武雄温泉に行きたい4つの理由
#4 クラフト

武雄の焼物に注目! 伝統工芸の工房巡りでととのう

武雄市は、焼物作りが400年以上も継承されている陶芸の里。
国の史跡に指定されている小峠窯跡や大谷窯跡など、市内には数多くの古窯跡が残されています。
黒牟田や黒髪山(くろかみやま)など市内の各地域に焼物の工房があり、
土の風合いを活かした陶器や白くつややかな磁器など、個性豊かな作品が作られています。
作家の工房を訪ね、お気に入りのひとつを探して。

※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。最新の公式情報をご確認ください。

黒牟田焼 丸田宣政窯
「自分用と、贈り物用に」と作品をお買い上げした米倉さん

黒牟田焼唯一の窯元で伝統の器に出合う 黒牟田焼 丸田宣政窯

緑豊かな山間にある黒牟田焼の工房で、2代目の丸田延親さんが民芸陶器を制作しています。土と釉薬が生み出す素朴な風合いが魅力で、お皿やお碗、酒器など、普段使いできる食器が揃っています。なかでも深い青色が丸田さんの作品の特徴。工房を訪ねた米倉さんは、ひとつひとつニュアンスの異なる作品のなかから、コバルトブルーの茶香炉をセレクトし、「なんとも言えないこの色が素敵ですね」とお土産に購入しました。

黒牟田焼 丸田宣政窯
住所/武雄市武内町真手野24767
電話/0954-27-2430
時間/9:00~17:00
定休日/なし

黒牟田焼 丸田宣政窯
敷地内には大きな登り窯が
黒牟田焼 丸田宣政窯
2代目の丸田さんは日展などの入賞・受賞歴も多数
黒牟田焼 丸田宣政窯
作品はすべて1点物。片口酒器セットは1万円~
黒牟田焼 丸田宣政窯
そうた窯
飽きのこない日常使いの器が揃う。
花弁紋マグ5,324円、花弁紋正角皿2,950円〜
そうた窯

深く青い染付けが魅力の有田焼をチョイス そうた窯

有田焼は、佐賀県有田町を中心に作られる磁器のこと。そうた窯では伝統の技法を用いながらも、現代の生活にも馴染む食器を制作しています。ロクロ目をあえて残すことでしっくりと手になじむフォルムに仕上げ、底に厚みをもたせて安定感を生み出すなど、細部にまで職人のこだわりが感じられます。ひと筆ひと筆手描きする文様は、古典柄をモダンにアレンジしたもの。深い藍色の濃淡で表現されたデザインは、うっとりするほどの美しさです。

そうた窯
住所/武雄市山内町大字宮野24089-1
電話/0954-45-6185
時間/8:30〜17:00
定休日/日曜日・祝日

そうた窯
職人がロクロを回し、ひとつひとつ手作りしている

手作り体験が楽しい 飛龍窯に行ってみました

飛龍窯は黒牟田地区にあり、世界最大級の容積を誇ると言われる登り窯です。
全長23mもあり、一度に約12万個の湯飲みを焼成することができるとか。
一帯は公園になっており、電気ロクロや電気窯、ガス窯ほかを備えた工房が。
陶芸教室では湯飲みやマグカップ、お皿などを手作りできます。
飛龍窯 大きな登り窯は見上げるほどの大きさ
飛龍窯
飛龍窯
陶芸体験は予約制。ロクロ体験は15分ほどで気軽に体験できる

飛龍窯
住所/武雄市武内町大字真手野24001-1
電話/0954-27-3383
時間/9:00~17:00(体験の最終受付は~16:00)
定休日/火曜日(祝日の場合翌日)
料金/ロクロ体験1,600円など