戸田菜穂さんがナビゲート

1泊2日のリフレッシュトリップ いい旅はカラフルだ。花のまち・恵庭の彩りを巡る

in 恵庭市[北海道]
戸田菜穂さんがナビゲート

空と陸のアクセスに恵まれ、恵庭岳の裾野が広がる自然環境も豊かな恵庭市。
現在は“花のまち”として知られ、道内屈指の花苗の産地でもあります。
一年を通してカラフルな花々に彩られた恵庭市を
俳優の戸田菜穂さんと共に旅します。
そこには、花、グルメ、観光、体験……たくさんのワクワクが待っていました。

写真/中野修也(TRON) スタイリング/大沼こずえ
ヘアメイク/太田瑛絵 文/近藤由美

  • 1st DAY
  • 2nd DAY
1st Day 花のまちを象徴する観光スポットからカラフルな恵庭市の旅を始めましょう。その後は、美しい景勝地や地元食材の豊かさに触れつつ恵庭の魅力を深掘りします。
1日目スケジュール
新千歳空港からスタート!

車 約30

1年を通して花と緑に包まれた 花の拠点 はなふるを散策

花の拠点 はなふる
約700品種11万株の宿根草、約2万株の一年草や野菜苗が約6haもあるガーデンを彩っている
もともと植物や花への興味が強くて。力をもらえる気がするんですよね

ガーデンエリア、「道と川の駅 花ロードえにわ」、「農畜産物直売所かのな」などからなる複合施設。施設の2/3を占める広大なガーデンエリアには、北海道で有名なガーデナー(造園家)が手掛ける7つのテーマガーデンがあり、個性豊かに設計されています。自宅に多くの植物を取り入れていると話す戸田さんは「美しいですね。この植え方、勉強になります」と興味津々の様子で散策を楽しんでいました。

花の拠点 はなふる
住所/北海道恵庭市南島松828-3
電話/0123-29-6721
時間/道と川の駅 花ロードえにわ:9:00〜18:00、11〜3月は9:00〜17:00、農畜産物直売所 かのな:9:00~17:00、12~3月は10:00~16:00
定休日/年末年始

花の拠点 はなふる
おすすめは「Pizzeria e Trattoria CERVO」の冷凍ピッツァ
花の拠点 はなふる
「道と川の駅 花ロードえにわ」では恵庭市や北海道のお土産ものなどを販売
花の拠点 はなふる
採れたての野菜など新鮮な農畜産物が並ぶ「農畜産物直売所 かのな」
花の拠点 はなふる

車 約5

ランチはPizzeria e Trattoria CERVOで 道産食材で南イタリアの家庭の味を

Pizzeria e Trattoria CERVO
「リングイネ/たっぷり貝類とチェリートマトのフルッティディマーレ」1,980円、「ピッツァ マルゲリータ」1,650円

「料理の材料にPassion(情熱)が加わる南イタリア・ナポリで食べられているような、下町のイタリア料理をお楽しみください」とマネージャーの太田さん。ピッツァは真のナポリピッツァ協会認定店として材料の一つひとつを厳選し、北海道の楢の薪を使って香り豊かに焼き上げています。すべての料理には、市内にある契約農家から届けられる有機野菜や近海で捕れた魚介類など地元の優れた食材を取り入れ、恵まれた恵庭の食文化を発信する役割も担っているようです。

Pizzeria e Trattoria CERVO
住所/北海道恵庭市黄金南2-19-7
電話/0123-34-6301
時間/11:00〜14:30(LO13:30)、17:00〜20:30(LO19:30)※火曜日はランチ営業のみ
定休日/月曜日、第2火曜日

Pizzeria e Trattoria CERVO
南イタリアにあるレストランを訪れたような異国情緒たっぷりの店
Pizzeria e Trattoria CERVO

徒歩すぐ

朝搾った牛乳で作るジェラート Gelateria Gigiで 食後のゆったり時間

Gelateria Gigi
甘すぎない大人の味。フィレンツェ旅行の思い出がよみがえってきました
Gelateria Gigi
左から「美味しい牛乳」、「ピスタチオ」、「ブラッドオレンジ」。
シングルカップは500円、ダブルカップは600円

