自然の豊かさと人の温かさに触れ
五感が喜ぶ
宮古島一人旅
私がおすすめするのは、1泊2日の宮古島旅。地元の方の温かさを何倍にも感じられる、一人旅プランをご提案します。これまでも一人で行ったからこそ、現地の方とのご縁がつながっていく瞬間が何度もありました。とくに宮古島に行ったときに必ず宿泊するプライベートリゾートホテルRENNのオーナー、RENさんからの紹介でいろんな方とつながることができたんです。そこからどんどんと知り合いが増えていき、今では道を歩いていても気軽に話せる人が増え、家族みたいな存在がたくさんいる場所になりました。
さらに五感をフルに使って宮古島の豊かな自然を味わえるのも、一人旅の醍醐味だと思っています。ノープラン旅行が苦手な私ですが、この島だけは例外で、スマホだけを持ってぶらぶらと散歩をすることがあるんです。それは目を奪われるような、海や空がそこかしこにあるから。目を閉じて波の音を聞いたり、ただボーっと紺碧の海や美しい空を眺めているだけで、極上の癒しの時間になります。――みんなと家族のように、つながっていける。時間を忘れさせるくらい、豊かな自然があふれている。そんな宮古島だから旅を終えたあとは自分の心のなかがすべて洗い流されたように、すっきりとリフレッシュできます。みなさんにもそんな宮古島旅をぜひ、体験してみてほしいです。
「プライベート
リゾートホテルRENN」
宮古島の南端・インギャーマリンガーデン近くの丘の上にたたずむ宿。全3部屋のみのプライベートヴィラで、全室オーシャンビュー。また各部屋に天窓付きのシャワールームと、屋上のプライベートスペースも完備されており、海や星など美しい自然を心ゆくまで楽しめる。
住所/沖縄県宮古島市城辺字友利422-2
TEL/0980-77-7859
定休日/なし
★ 初めて行った時に泊まって以来、3室のみというプライベートな雰囲気や、オーナーのRENさんの人柄、美しい自然に惹かれて、必ず泊まるようになったヴィラ。2回目以降は一人で行ったので、RENさんご夫婦が夜ご飯にいろんなところに連れていってくださり、さらに仲良しに。宮古島に行けば迎えてくれる、第二の家族のような存在です
★ こちらで特におすすめなのが夜。それぞれの部屋には屋上にプライベートスペースがついていて、そこに置かれたリクライニングチェアにごろりと寝ころびながら、満点の星を見上げる時間が大好きです
★ RENさんのお母さんが作る朝食も、楽しみにしていることの1つ。和風のときは沖縄そば、洋風のときはガレットと、沖縄の食材を使いながらさまざまなバリエーションを楽しめます。あれもこれもと出してくれる料理は少しボリューミーだけど、あまりのおいしさにペロッと食べられてしまうんです!
「東平安名崎」
三角形の形をした宮古島の最東端に位置する、沖縄県有数の景勝地。2km続く細長い岬から美しい海が望めるほか、テッポウユリをはじめとした200種類近い植物が群生し、訪れる人を魅了する。日本都市公園百選、国の史跡名勝天然記念物にも指定されている。
住所/沖縄県宮古島市城辺保良1221-14
TEL/0980-73-4585(宮古島市 都市計画課)
定休日/なし
料金/平安名埼灯台入場料300円
★ いわずと知れた宮古島のパワースポットですが、私が個人的におすすめするのが灯台「平安名埼灯台」の横に広がる崖。その近くに立つとものすごくパワーを感じるんです
★ ここにきたら必ず訪ねるのが、「平安名埼灯台」管理人のおっちゃん。運が良ければ三線を弾きながら自慢の歌声を披露してくれます。この前行った時はおっちゃんはお休みだったのに、どこからか私が来ていることを聞きつけて、わざわざ会いに来てくれました
★ このパワースポットで日の出を見ながらインストラクターさんとヨガをするのも、私の大好きな時間。早朝、車でこのあたりをまわり、その日最もパワーが感じられる場所を選んでヨガをします。徐々にあがってくるお日様の美しさ、耳には海のざざーっという心地よいさざなみ。この時間がとにかく気持ち良くて…! 心からリラックスできます
撮影/十河英三郎 取材・文/上野郁美(エフェクト) スタイリスト/柳翔吾