1泊2日のリフレッシュトリップ
1泊2日のリフレッシュトリップ

ニューコンパクトシティ 福島県大熊町の巡り方

  • 1st DAY
  • 2nd DAY
2nd Day 変化と進化を続ける大熊町の今を知るためにまずは新しい産業の拠点となっている場所へ。その後は、町や地域の名産品を味わいとっておきのお土産を探しに出かけます。
2日目スケジュール
宿泊先を出発!

車 約10

廃校が新しい産業づくりの拠点に大熊インキュベーションセンター

大熊インキュベーションセンター
大熊インキュベーションセンター
ビジターも利用できる「中会議室」(予約制)。机や椅子は県産の木材で造られたもので、黒板やロッカーも当時のまま

大熊町を「戻りたいと思える、魅力的な場所にしたい」という思いで、「大熊町立大野小学校」をリノベーションして造られたインキュベーションセンター(創業初期の起業家や事業を支援する施設)。ビジターでも利用できる交流スペースには震災後の避難期間の長さを物語る痕跡があったり、かつての教室を利用したりすることもできます。松井さんは「懐かしい。一番後ろの席に座りたかったんだよね~」と、童心に帰って館内を見学していました。

大熊インキュベーションセンター 住所/福島県双葉郡大熊町下野上字清水230
電話/0240-23-7721
時間/9:00〜17:00、土曜日は9:00〜12:00
定休日/日・祝日

大熊インキュベーションセンター
大熊インキュベーションセンター
地震で本棚から落ちた本が床に散乱。そのまま長期間放置されたことで、日焼けの跡が床に残っている場所
大熊インキュベーションセンター
小学校だった姿をそのまま残す外観
大熊インキュベーションセンター
「私も福島出身なので、考えさせられる場所ですね。廃校を活用してポジティブに進んでいく姿を見てパワーをもらいました」
Special 特別オフショット

撮影の合間に黒板に落書きする松井さん。「左利きだからチョークで字を書くのって難しいんですよね。なに書こうかな~!」と、無邪気な姿がものすごくキュート。編集部内に留めておくのはもったいないので、こっそりお見せしちゃいます。

Special 特別オフショット
Special 特別オフショット
黒板は大きいのに小さく書いちゃった(笑)

車 約10

刺身と煮魚の欲張りランチ常盤物も扱う魚定食おしだ

町内で魚料理といえば「魚定食おしだ」。常磐ものと呼ばれる福島、茨城沖で水揚げされたブランド食材をはじめ、その時期の上質な魚介類が堪能できます。「お刺身がいいのはもちろんですが、店の個性を感じていただけるのは煮魚です」と話す店主・押田さんのおすすめは「煮魚&刺身定食」。ふっくらと炊き上がった煮魚の甘じょっぱさが食欲を刺激します。食べ終える頃には大きな満足感を得られるでしょう。

魚定食おしだ住所/福島県双葉郡大熊町大川原字南平1207-1(大熊町商業施設・おおくまーと内)
電話/050-3695-8713
時間/11:00〜13:00
定休日/金・土・日・祝日

魚定食おしだ
カジュアルな雰囲気で旅行者も気軽に利用できる。店内にはテーブル席とカウンター席が
魚定食おしだ
「煮魚&刺身定食」1,100円。この日の煮魚はあかうお、刺身はマグロと常磐もののスズキ
魚定食おしだ
店先の看板には、その日のおすすめメニューが並ぶ

車 約5

ネクサスファームおおくま

広大なファームで美しく実るイチゴネクサスファームおおくま

2024年度は約10万株のイチゴを栽培。直売所が休みの期間も、町内にあるファミリーマートとヤマザキデイリーストアで加工品を販売
ネクサスファームおおくま
ネクサスファームおおくま
自分用に&お土産に買って帰ります♪

サッカーコート約4面という広大な栽培面積を誇る、直売も行うイチゴの栽培工場。冬から春は「紅ほっぺ」、夏場はケーキ用の「すずあかね」を栽培、「おおくまベリー」として出荷してブランドづくりを進めています。直売所では摘みたてのイチゴのほか、夏秋イチゴを原料としたジャムやセミドライイチゴ、飲むこんにゃくゼリーなどオリジナルの加工品も販売。新鮮そのもののイチゴを口にした松井さんは「おいしい、幸せ!」と笑顔があふれていました。

ネクサスファームおおくま住所/福島県双葉郡大熊町大川原字西平2127
電話/080-7500-1283(受付時間9:00〜15:00)
時間/12月下旬〜6月中旬の9:00〜15:00
定休日/日曜日

ネクサスファームおおくま
直売所ではイチゴ、オリジナルレシピの加工品、オリジナルグッズを販売

車 約5

大熊町交流ZONE

図書コーナー、ジム、ショップ……便利な施設が集まる大熊町交流ZONE

「鈴木商店」で販売の会津木綿で作る「會空(あいくー)ピンバッジ」1,650円。かわいさにメロメロな松井さん

「大熊町交流ZONE」は文化活動や観光復興を目指した複合施設。その中の「link(リンク)る大熊」には無料で利用できる図書コーナーや1時間数百円の運動スタジオ、カラオケができるスペース(有料)があり、旅にスパイスをプラスしてくれます。「スタッフ自身の心が踊るようなアイテムをセレクトしています」という「おおくまーと」内にある「鈴木商店」では、大熊町のマスコットキャラクーをデザインしたグッズなどお土産にぴったりなアイテムを取り揃えています。

大熊町交流ZONE住所/福島県双葉郡大熊町大川原字南平1207-1
電話/鈴木商店:0240-23-7670、linkる大熊:0240-23-7676
時間/鈴木商店:10:00〜18:00、linkる大熊:9:00〜21:00
定休日/鈴木商店:土・日・祝日、linkる大熊:年末年始

大熊町交流ZONE
「linkる大熊」のパブリックスペース
大熊町交流ZONE
大熊町のマスコットキャラクーであるクマの「おおちゃんくうちゃん」、「まあちゃん」をデザインしたハンカチタオルやビールグラスなど
大熊町交流ZONE
オリジナルのコーヒー豆860円と限定豆950円
大熊町をもっと体験したい人は
お試し住宅 (移住体験宿泊) を

大熊町の町づくりからは、「元に戻そう」というより「新しいものを0からつくろう」という気概を感じます。その思いに共感してか、帰還住民以上に移住者が増えているほど。現在も月に20件を超える移住相談が寄せられることもあり、最大7日間、6名まで無料で利用できる「大熊町 お試し住宅」の予約がいっぱいになることもあるそう。移住を検討し、町でのリアルな暮らしを体験したいなら大熊町移住定住支援センターを訪れてみて。

大熊町移住定住支援センター住所/福島県双葉郡大熊町下野上字清水307-1
電話/0240-23-7103
時間/9:00〜17:45
定休日/日・祝日

お試し住宅 (移住体験宿泊) を
大熊町へのアクセス

衣装協力

◆1日目
ニット79,200円、シャツ89,100円、パンツ63,800円(Séfr|サカス ピーアール 03-6447-2762)、バッグ71,500円※参考価格(GANNI|ガニー customerservice@ganni.com)、ほかスタイリスト私物

◆2日目
ジャケット74,800円、トップス27,500円、オールインワン49,500円(すべてAKANE UTSUNOMIYA|アカネ ウツノミヤ 03-3410-3599)、バッグ157,300円(PIERRE HARDY|ピエール アルディ 東京 03-6712-6809)、ほかスタイリスト私物