旅好きが考える行程はひと味違う あの人の旅プラン

手作りプラン掲載数No.1の「旅色の旅行プラン」とのコラボ連載。
後編は、眞島秀和さんの生まれ故郷・米沢の旅をご紹介。
温泉、料理、お酒と大人の旅の魅力が詰まった
説明なしでも楽しめる旅となっています。

俳優 眞島秀和さん これからの季節にぴったり!
「旅色の旅行プラン」とは?
今回のプランナーは...

俳優 眞島秀和さん

  • 前編 「旅について語る」
  • 後編 「プランをつくる」

名湯、グルメ、美酒 説明なしで楽しめる米沢旅

俳優 眞島秀和さん
俳優 眞島秀和さん

今回僕がご紹介する旅プランは、生まれ故郷である山形県米沢市を巡る1泊2日の旅です。元々そこまで郷土愛が強かったわけではないのですが、故郷から離れてみて気付いたのは、米沢は本当に旅行先にぴったりだということ。名湯の温泉宿、松茸や米沢牛などの味覚、米どころで育まれる名酒。そのラインナップを聞いただけで、説明なしに誰もが訪れたくなるような魅力が米沢にはあるのではないかと思います。いわば僕ら世代が楽しめるような米沢の旅プランを考えてみました。

この旅は4人くらいのグループで行くのがおすすめ。なんで4人かというと、金銭的な負担を減らして、お酒を楽しく飲む機会を増やすためです(笑)。米沢は車がないと周るのが難しいため、4人いれば割り勘で代行を呼んだり、タクシーの移動もしやすいだろうと思います。とにかく米沢では万全の体制で、おいしい料理とお酒を味わってほしいですね。山形と聞くと、東京から遠いイメージがあるかもしれませんが、東京駅から新幹線なら2時間程度で着きますし、山形駅を降りてから米沢周辺に行くのもそこまで遠くないので、気軽に旅を楽しめるはずです。おいしいものを食べて、飲んで、温泉に浸かって。気の置けない仲間たちと肩ひじを張らずに楽しめる、そんな旅はいかがですか。

俳優 眞島秀和さん

説明なしで楽しめる2大スポット

「小野川温泉 河鹿荘」

SPOT1小野川温泉 河鹿荘

小野小町が病に倒れたときにこの温泉に浸かって、病気が治ったという伝説から、その名が付いたという小野川温泉。この地に前身の温泉宿から数えると70年以上温泉宿を構えている「小野川温泉 河鹿荘」。2021年にリニューアルし、館内はラグジュアリーな空間へと刷新。また小野川温泉を楽しめる内湯、露天風呂、家族風呂を備え、料理には米沢牛など地元の旬の食材を使った料理が並ぶ。美湯美食の宿として評判を集めている温泉宿。

住所/山形県米沢市小野川町2070
TEL/0238-32-2221

眞島さん’s memo
俳優 眞島秀和さん

★ この旅館のおすすめポイントはなんと言っても、露天風呂。自然が豊かで景観が美しく、心からリフレッシュできます。実家からも近いため、泊まったことは数回しかありませんが、母を連れてここの日帰り温泉にはよく通っていました。雪深い時期に訪れると、より一層情緒が感じられます

★ 露天風呂からあがったら、お気に入りの酒蔵で買ってきたお酒を飲みながら、部屋でのんびり過ごすのが至高のひとときです

「米沢牛DINING べこや」

SPOT2米沢牛DINING べこや

米沢駅から徒歩3分のところにある、厳選した米沢牛を味わえるダイニング。すき焼き、焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶなどさまざまな絶品メニューが楽しめる。古民家から移築した梁や切り出した高畠石が随所に配置されるなど、内装にも趣向を凝らしており、モダンさと和の趣きが融合した空間も人気の名店。

住所/山形県米沢市東3-2-34
TEL/0238-24-2788
定休日/なし

眞島さん’s memo
俳優 眞島秀和さん

★ 米沢牛をいろいろなメニューで味わえる「米沢牛DINING べこや」さん。一番のお気に入りは、米沢牛の赤身を使ったすき焼き。米沢牛というと霜降りのイメージがあるかもしれませんが、さっぱりとした脂と肉のうま味を味わえる赤身をぜひ味わってみてほしい! 赤身の概念を覆すような絶品です

★ 店内もとてもおしゃれ。洗練された空間で上質の米沢牛を食べる、贅沢な時間を楽しめます

撮影/十河英三郎 取材・文/上野郁美(エフェクト) ヘアメイク/佐伯憂香 スタイリスト/momo

Profile
俳優 眞島秀和さん
眞島秀和Hidekazu Mashima

1976年11月13日、山形県米沢市生まれ。1999年、李相日監督の映画『青〜chong〜』で俳優デビュー。その後『海峡』、『おっさんずラブ』など、数々の話題作に出演。2021年には、東北新幹線が舞台となるドラマ『居酒屋新幹線』で主演し話題となる。映画「ある男」(石川慶監督)2022年11月18日全国公開、舞台「クランク・イン」(岩松了演出)2022年10月~に出演。