市内にある牧場の搾りたて牛乳で毎朝作るジェラートの店。店長は「雑味がなく、生乳本来の甘さ、脂肪分の濃厚さを感じていただきたい」と新鮮な生乳の魅力を語ります。ジェラートを口にした戸田さんは「ミルクが濃厚、さすが北海道! イタリアに旅行したときのことを思い出します」と笑みがこぼれていました。ピスタチオなど本場イタリアから取り寄せたものと、メロン、ブドウ、カボチャといった地元食材を使ったフレーバーの両方を味わえるのもポイントです。

Gelateria Gigi
住所/ 北海道恵庭市黄金南2-19-8
電話/0123-21-9915
時間/火曜日11:00〜17:00、水~金曜日11:00〜17:30、土・日曜日11:00〜18:00※冬期は変更あり
定休日/月曜日、第2火曜日

Gelateria Gigi
土壁やレンガ、建具はイタリアから取り寄せたもので、現地のジェラテリアにいるような気分に
Gelateria Gigi
定番5種、入れ替え7種、常時12種類のフレーバーをラインナップ。なめらかでエアリーな口当たり

車 約10

えこりん村でお土産探し ふるさと納税で人気の逸品も

えこりん村

「えこりん村」は、お土産もの販売やクラフト体験ができるウェルカムセンター、レストラン、「とまとの森」、BBQハウスなどがあり、旅の途中に立ち寄りたいスポットのひとつ。ここで注目したいのは、ふるさと納税の返礼品にもなっているオリジナル商品の数々です。えこりん村で育った豚「こな雪とんとん」のジャーキーやカレー、「とまとの森」で収穫したトマトを一部使用したジュースやポテトチップス、食べるために育てた薔薇を使ったシロップやコンフィチュールなど、ちょっと贅沢な恵庭土産が見つかります。

えこりん村
住所/北海道恵庭市牧場281-1
電話/0123-34-7800(受付時間9:30~17:00)
時間/ウェルカムセンター:4〜10月9:30〜17:00、11〜3月10:00〜17:00
定休日/年末年始

えこりん村
トマトの苗を1本の大木のように育てた「とまとの木」。2013年には世界一に
えこりん村
えこりん村で栽培されている薔薇を使ったコンフィチュール648円~
えこりん村
「えこりん村とまとジュース」228円、「えこりん村ポテトチップス〜トマト&バジル風味〜」258円

車 約30

目にも鮮やかな紅葉が彩る 白扇の滝で自然美を満喫

白扇の滝
例年10月中旬頃から紅葉と滝の美しいコラボレーションが楽しめる

恵庭市の中心地から車を30分ほど走らせると豊かな自然に抱かれた恵庭渓谷があり、一番の見どころともいえるのが「白扇の滝」です。高さ15m、幅18mで、白い扇を広げたように見えることから、この名が付けられたそう。戸田さんは滝を眺めながら「きれい……」と呟くと静かに深呼吸。「マイナスイオンですかね、気持ちがいいです」とリラックスした表情に。滝見広場から続く小道を進むと、いろいろな角度から滝を眺めることができます。

白扇の滝
住所/北海道恵庭市盤尻
電話/0123-33-3131(恵庭市経済部 花と緑・観光課)

白扇の滝
白扇の滝
ラルマナイ川には「白扇の滝」のほか「ラルマナイの滝」「三段の滝」もあるので、あわせて観光を

車 約30

暮らすように滞在できるホテル フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ

フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ
「フェアフィールド・バイ・マリオット」は、創業者が自身の農場に友人を招いた体験に
インスピレーションを得て作られたホテル
フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ
部屋はスタンダードキングとスタンダードツインで、1泊1室 15,730円~(税サ込・大人2名まで宿泊可)
フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ

「花の拠点 はなふる」に隣接するホテルで、気取らないもてなしとシンプルかつ機能的な空間のファンになる旅好きが増えているとか。地域を巡る拠点としてのホテルのため館内にレストランはなく、地域を熟知したスタッフにおすすめを聞いて出かけてみるのも良いかもしれません。客室だけでなく、ガーデンが見えるロビーラウンジも居心地抜群で、どこにいても自宅のリビングにいるような寛ぎを覚えます。

フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ
住所/北海道恵庭市南島松828-9
電話/06-6743-4750(大阪予約センター:受付9:00〜18:00※土・日・祝日、年末年始は休み)
チェックイン15:00、チェックアウト11:00 

フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ
予約制の朝食ボックスは「道の駅特製野菜カレー」。こちらも花尽くし