Q.宇都宮にバーが多いのはなぜですか?
A.「全国バーテンダー技能競技大会」において、1987年から宇都宮のバーテンダーが4年連続優勝を達成し、12年間で6人もの優勝者を輩出したことをきっかけに宇都宮のバーは盛り上がってきました。手前味噌になりますが、私自身も1988年に優勝を果たし、ほかの優勝者も私がバーテンダーとしてのノウハウを指導した後輩たちばかりです。1999年には「宇都宮カクテル倶楽部」が発足され、現在30店舗ほどのバーが参加しています。街全体では100店舗以上ものバーがあると言われています。

Q.バーテンダーによって味が違うって本当ですか?
A.カクテルはバーテンダーの手作りなので、同じレシピでも当然ながら多少の違いが生まれます。また、サイドカーやマティーニといったどのバーでもラインナップしているような定番のスタンダードカクテルでも、バーやバーテンダーによってレシピに隠し味などのアレンジを加えていることがあるので、その店ならではの特色を味わえるでしょう。バーテンダーが目の前でシェークするライブ感とともに、味に個性が反映されるカクテルの自由さをご賞味ください。

Q.バーの選び方のコツはありますか?
A.一口にバーと行っても、本格的なオーセンティックバーから気軽に楽しめるカジュアルバー、食事もできるダイニングバーまでさまざまな種類があるので、どのようにバーを楽しみたいか? を基準に選ぶと良いでしょう。そもそも違いが分からない……という場合は、深く考えずに「宇都宮カクテル倶楽部」のホームページを見て、写真などからお店の雰囲気で選ぶのもおすすめです。注意点としては、オーセンティックバーは7席のカウンターしかないところも多いので、少人数での入店がベター。最初は人数を問わず入りやすいカジュアルバーやダイニングバーを選ぶと楽しみやすいかもしれません。

Q.料金の相場はどのくらいでしょうか?
A. 宇都宮のバーの相場は、カクテル1杯1,000円前後。チャージ料金が必要なバーもあるので、お財布に余裕を持っておくと良いでしょう。「宇都宮カクテル倶楽部」のホームページやパンフレットに、どのくらいあれば楽しめるかの予算感も記載されているので、気になる方は事前にお目通しください。宇都宮のバーに慣れた方は「5,000円あれば何杯か飲んで楽しめる」とよく仰います。東京などの都会のバーに比べるとずっとリーズナブルですよ。

Q.どんな服装で行けばいいですか?
A.宇都宮のバーでドレスコードを設けているところはほとんどありません。Tシャツ・短パン・サンダルの軽装でも大丈夫ですが、バーのムードを味わうなら少し気取った方がマッチするでしょう。女性には夏場の温度調節に気を付けてもらいたいです。バーはたいてい冷房を効かせており、寒いと感じることもあるかもしれません。しかし、小さな店内で席ごとに温度を調節することは難しいので、ショールや羽織ものを1枚持参しておくと安心です。

Q.カクテルの名前を知らないのですが……
A.飲みたい味のイメージだったり、好きな色などを伺えれば、バーテンダーはそのオーダーにマッチしたカクテルをつくれるので安心してください。アルコールや甘みの度合い、フルーツ系とミルク系の好み、炭酸とアレルギーの有無など、具体的に伝えてもらえたらそれだけ飲みたい味わいに近づくはずです。メニュー表も用意されているので、そこから選ぶ方法でも大丈夫ですよ。映画のように「私に似合うカクテルを」という頼み方はバーテンダーが困るのでやめましょう(笑)。

Q.お酒が飲めなくても楽しめますか?
A.どのバーでもノンアルコールカクテルを数種類は用意しているものです。好みに合わせてバーテンダーがその場でアレンジするお店もあるので、お酒が飲めなくてもバーやカクテルの雰囲気を楽しんでいただけます。最近ではノンアルコールカクテルを、カクテルに似せた飲み物という意味の「モクテル」と呼ぶのがトレンドになっているようです。ノンアルコールカクテルを楽しむ文化が育ってきているので、お酒が飲めなくてもお気軽にどうぞ!


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時間/18:00~26:00
定休日/日曜日(月曜日が祝日の場合は営業)