変わる彩り豊かな品々が、目にも舌にも贅沢な時間を届けてくれます。心までゆるりとほどけていくような、おもてなしに満ちたひとときを過ごせる宿です。

あかん鶴雅別荘 鄙の座住所/北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2丁目8-1
電話/0154-67-5500(9:00〜18:00)
時間/チェックイン14:00、チェックアウト11:00
定休日/無休
料金/1泊2食付き 2名1室 大人1名54,450円~

あかん鶴雅別荘 鄙の座