紀伊水道に面した広川町は、海の幸のみならず、農産物にも恵まれています。その素材の魅力をより幅広く発信すべく、現在は地域一体となって名産品の開発に力を入れているところです。いわずと知れた名産品「有田(ありだ)みかん」をはじめ、和歌山県の新品種のイチゴなど、ふるさと納税の返礼品としても人気の5品をご紹介します。
文/竹林佑子
広川町を含む和歌山県有田地域で生産される温州みかんは、柑橘栽培に適した気候・風土であることから、古くから「有田みかん」として親しまれています。海と太陽の恵みをたっぷりと受けたみかんは、皮が薄く甘みが詰まってコクのある味わい。ジュースやゼリーなどの加工品にしても絶品ですが、ジューシーな甘酸っぱさと果肉感はやはり、生のみかんならでは。露地栽培のみかんが出回るのは、秋から冬のみ。このシーズンだけの味をぜひ堪能してください。
地元のアイスメーカー「有限会社しょう」と、商品開発を手がける「じゃばらいず北山」の2社がコラボして2024年に誕生した、広川町の柑橘類の果汁を使用したオリジナルジェラートです。フレーバーは、食べやすい定番の「有田みかん」、香り高い和テイスト「柚子」、皮ごと絞ったジューシーな「レモン」、酸味と苦味が加わった大人の味「八朔(はっさく)」の4種類。どれもストレート果汁をふんだんに使用し、素材のおいしさそのままのフレッシュなテイストを楽しめます。
どれもさっぱり爽やかな仕上がり。八朔のジェラートは珍しいと思います! ふるさと納税のほかに、町内の「道あかり」などで販売中です
和歌山県有田地方で収穫される「温州みかん」の生搾りのようなフレッシュ感を楽しめる、ストレート果汁100%のジュース。完熟したみかんの濃厚さをそのままに、甘酸っぱくもすっきりとした味わいに仕上げています。広川町内では温州みかんを筆頭に、不知火(しらぬい)、八朔などさまざまな種類が販売される、人気シリーズです。自分へのご褒美にはもちろん、食にこだわる方へのギフトにしても喜ばれます。
冷やしてそのまま飲むのはもちろんおいしいですが、ジンと混ぜるととっても贅沢なカクテルになるのでぜひお試しあれ
甘みがきわ立つ「章姫(あきひめ)」と、バランスのよい甘酸っぱさの「さちのか」を交配させた和歌山県オリジナルブランドのイチゴ、「まりひめ」。ジューシーな食感、濃厚な甘さの中に適度な酸味がある、バランスのよい味わいです。おいしいイチゴは“果実が大きく円すい形”、“しっかりとした色付き”がポイントといわれますが、まさにそれがまりひめの特徴。寒い冬を乗り越えて、味が乗った最もおいしい時期に届くので、今から春が待ち遠しい!
春先になると店頭でいろいろなイチゴが並びますが、「まりひめ」を子どもに食べさせると、そればかりおねだりされるように。子どもは正直ですね
南さんとの旅でもご紹介したスポットを含む、広川町の施設(道あかり・ふれあい館・ほたるの湯)で利用できる、お得な施設利用券(500円×6枚)です。広川町グルメを楽しめる食事処、緑に囲まれた温泉、宿泊に使えます。ふるさと納税の品物を選ぶのに迷っているならチケットに交換して、実際に現地を訪れ、広川町の魅力を体験してみるのもひとつの手です。
広川町はお花見、ホタル観賞、海水浴、温泉など四季折々の風景と風情を楽しめる町。お得な施設利用券をゲットしてお越しくださいませ
広川町のみかんは、どの農園のみかんも甘くてハズレなし!
ぜひ一度お召し上がりください