坂井市のシンボル、丸岡城から旅はスタート。
坂井市民熱愛の油あげや、
おいしい水とお米から生まれた美酒、
冬の味覚の王様・越前がになど、ここならではの
おいしさに出会います。
車 約30分
車 約30分
日本に12か所しかない現存天守が今なおそびえ立つ丸岡城。屋根瓦は焼き物ではなく福井産の笏谷石(しゃくだにいし)などを使った石瓦という珍しい作り。また、2重3階の望楼型や、自然石を組み合わせた「野づら積み」の石垣など、古風で荒々しくも素朴な佇まいが印象的。急角度で作られた階段を、ロープをつたって望楼へ。市内を一望し、日本海も遠く望める眺望は、旅のスタートにぴったりです。
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住所/坂井市丸岡町霞町1-59
電話/0776-66-0303
時間/8:30~17:00(最終入場16:30)
定休日/なし
料金/大人450円
丸岡城を応援したいという人におすすめしたいのが、丸岡城「百口城主」。2,000円以上の定額を毎月寄付する自動継続寄付でポイントを貯めて「城主証」を手に入れると、丸岡城の入場料が永久無料になるなどさまざまな特典が。
徒歩 約2分
丸岡城のふもとに、2020年4月にオープン。甲冑が入口でお出迎えし、天井まである本棚には、お城や大名に関する本がずらりと並びます。実はこのカフェ、丸岡城周辺のにぎわい創出を目指す市民たちが開いたもの。柴田家の家紋が入ったカップでいただくコーヒーや、丸岡城の五角形のお堀をかたどった水ようかんなど、メニューもユニーク。お城にまつわる映像鑑賞や、甲冑ストラップ作りなどの体験もできます。
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住所/坂井市丸岡町霞町1-25
電話/0776-65-9912
時間/8:00~17:30(LO)
定休日/不定休
徒歩 約8分
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」。戦国武将が陣中から妻にあてた、家を守り家族を愛する気持ちが、短い文面に込められた手紙。それにちなんで始まった「一筆啓上賞」の作品を展示しているのが、この資料館です。故郷や母を思う切ない気持ち、子どもの純粋だけどドキリとしてしまう言葉など、短いフレーズだからこそ、想像がふくらむ手紙ばかり。読めば誰かに気持ちを伝えたくなるかも。
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住所/坂井市丸岡町霞町3-10-1
電話/0776-67-5100
時間/9:00~17:00(最終入場16:30)
休/なし(12月29日~1月3日は休館)
料金/200円
車 約20分
車 約20分
丸岡城を出発し山道を登ること20分、小川のほとりにある谷口屋。ここは坂井市民が愛する大判の油あげの、揚げたてがいただけるレストランです。約10㎝角の豆腐をじっくり50分ほど揚げ、ひとまわり大きくなって出来あがる油あげは、皮がカリッと香ばしく、なかの生地はふんわり、濃厚な大豆の香りが広がります。まずは、そのままカリッと楽しみ、次に越前塩をかけて、最後はたっぷりの大根おろしに特製ステーキソースをかけて食べるのがおすすめ。
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住所/坂井市丸岡町上竹田37-26-1
電話/0776-67-2202
時間/12月~2月は11:00~15:00(LO)、3月~11月は10:30~15:00(LO)
休み/火曜日
車 約20分
車 約20分
谷口屋から竹田川沿いに下り清流沿いにある久保田酒造。水に恵まれたこの場所で生まれるのは、「富久駒」など、福井県を代表する名酒の数々です。毎年12月から発売する純米原酒の「鬼作左 袋吊り搾り」は、袋から滴り落ちるしずくだけをとることで、雑味のないやさしい口当たりで、フレッシュな味わい。巨大なタンクに圧倒される酒蔵見学は、冬の仕込みの時期が各工程を見られるのでおすすめ。利き酒とともに、楽しんでみて。
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住所/福井県坂井市丸岡町山久保27-45
電話/0776-66-0123
時間/8:00~17:00
休み/日・祝(酒蔵見学の予約は応相談)
料金/酒蔵見学300円(前日までに要予約。おみやげ付き)
車 約15分
車 約15分
若き日の明智光秀が雌伏し、妻が光秀のために自慢の黒髪を売って連歌会の費用にしたという「黒髪伝説」が残るお寺。南北朝の戦いに倒れた新田義貞が葬られたお寺でもあり、本堂には義貞公の像がまつられています。本尊の木造阿弥陀三尊像は、鎌倉時代のもの。越前は一向一揆の嵐が吹き荒れたため、この時期の仏像が残っているのは大変珍しいのだとか。寺の歴史を住職に学びながら、時間の流れに思いをはせます。
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住所/坂井市丸岡町長崎19-17
電話/0776-66-3675(平日は「まごころ保育園」0776-68-0756まで)
