癒しの郷・湯梨浜を自遊に歩く冬の旅

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2013年放送の「テラスハウス」で注目を浴び、以来、雑誌やテレビ、映画などで幅広く活躍する筧美和子さん。旅はひとり旅をするのも大好きで、たくさん歩いて、思いがけない出合いをするのが醍醐味だと語ります。今回訪れた鳥取県湯梨浜町でも、素敵な“お散歩旅”ができたそうです。写真/福井麻衣子 スタイリング/津野真吾(impiger) ヘアメイク/白水真佑子 文/合津玲子

コート44,000円(Sov. | フィルム 03-5413-4141)、パンツ27,000円(ottod'Ame | STOCKMAN 03-3796-6851)、ブーツ20,000円(ダイアナ | ダイアナ銀座本店 03-3573-4005)、ピアス8,800円、リング7,810円(共にフォリフォリ | フォリフォリジャパン 0120-940-630)、バッグ10,000円(FIORELLI | T-square Press Room 03-5770-7068)、その他スタイリスト私物

※表示価格はすべて、税抜表示となります。



Special Interview Miwako Kakei

今回、旅した鳥取県の湯梨浜町は、東郷湖周辺を中心に巡るウォーキングが楽しめる町。歩くのが大好きな筧さんにはもってこいの場所だったといいます。

湯梨浜町の旅はいかがでしたか。

東郷湖周辺や海辺など、町の隅から隅まで行くことができて、とても楽しかったです。最初に行った東郷湖は、静かで景色もよくて、気持ちがよかったです。湖畔の「めぐみのゆ公園」には白鳥がいて、ちょっとびっくりしました。間近で見ることって、東京ではなかなかないので。人懐こくて、かわいかったな。湖周辺には、足湯がたくさんあって、全部温泉なのも驚きました。どうしてかなって思ったら、湖の中から温泉が湧いているんですって。珍しいですよね。私も「福禄寿の湯」と「寿老人の湯」に入ってみましたけど、ちょうどいい温度で温まりました。湖畔を歩いて、疲れたら途中で足湯に浸かってリフレッシュする。歩くのが大好きな私にとって、これって理想的な旅だなって思いました。

海辺にも行かれました。

海辺の食堂にお邪魔して、名物のひらめ丼をいただきました。ぷりぷりしていて、透明感があって、すごくおいしかったです! とろろと一緒に食べたんですけど、その組み合わせがバッチリでした。お店の窓からは日本海が広がっていて、それも素敵で。地元の食堂って、旅に来た気分になれて、いいなって思いました。

そのあとは、人生初のグラウンド・ゴルフにも挑戦しました。

はい。ここは、もうコースからみえる景色が最高でした! 真っ青な海が一望できて、日本じゃないみたい。本当に癒されました。プレイのほう、ですか。うーん、最初はうまくボールが飛ばなかったんですけど、だんだん当たるようになって、最後は無事にホールインできて、気持ちよかったです。グラウンド・ゴルフは年配の方も気軽にプレイできるので、今度は家族と一緒にプレイしたいですね。

コート76,000円(ALYSI | BLOB LIMITED 03-5468-2601)、ニット23,000円(Sov. | フィルム 03-5413-4141)、ブーツ29,000円(タラントン by ダイアナ | ダイアナ銀座本店 03-3573-4005)、ピアス60,000円、リング75,000円(共にSAKA | PRIMA CLAIRE 03-3770-1733)、その他スタイリスト私物

※表示価格はすべて、税抜表示となります。



旅はよく行かれるほうですか。

旅は大好きです。以前は、長い休みが取れると海外に行くことが多かったんですが、最近は行けないので、もっぱら近場に出かけます。温泉に行ったり、あとはおいしいものを食べに行ったり。たとえば、福岡を旅したときは、最初からグルメ旅と決めて、分厚いハムカツや餃子、お寿司など、2日で8軒のお店に行って、食べまくりました! 夜はスナックにも行ってみたり。観光スポットには行かなかったけど、そんな旅もたまにはいいかなって。

それはすごい! ほかにはどんな旅を?

最近は母と姉と3人で行く女子旅が楽しいですね。温泉地が多いかな。お宿でゆったり温泉に浸かったら、2日目は近場の観光スポットに出かけます。ただ、細かなスケジュールは立てないで、行きたい場所は1カ所チェックするぐらい。いろいろ決めないで、知らない町を歩きまわるのが好きなんです。その途中で、穴場みたいなところを偶然見つけられたらワクワクする、みたいな。結構冒険が好きなんです。女子旅のときは、だいたい姉がスケジューラーになってくれるので、私はおいしいお店をチェックする係。役割分担ができていて、いい感じで旅ができています。

では、これまでで一番思い出深い旅について教えてください。

初めてひとりで行ったマルタ島ですね。素敵な島だとテレビ番組で紹介されていて、ずっと気になっていたんです。そうしたら、たまたま長めのお休みがもらえて、でも友人が誰も予定が合わなくて、よし、じゃあひとりで行ってみようと。最初はドキドキしたけど、トランジットができたあたりで気が楽になって、「もう無敵だ!」ぐらいな気持ちになりました(笑)。マルタ島は小さな島なので、歩いてどこへでも行けちゃうので、教会に行ったり、お店をのぞいたりと、アクティブに過ごしました。

マルタ島は、周辺の離島も素敵だといいますね。

離島には、最初は行く気はなかったんですけど、チラシを見ていたら急に「よし、行ってみよう」って変なスイッチが入っちゃって、気が付いたら船に乗っていました(笑)。おかげで、見たこともないエメラルドグリーンの美しい海に出合えました。透明度の高い海では魚が泳いでいるのが透けて見えて、本当に素敵だったなあ。島の人たちも優しくて、のんびりできたし、ひとりで海外旅行ができたことが自信になって、ひとつ階段を昇った気分になれたし、思い出深い旅になりました。


国内の旅はいかがですか。

国内でも、ひとりでふらっと行けたら大人だなって思います。暇なときに、自分で運転してとか。そう、実は最近、免許をとったんです。だから、のんびり車で国内旅行に行きたい。知らなかった場所に出合えたり、リフレッシュできたり、旅っていろんな喜びがつまっている時間だなって思うので。

旅先では写真はよく撮りますか。

実は、義兄がカメラマンで、撮影しているのを見て「楽しそうだな」と思ったのがきっかけで、今、フィルムのカメラを使っているんです。スマホでももちろん撮りますけど、もともと、機械が苦手なので、アナログのほうが操作しやすいかなと思って。フィルムで撮る写真の感じも素敵だし。ただ、めちゃくちゃ失敗するので(笑)、多めに撮るようにしています。一緒に行った人を撮ったり、風景を撮ったり。帰ってきて、それを現像して、改めてみんなで見るのも好きです。フィルムカメラは、撮ったその場で見られないぶん、ワクワクできる時間が増えて、思い出がたくさん残っていく感じがいいなって思います。

わたしの旅アイテム

荷物からその人となりが意外に見えるもの。
筧さん、旅に欠かせないグッズを教えてください。

わたしの旅アイテム

かかと靴下は、つま先は出ているのに足全体が温まる不思議な靴下。移動中やちょっと寒いときに便利です。アルコールハンドジェルも必需品。お気に入りはレモンの香りです。ほかに本やタブレットも旅先では欠かせません。

筧美和子
筧美和子
Profile
東京生まれ。2013年に『ワンライフモデルオーディション』で準グランプリに選ばれ、同年、フジテレビ系『テラスハウス』に出演。近年はCM、バラエティ番組のほか、女優としても活躍中。