

流山市は歴史と緑に恵まれたまち。
東京から電車で、最短20分ほどでアクセスできるので
日帰りでリフレッシュする癒しの旅にぴったりのロケーションです。
流山の魅力に触れられる2つのプランを、
旅好きの市川由衣さんと一緒に巡りました。
写真/佐野円香 スタイリング/大沼こずえ(eleven.)
ヘアメイク/横江亜季[プラン1]、杉田和人(POOL)[プラン2]
文/若宮早希
徒歩 約15分
まず訪れたのは「駒木のおすわさま」の名で親しまれ、1200年以上の歴史を持つ諏訪神社。平安時代の初めに創建された歴史ある神社です。伝承によると、天武天皇の皇子・高市皇子(たけちのみこ)の後裔が、大和の国(奈良県)から新天地を求めて森と水が豊かなこの地に移住したそう。そのときに、人々の心のよりどころとして創建されたのが諏訪神社です。広さ1万坪もの境内にはうっそうと木々が茂り、静かな時間が流れています。
諏訪神社住所/千葉県流山市駒木655
電話/04-7154-7377
開門時間/5:30〜17:30、10〜3月は〜17:00
料金/参拝自由
車 約10分
江戸川沿いの流山本町は、江戸時代から大正時代に舟運で栄えた歴史ある地域で、現在も土蔵建築や木造商家が残されています。「日本茶屋 癒淹」は、歴史的建造物である古民家を再生した日本茶カフェ。建物内には広い土間、立派な神棚などが残されており、かつての面影を感じさせます。鹿児島の知覧茶などの日本茶を楽しめるほか、流山市ならではのフードメニューを用意。ランチのそばには、香り高い煎茶の粉末をかけていただきます。
日本茶屋 癒淹住所/千葉県流山市流山1-5
電話/なし
時間/10:00~16:30LO
定休日/月・火曜日※イレギュラーあり、インスタグラム(@cha-yuen0629)で確認
徒歩 約5分
お昼ごはんの後は、本町通りを歩いて「流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム」へ。明治時代につくられた土蔵造りの重厚な建物は、国の登録有形文化財にも指定された貴重なものです。館内で展示しているのは、流山市在住の万華鏡作家・中里保子氏をはじめ、国内外作家の作品。そのほとんどを実際に覗いて楽しめます。工芸品のような万華鏡を覗き込んだ市川さん、「ずっと眺めていられます」とうっとり。
流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム住所/千葉県流山市流山2-101-1
電話/04-7190-5100
時間/10:00〜17:00
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料/無料
徒歩 約5分
ひと休みに訪れたのは、かつてお米屋さんの倉庫として使われていた、昭和38(1963)年築の建物を改装したカフェ。糀マイスターの店主・秋元由美子さんが作る、地元の食材や糀を使った料理やデザートのほか、セレクトした器や小物も評判です。発酵食品に最近ハマっているという市川さんは、流山市特産のみりんが隠し味のパンナコッタを食べて「やさしい甘さですね、おいしい!」と感動。食後は店内を巡り、展示販売する器を購入するなど、ショッピングも楽しみました。
古舎カフェ灯環住所/千葉県流山市流山3-349-2
電話/04-7158-0221
時間/10:30〜17:00(16:30LO)
定休日/月・火曜日(祝日は不定休)
ごはんプレート1,870円
徒歩 約15分
次に訪れたのは、和菓子職人の店主・稲葉なつきさんのお店です。店頭に並ぶのは、東京・赤坂の名店で約10年修業した稲葉さんが作る、季節を大切にした和菓子の数々。作りたてを提供すべくお店の奥で毎日手作りしています。気軽に手にとってもらえるようにと、紅茶やレモンなど洋菓子のような素材を組み合わせているのが特徴。「みりんのバターどらやき」のバターには、煮詰めたみりんとこぼれ梅(みりん粕)を練り込んでいます。
和菓子や めい月住所/千葉県流山市加6-1338
電話/04-7128-5047
時間/10:30〜17:00(売り切れ次第閉店)
定休日/月・火曜日、不定休
車 約10分
最後に訪ねたのは、旅の疲れを癒してくれる日帰り温泉施設です。天然温泉をはじめ、5つの炭酸泉を含む魅力的な全15種のお風呂があり、館内で湯巡りを楽しめます。さらに趣向の異なる3種のサウナと3つの水風呂も。5台のストーブが10分おきにロウリュする「ドラゴンサウナ」が名物です。アカスリエステやタイ古式セラピーが受けられるリラクゼーション施設、多彩なフードメニューが揃う食事処など、一日中楽しめるほど充実しています。
スパメッツァ おおたか 竜泉寺の湯住所/千葉県流山市おおたかの森西1-15-1
電話/04-7178-3726
時間/6:00〜翌2:00(最終受付は翌1:30)、岩盤浴は〜翌1:30(最終受付は翌0:30)
定休日/無休(年2回メンテナンス休館あり)
料金/1,100円(岩盤浴は800円)、土・祝日は1,280円〜(岩盤浴は1,000円)
![[月刊旅色]2025年10月号](https://tabiiro.brimgs.com/book/monthly/202510/images/common/cover.jpg)


