竹原市[広島県]

いいね!したくなる竹原市の名産品

古くから瀬戸内の交通の要衝として栄えた竹原市は、
江戸時代から続く酒造りや製塩などの食文化が受け継がれています。
瀬戸内海に面した港町なので、豊富な海の幸に恵まれているほか、
海と山に囲まれた地形を生かして育てられる農作物も豊富です。
そんな竹原市が誇る名産品の数々は、
ふるさと納税の返礼品で手軽に自宅でも楽しめます。

文/若宮早希

日本酒

独自の発展を遂げ
脈々と受け継がれる竹原の銘酒

日本酒

竹原市では江戸時代から酒造りが行われ、最盛期には26軒もの酒蔵が軒を連ねていました。明治時代には酒造家・三浦仙三郎が確立した「軟水醸造法」が取り入られ、独自に発展。日本で初めて行われた全国清酒品評会で藤井酒蔵の「龍勢(りゅうせい)」が日本一に輝き、広島の日本酒を全国に広めたという逸話もあります。現在市内には3つの酒蔵があり、竹鶴酒蔵の「竹鶴」、藤井酒蔵の「龍勢」、中尾醸造の「幻(まぼろし)」が人気銘柄。市内の飲食店で味わえるほか、道の駅たけはらなどで購入できます。

ワイン
ワイン

ワイン

ワイン

瀬戸内の気候を生かした
特別なジャパンワイン

瀬戸内海沿岸にある竹原市。温暖な気候と水はけのよい土壌がブドウ作りに適しているといわれ、かつての塩田跡地にはブドウ畑が広がっています。1911(明治44)年に導入されたブドウ品種、キャンベル・アーリーは“たけはらぶどう”として親しまれ、芳醇な香りとほどよい甘み&酸味がワイン造りにぴったりです。「瀬戸内醸造」では竹原市産のキャンベル・アーリーを使い、瓶内二次発酵により仕上げたスパークリングワインが評判。美しいロゼ色のワインは、その見た目からギフトにも人気です。

アヲハタジャム

フルーツのおいしさをギュっと
詰め込んだ自然な味わい

ジャムでおなじみのアヲハタの本社&工場があるのが竹原市。定番シリーズの「アヲハタ 55」は、果物本来の甘さや酸味を生かした低糖度のジャムです。果物のおいしさを丸ごと楽しめて、飽きのこない味わいで多くの人に愛されています。「アヲハタ まるごと果実」は、砂糖を使用せず果実と果汁のみで作られる自然の甘さと、ごろっとした果肉感が特徴のシリーズ。竹原市のふるさと納税返礼品では、いろいろなフレーバーのジャムを食べ比べできる詰め合わせが人気です。

アヲハタジャム
竹工芸品

現代の生活にも溶け込む
手作りの竹細工たち

竹原市には、地名の由来になったといわれる豊かな竹林があり、竹を使った工芸品が古くから親しまれています。ザルやカゴ、うちわなどは、生活の道具として作られ、和モダンなデザインがインテリアとして人気です。ひとつひとつ手で編み込んだ竹の工芸品は丈夫で水に強く、環境にもやさしいことから、現在でも地元の方々をはじめ、多くの方の生活に取り入れられています。「たけはら町並み保存地区」にある「まちなみ竹工房」では職人の丁寧なアドバイスを受けながら「竹細工体験」ができ、旅の思い出にオススメです。

竹工芸品

竹工芸品

峠下牛

市内の牧場で育てられた
竹原市のブランド牛

峠下牛を生産する竹原市の峠下畜産は、和牛とホルスタイン種を交配させて産まれたメス牛だけを肥育する全国でも珍しい牧場です。成長に時間がかかると言われるメス牛を丹精込めて育て、肥育した牛を加工から販売まで一貫して行います。肉質はやわらかく、旨味があるのが特徴。卸売内場「竹原流通センター」内にある峠下畜産のお店では、精肉のほかにローストビーフなどの加工品も。ふるさと納税でも味わえます。

峠下牛
おさしみ定期便
おさしみ定期便

おさしみ定期便

瀬戸内海の幸を堪能できる
ぜいたくな地魚のセット

竹原市のふるさと納税の返礼品として注目されているのが「おさしみ定期便」。市内の港で水揚げされる瀬戸内海の旬の魚が届きます。獲れた魚は活〆し即日加工、液体急速凍結機を使って急速冷凍するので鮮度は抜群。獲れたてと遜色ないおいしさが約1年間続きます。内容はマダイやクロダイ、マダコ、メバル、イカ、カレイ、ヒラメなどのなかから旬のものを4~5種類。サクの状態で届くので、好みの大きさに切り分けていただきます。

竹原市のふるさと納税返礼品

山海の豊かな自然に恵まれた竹原市の名産品は、ふるさと納税の返礼品にもなっています。旅先で気に入ったあの味を自宅でもう一度楽しんだり、趣のある工芸品を生活に取り入れてみたり。竹原市を応援しつつ、家にいながら旅気分にひたってみませんか。