水の都松江で過ごすごほうび時間

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ドラマや映画、CMなど、各方面にひっぱりだこの高橋メアリージュンさん。忙しい毎日ですが、オフの日にはふらっと一人旅に出ることもあるのだとか。そこでのハプニングや自然との出会い、以前から来たかったという松江の旅の印象などを飾らない言葉で語ってくれました。写真/藤原晋介 スタイリング/松野下直大 ヘアメイク/堀絋輔(プラスナイン) 文/田中絵真


トレンチコート72,000円(アンダーソン ベル|UTS PR 03-6427-1030)、シャツ37,000円(スウォッシュ ロンドン|UTS PR 03-6427-1030)、ピアス36,000円(ルフェール|UTS PR 03-6427-1030)、バッグ45,000円(オソイ|UTS PR 03ー6427ー1030)、デニム21,000円(ジースター ロウ|ジースター ロウ 03-6890-5620)

※表示価格はすべて、税抜表示となります。

Special Interview Maryjun Takahash

今回旅したのは、島根県の中核・松江。いつも旅の目的は「雄大な自然」という高橋さんにとって、ご褒美のような旅になったと話します。

松江を旅してみて、印象はいかがでしたか?

最近仲良くしている友達が島根県出身で、ずっと行きたいと思っていたところです。旅してみたら、とっても穏やかな土地という印象。自然も穏やか、人も穏やかで。お店の方、宿の方にもすごく温かく迎えていただけました。松江城のお堀を巡る遊覧船に乗っている間も風がやさしくて、来てよかった!って思いました。

ご出身の滋賀県と同じく、大きな湖が印象的でしたね。

やっぱり湖のある景色は懐かしく感じます。もともと夕日や朝日や星空を見るのが大好きなんですけど、都会では建物に隠れてあまり見えなくて……。だから、水平線に落ちる美しい夕日を見られたのはご褒美のように嬉しかったです。夕日は天気に左右されることも多いですが、今回は雲ひとつないお天気で、最高の景色でした!

茶の湯のまち・松江のお抹茶や和菓子はいかがでしたか?

家でお抹茶を飲むこともあるのですが、ちゃんと点てていただいたお茶はすごくクリーミーで香りがいいですね。「喫茶きはる」ではいくつか和菓子をいただきましたが、特に感動したのはわらび餅! もともと好きでよく食べるのですが、きはるのわらび餅は口の中でとろけて絶品。驚きのおいしさでした。宿では温泉にも3回入って、庭園を見ながらお茶を飲んで、贅沢な時間を過ごしました。市花が椿と聞いたので、その時期にまた来たいな。

八重垣神社ではていねいにお参りしていましたね。

神社にお参りするのも好きで、旅先やロケ先で見かけたときは、必ずお参りします。「お邪魔します」という気持ちで挨拶して手を合わせて。かわいいお守りがいっぱい売っていたので、友達や家族にたくさん買っちゃいました。そうそう、鏡の池の縁占いは、意外にもものすごく早く沈んだんですよ(池に浮かべた占い用紙が早く沈むと縁が近いといわれている)。良縁は近くにあるのかな?なんて、盛り上がっちゃいました。



チェックダディジャケット63,000円(アンダーソン ベル|UTS PR 03-6427-1030)、ハイゲージタートルニット26,000円(ラッピンノット|UTS PR 03-6427-1030)、ウエストバッグ36,000円(オソイ |UTS PR 03-6427-1030)、デニム24,800円(ブラスバンド|リアルスタイル 0745-43-6355)、ピアス1,600円(ゴールディ|ゴールディ0120-390-705)、ブーツ(スタイリスト私物)

※表示価格はすべて、税抜表示となります。


最近はどんな旅をしていますか?

ここ1年くらいかな? ガイドブックを見て気になる絶景ポイントがあると、一人でふらっと出かけるんです。休みの日に家にいたり東京で出かけるのと、どこかに旅に出るのとでは、同じ1日でもまったく違う。心の底からリフレッシュできますね。去年は地元なのに行ったことのなかった、琵琶湖バレイに行きました。琵琶湖を見下ろす山の上にリフトで登ると、雪が積もっているのに桜が満開という、見たことのない絶景! そこでカフェに立ち寄って、小さな雪だるまが置かれていたのがかわいくて自撮りしようとしたら、コーヒーを膝の上にひっくり返しちゃって(笑)。デニムがびっしょりのまま、1日過ごしました。でも、そんな失敗も一人旅ならではの楽しさかなって思います。

今行ってみたい場所ややりたいことはありますか?

やっぱり旅の目的は自然や絶景。夕日や朝日がきれいなところや、こぼれそうな星空の見える場所、大自然があるところにどんどん行きたいです。昔行った種子島は星がとてもきれいでした。八丈島もきれいだと聞くので、行ってみたいですね。圧倒されるような自然が好きで、そのために生きているって思うくらい。比叡山で育って、毎日山道を移動していたからかな? 基本動き回っていたいけれど、いい宿も好き。だから宿をじっくり味わう日と、あちこち動き回る日と、旅行のときは分けて計画します。

ワンピース(スタイリスト私物)

それは旅上手、そしてかなりアクティブなんですね!

アウトドアスポーツも大好きです。今回の湖やお堀も、カヤックを漕いでいきたい!って思ってました(笑)。ラフティングも好きですけど、最近知ったのがキャニオニング。ウェットスーツだけで沢を下るっていうのが、スリルがあって楽しそう。降りているのか落ちているのかわからなくなりそうだけど(笑)。山登りも大好きで、日本でも海外でもだいたい山に行っているんです。予定していなくても、現地の人が山に案内してくれることになったり、なにかきっと縁があるんですね。自粛期間中は遠出ができなかったので、今は旅に出たい意欲が満々です。次はどんな絶景に出会えるか楽しみです!

わたしの旅アイテム

荷物からその人となりが意外に見えるもの。
高橋さん、旅に欠かせないグッズを教えてください。

わたしの旅アイテム

大きいカメラは持ち歩くのが大変なので、コンパクトで手ブレしない「DJI Osmo Pocket」を携帯。シゲタの「ゴールデンドロップス」は、ボディに塗ったり、枕に垂らしたりするアロマオイルです。シルクのアイマスクは、旅先で一人で怖くなったときに、目をふさいで寝るのに便利(笑)。

高橋メアリージュン
高橋メアリージュン
Profile
1987年、滋賀県生まれ。ファッション誌『CanCam』の専属モデルを務め、CMやバラエティで活躍。2012年に連続テレビ小説「純と愛」で女優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台と活躍の場を広げる。著書に『わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』(ベストセラーズ)。2021年公開予定の映画『老後の資金がありません!』では、シングルマザーのキャバ嬢・レイナを演じる。