時間/拝観自由(本堂見学、住職法話は要予約)
車 約30分
車 約30分
夕日のきれいなビーチがすぐ目の前、三国の漁港から運ばれる新鮮魚介のレストラン&限定3室の宿。冬に絶対食べたいのが、かにみそしゃぶコースです。店主自らが目利きした旬の越前がには、鍋に入れるとふわふわと身が広がって花のよう。活きがにからしかとれない“かにみそ”も入れて、かにみそポン酢にしていただくと、身のうまみと、みそのコクが口いっぱいに広がります。夜は、源泉かけ流しの温泉で旅の疲れを癒しましょう。
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住所/福井県坂井市三国町宿3-7-22
電話/0776-82-8558
時間/11:00~14:00(13:30LO)、夜は要予約18:00~22:00頃
定休日/木曜日
料金/かにみそしゃぶ付き会席フルコースプラン(1泊2食付き)52,800円
東尋坊などの雄大な自然と、
北前船交易で栄えた歴史が
同居する海のまち・三国。
どこか新鮮、だけど懐かしいまちに
触れてみましょう。
江戸時代には北前船の交易でにぎわっていた三国湊町。今も格子戸が連なる町家や蔵などが並び立っています。旧岸名家は、材木商の邸宅。船箪笥のある帳場や囲炉裏や井戸のある台所など、当時の暮らしぶりを感じることができます。旧森田銀行本店は、大正時代に建てられた福井県内最古の鉄筋コンクリート建築。西洋風の外観や漆喰装飾の天井などに、交易地として隆盛をきわめていた時代がしのばれます。
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旧岸名家
住所/坂井市三国町北本町4-6-54
時間/9:00~17:00
休み/水曜日
料金/100円
旧森田銀行本店
住所/坂井市三国町南本町3-3-26
時間/9:00~17:00
休み/月曜日
料金/無料
徒歩 約2分
江戸時代に始まり、200年以上の歴史をもつ三国提灯のいとや。昔ながらの工程をすべて手作業で行い、お祭りや神社仏閣の提灯を作るだけでなく、照明インテリアの製造など、新たな取り組みも行っています。カフェに併設された体験工房では、スタンプや切り紙で飾った和紙を骨組みに糊付けして完成させる、オリジナル提灯づくりが人気。東尋坊や越前がになど、福井の名所・名物スタンプや、花のスタンプを組み合わせて、自分だけの提灯を作ってみては。
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住所/坂井市三国町北本町4-4-46
電話/0776-81-3574
定休日/水曜日
料金/三国提灯づくり体験 1個3,600円(前日までに要予約)
徒歩 約2分
三国湊町の古民家を改装したお店は、三国で生まれ育ち数々の受賞歴をもつシェフがオープンしたフレンチレストラン。前菜からメインまで、三国町をはじめ地元の新鮮な食材や、福井県ならではの食材にこだわったフレンチです。ランチは、1,600円~4,000円までの3つのコースを用意。レトロな店内で、オーダーメイドの越前焼の器で供される料理は、盛り付けも美しく、洗練された新感覚の味わい。ぜいたくなひと時が過ごせます。
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住所/坂井市三国町北本町4-5-31
電話/0776-97-9237
時間/11:30~14:30(13:30LO)、18:00~24:00(23:00LO)
休み/火曜日
車 約10分
車 約10分
日本海に面した海岸線に、荒々しく削られた断崖絶壁が延々1㎞以上も続く、世界でも3か所しかない風景が見られるのがここ東尋坊。約1300万年前に地表近くまで上昇したマグマが柱状に固まり、地表に出てきて波風で少しずつ削られていった結果、この絶景ができたのだとか。雄大な風景を眺めていると、なんだか開放的な気分に。風の穏やかな日ならば、遊覧船で海の上から岩を眺めることもできます。香ばしい香りを漂わせる海鮮を食べ歩きするのも、水平線に沈む夕日を見るのも楽しい。
[DATA]
住所/坂井市三国町安島
歩いてすぐ
岩場の上、先端に近い場所にあるのが、その名もIWABA CAFE。コーヒーショップの佇まいと、荒々しい岩場のコントラストがなんだかユニーク。岩場ブレンドなどのドリンクメニューをテイクアウトするのもよし、快適な店内で岩場サンデーなど絶品スイーツでくつろいでもよし。東尋坊を見下ろせる店内でも、奥のガラス張りのソファ席が特に人気なのだとか。
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住所/坂井市三国町安島64-1-9
時間/10:00~日没
休み/不定休
車 約10分
車 約10分
東尋坊から見下ろせる鮮やかな朱色の橋の先が、神が宿る島ともいわれる雄島。橋を歩いて渡り終えると、石造りの大鳥居がお出迎え。島内は1周40分ほど、森林浴を楽しみながら散策できます。深い緑に囲まれた石段を登ったところにある大湊神社は、海で働く人たちの守り神。年に一度の雄島祭りでは船神輿を担いで海を渡る、勇壮な光景が繰り広げられます。神社の赤い鳥居の向こうに、東尋坊が見えるのも神秘的です。
[DATA]
住所/坂井市三国町安島