AREA FEATURE 青森県

樹氷、雪原、アート、温泉・・・。 八甲田・十和田 いつか行きたい冬の雪国へ

厳冬期を彩る迫力の絶景を堪能し現代アートや温泉でほっこり

八甲田山、奥入瀬渓流、十和田湖は青森県を代表する観光スポット。四季折々に美しいですが、日本トップレベルの大きさの樹氷や雪原、凍りつく滝などが見られる真冬の景観は特に圧巻です。
自然の驚異を体感した後は、アートの町として知られる十和田市や歴史ある蔦温泉でのんびり、あたたかく過ごすのもおすすめ。グリーンシーズンとはひと味違った冬の旅を青森で満喫しましょう。

文/合津 玲子

十和田(青森県)
ACCESS
●JR東京駅 ⇒ 東北新幹線はやぶさ約2時間50分 ⇒ JR八戸駅 ⇒ 路線バス「冬のおいらせ号」約1時間30分 ⇒ バス停焼山
●JR新大阪駅 ⇒ 東海道新幹線のぞみ約2時間30分 ⇒ JR東京駅 ⇒ 東北新幹線はやぶさ約2時間50分 ⇒ JR八戸駅 ⇒ 路線バス「冬のおいらせ号」約1時間30分 ⇒ バス停焼山
※冬のおいらせ号(予約制)は2月28日までの限定運行。
※新型コロナウィルスの影響により、施設の営業日・営業時間が変更になっている場合があります。
最新の公式情報をご確認ください。

アウトドア編 白銀の世界で雪原 & 樹氷を堪能

2月の十和田湖・八甲田山エリアは、あたり一面雪景色となり、
樹氷や氷柱も見られ、自然が描く芸術に心が躍ります。
八甲田ロープウェイに乗り、樹氷を観賞
八甲田ロープウェイに乗り、樹氷を観賞

八甲田山に多く植生するアオモリトドマツに氷と雪がぶつかってできあがる樹氷は、「スノーモンスター」と呼ばれるほどの大きさと規模が自慢。八甲田ロープウェイに乗れば、眼下に大小の樹氷が望め、山頂からの眺めも抜群です。

八甲田ロープウェイ 住所/青森市荒川寒水沢1-12
電話/017-738-0343
時間/9:00~15:40(夏季~16:20)
休/強風時
料金/片道1250円、往復2000円

雪の奥入瀬渓流で氷瀑・氷柱に圧倒される

雪に覆われた幻想的な奥入瀬渓流沿いをスノーシューで歩けば、岩壁から流れ落ちる滝が描きだす氷瀑・氷柱が各所で見られます。太陽の光を受けキラキラと輝く雪と氷の世界で、心静かなひと時を過ごしましょう。

奥入瀬渓流 住所/十和田市奥瀬60

雪の奥入瀬渓流で氷瀑・氷柱に圧倒される
雪の奥入瀬渓流で氷瀑・氷柱に圧倒される
雪と光のコラボレーションを楽しむ
雪と光のコラボレーションを楽しむ
雪と光のコラボレーションを楽しむ

開催中の「アーツ・トワダ ウインターイルミネーション2020」は、十和田市現代美術館のアート広場が青色LEDで埋め尽くされ、まるで光のじゅうたんのよう。広場に置かれたアート作品とのコラボレーションも美しく、幻想的な気分に浸れます。

アーツ・トワダ ウインターイルミネーション2020 住所/十和田市西三番町3 十和田市現代美術館前 アート広場
電話/0176-51-6773(十和田市商工観光課)
期間/2021年2月14日まで
時間/16:30~21:00

千年を超える歴史ある神社を詣でる
千年を超える歴史ある神社を詣でる

十和田湖畔に佇む十和田神社は龍神伝説に彩られたパワースポット。古くから吉凶を占う場として信仰を集めています。宮司が祈念した「おより紙」を湖に投げ、浮かんでこなければ願いが叶うといいます。運試しにぜひ。

十和田神社 住所/十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
電話/0176-75-2508

インドア編 グルメとアート、温泉で身も心もホカホカに

十和田市全域で取り組む「Arts Towada」の魅力に触れ、
歴史ある蔦温泉で温泉に浸かり、唯一無二の世界観を楽しみましょう。
十和田市が誇るアートに魅せられる 《フラワー・ホース》 チェ・ジョンファ(韓国)

十和田市現代美術館 住所/十和田市西二番町10-9
電話/0176-20-1127
時間/9:00~17:00(最終入館16:30)
休/月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
観覧料/1200円、企画展のない時期は520円

十和田市が誇るアートに魅せられる

草間彌生、ロン・ミュエクなど世界で活躍するアーティストの作品が見られる十和田市現代美術館。各アートに合わせた展示室を設けており、アートと空間が一体になった世界観が楽しめます。また、十和田のまちを美術館にするプロジェクト「Arts Towada」の中核にもなっており、10周年記念の企画展も必見です。

十和田市が誇るアートに魅せられる 《光の橋》 アナ・ラウラ・アラエズ(スペイン)
現代美術館のカフェでスイーツにほっこり

十和田市現代美術館にあるカフェ「cube cafe & shop」では、地元のおいしいものを厳選し、企画展とコラボしたアートにちなんだスイーツなどを提供しています。「氷瀑りんごパフェ」は、りんごのジェラートに、氷柱に見立てた2色の飴をトッピングした、冬だけの限定スイーツ。青森名産のアップルパイなども美味。

現代美術館のカフェでスイーツにほっこり
現代美術館のカフェでスイーツにほっこり

cube cafe & shop 住所/十和田市西二番町10-9
電話/0176-22-7789
時間/9:00~16:30
休/月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始

歴史ある蔦温泉で日帰り湯を楽しむ
歴史ある蔦温泉で日帰り湯を楽しむ

奥入瀬渓流沿いにある蔦温泉旅館は、明治42(1909)年創業の老舗旅館。源泉の上に浴槽があり、湯船の底板から湧きだしたばかりの新鮮な温泉が楽しめるのが何よりの魅力です。文人墨客にも愛された木造の建物も風情たっぷりです。

蔦温泉旅館 住所/十和田市奥瀬字蔦野湯1
電話/0176-74-2311
立ち寄り湯料金/800円
時間/10:00~16:00(15:30受付終了)

ご当地グルメ、十和田バラ焼きを食す

十和田市民のソウルフードといえばバラ焼き。戦後まもなく生まれた家庭料理で、牛バラ肉と玉ねぎに甘辛いタレが絡み合い、やみつき必至のおいしさです。豚肉や馬肉を使う店もあり、食べ比べも楽しそう!

ご当地グルメ、十和田バラ焼きを食す