夏休みの旅行で訪れたいのは、素敵な体験が旅の思い出になるリゾートホテル。
全国に数あるプリンスホテルのなかでも、ここでしかできない極上体験ができる、おすすめのホテルをご紹介します。絶景や名建築など、抜群のロケーションにも注目。
文/若宮早希

十勝連峰の美しい山並みを望み、豊かな自然に囲まれた新富良野プリンスホテル。敷地内にある「風のガーデン」では、450種類以上、約2万株の花々が季節ごとに咲き誇ります。そんな癒しのガーデンで体験できるのが、花や草木の香りとともに楽しむプライベートモーニングです。ホテルからガーデンまでは、広大な芝生のピクニックガーデンを車で送迎。ガーデンに到着したら、北海道産食材を中心としたモーニングバスケットをいただきます。富良野の花畑をイメージしたという彩り豊かな朝食を楽しんだ後は、ガーデナーとの庭園散策または押し花アートを体験できます。プライベートモーニングは、気候のいい初夏と秋の期間限定のお楽しみです。

下田プリンスホテルは、遠浅で透明度の高い白浜中央海水浴場の目の前に建つ絶景ホテルです。まるでプライベートビーチのような静かな砂浜、オーシャンビューの客室や温泉大浴場が、非日常感あふれる滞在を約束してくれます。さらに特別なひと夏を演出するなら、打ち上げ花火を鑑賞できる夏限定のプランを選んでみてはいかがでしょうか。限定8席のオーシャンフロントの屋外テラスは、ビーチで打ち上げる花火を目の前で見られる特等席です。伊豆の食材を使用するアペタイザーやドリンクを味わいながら、夜空を彩る打ち上げ花火に酔いしれましょう。特典として手持ち花火を楽しめるのも嬉しいところ。童心に返って夏の夜を存分に楽しめるはず。




箱根仙石原プリンスホテルは、箱根外輪山の雄大な山並みに抱かれた温泉リゾートホテル。中世ヨーロッパの古城を思わせる建物が非日常感を演出します。緑豊かなゴルフ場に隣接しており、夏季限定で行われるゴルフ場の早朝さんぽもおすすめです。そんな癒しのホテルの夏ならではの体験が、世界に一つだけのうちわ作り。無地の布を貼ったうちわにアルコールインクをにじませて、偶然できる唯一無二のグラデーションを描きます。土台の布は、客室で使われなくなったシーツをアップサイクルしているので、環境にも◎。エコで涼しげなオリジナルうちわを旅の記念に持ち帰りましょう。






源氏山の麓にある伊豆長岡温泉 三養荘は、旧三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎氏の長男・久彌氏の別邸として建てられた名建築の宿。3,000坪もの広大な日本庭園が見事です。夏休みのファミリーにおすすめなのが、食育とマナーに触れる体験プログラム。登録有形文化財の建物で行われます。料理長による出汁のとり方の実演と体験、女将による日本料理のマナー講義などで、食文化を学ぶことができます。プログラムの最後は、学んだマナーを実践しながら昼食をいただきましょう。夜は贅沢なコース料理や掛け流しの温泉を堪能して。

