
福岡・博多といえば鍋料理の宝庫。冬場は旬のクエを使ったアラ鍋のほか、定番のモツ鍋、水炊きも美味です。甘さたっぷりの福岡限定のいちご「博多あまおう」は、1月から4月が食べごろ。そのままで、あるいはスイーツで、味わいましょう。
お腹がいっぱいになったら筥崎宮や太宰府天満宮などの古社で初詣はいかが? 太宰府には、歴史ある大宰府政庁跡や、「令和」にゆかりの坂本八幡宮などもあり、積み重ねてきた歴史のエネルギー感じる散策が楽しめます。
文/合津 玲子
- ACCESS
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●羽田空港 ⇒
飛行機約2時間 ⇒ 福岡空港 ⇒
地下鉄5分 ⇒ 博多駅
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●伊丹空港 ⇒
飛行機約1時間15分 ⇒ 福岡空港 ⇒
地下鉄5分 ⇒ 博多駅
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いましか味わえない幻の魚クエをはじめ、鶏肉、モツなど、
さまざまな材料を使った鍋料理は博多の名物。
野菜たっぷりだからヘルシーなのもうれしいところ。
冬は大粒のいちご・あまおうスイーツもぜひ!
冬の高級魚クエは滅多に獲れない幻の魚。鍋にすると、身と皮の間のゼラチン質が溶け出し、プリッとしたうま味が口いっぱいに広がります。フグ以上ともいわれる上品な味をお楽しみあれ。
モツ、キャベツ、ニラなどを煮て食べる、季節を問わず人気のモツ鍋。スープは味噌、鶏ガラ、醤油など店によって異なるので、食べ比べるのもよし。〆にはちゃんぽん麺やご飯を入れるのがおすすめ。
鶏コラーゲンをたっぷり含んだ水炊きはスタミナ食としても知られる博多の伝統料理。店によって透明、白濁2種類のスープがあり、鶏肉と野菜を入れていただきます。唐揚げや鳥刺しのついたコースで食べるのが定番です。
あまおういちご大福最中(650円〜)
あまおう団子(700円〜)
鍋だけでなく、冬に味わいたいのが大粒で真っ赤に実ったいちご。その王様ともいえる「あまおう」とあんこのコラボが楽しめるスイーツを「太宰府参道 天山」で味わうことができます。食べ歩きにぴったり。
太宰府参道 天山本店
住所/福岡県太宰府市宰府2-7-12
電話/092-918-2230
営業/8:30~17:30
休/不定休
あまおうスイーツは11月中旬~5月初旬の期間限定。

太宰府天満宮や筥崎宮、大宰府政庁跡など、
由緒ある神社や歴史的スポットで新しい年の飛躍を誓いましょう。
学問の神様を祀る
だざいふてんまんぐう
太宰府天満宮
平安初期、京都から左遷された菅原道真公を祀る神社。学者や政治家として非凡な才能を発揮した道真公は「天神さま」としていまも慕われています。壮麗な造りの御本殿や楼門、道真公を慕い都から一夜で飛んできたと伝わるご神木「飛梅」などを巡り、ご利益をいただきましょう。
住所/福岡県太宰府市宰府4-7-1
電話/092-922-8225
参拝時間/6:30~18:30(季節によって異なる、1月1日~3日は24時間開門)
縁結びスポットとして知られる
ほうまんぐうかまどじんじゃ
宝満宮竈門神社
主祭神に玉依姫命(タマヨリヒメ)をお祀りする、縁結びにご利益ありといわれる神社。古くは大宰府政庁の鬼門除けや厄除けの神様としても信仰されてきました。宝満山の豊かな自然に囲まれた境内には神聖な空気が漂い、新たな気持ちで新年を迎えられそうです。
住所/福岡県太宰府市内山883
電話/092-922-4106
参拝時間/参拝自由(授与所は8:30~18:00)
日本三大八幡で開運勝利の神
はこざきぐう
筥崎宮
平安時代創建と伝わる、由緒ある神社。応神天皇、神功皇后、玉依姫命の三柱を祀り、厄除け・勝ち運の神として知られています。本殿・拝殿、楼門、一之鳥居など多くの建物が国指定重要文化財に指定。また、境内は四季折々の花が咲き、1月は花庭園で冬牡丹が見ごろです。
住所/福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
電話/092-641-7431
参拝時間/5:00~19:00(季節によって異なる)
太宰府の歴史を物語る
だざいふせいちょうあと
大宰府政庁跡
“大宰府”は7世紀後半から平安時代にかけて外交の拠点となった地。広大な史跡地には礎石が残り、その規模を偲ばせます。近くには、大友旅人邸跡の候補地のひとつといわれる坂本八幡宮があり、ここで催された「梅花の宴」の歌32首の序文が、元号「令和」の出典といわれています。万葉の昔に思いをはせつつ、散策を楽しみましょう。
住所/福岡県太宰府市観世音寺4-6-1
電話/092-922-7811(大宰府展示館)