加賀百万石の城下町として栄えた金沢。
今年再建されたばかりの鼠多門から
玉泉院丸庭園に入り、金沢城公園内を巡ったあとは
老舗和菓子舗で落雁づくりに挑戦。
歴史ある町ならではの文化体験に
心躍るひとときをどうぞ。
バス 約10分
バス 約10分
初代利家から加賀藩主の居城だった金沢城。明治以降の火災などにより建造物の多くを失いましたが、近年、公園として整備がすすみ、鼠多門もこの夏復元されました。こちらは、金沢城の玉泉院丸と金谷出丸(現在の尾山神社)の金谷御殿を結ぶ門で、金谷御殿は藩政期、藩主の隠居所などに使われ、今は藩祖前田利家と正室まつを祀る社になっています。鼠多門を通り、尾山神社を抜ければ長町武家屋敷跡界隈までたどれ、新しい城下町巡りのルートとして人気を集めています。
[DATA]
金沢城・兼六園管理事務所
住所/石川県金沢市丸の内1-1
電話/076-234-3800
入園料/無料
時間/3月1日~10月15日 7:00~18:00、10月16日~2月末日 8:00~17:00
鼠多門入館時間 9:00~16:30(最終入館16:00)
休/年中無休
徒歩 すぐ
平成27年に蘇った玉泉院丸庭園は3代藩主利常や5代綱紀などによって整備された池泉回遊式庭園で、滝と一体となった色紙短冊積石垣など、匠の技が随所に光る名園です。饗応の場として活用された「兼六園」と比べ、藩主の内庭としての性格が強く、意匠性の高い石垣群を庭の構成要素とする、他に類を見ない独創的な庭園です。
[DATA]
金沢城・兼六園管理事務所
住所/石川県金沢市丸の内1-1
電話/076-234-3800
入園料/無料
時間/3月1日~10月15日 7:00~18:00、10月16日~2月末日 8:00~17:00
休/年中無休
徒歩 約12分
金沢の人気観光地のひとつでもある近江町市場。そこからわずか徒歩1分の場所にある「かなざわはこまち」内にある和食店です。落ち着いた和の空間で、昼は御膳、夜は旬の素材を使った加賀の会席料理がリーズナブルに味わえます。また、いろいろな魚介を一度に味わえる海鮮丼など、北陸の“旨さ”をたっぷりと堪能しましょう。
[DATA]
住所/石川県金沢市袋町1-1かなざわはこまち2階
電話/076-254-1268
時間/ランチ 11:00~15:00(LO14:00)、ディナー17:00~22:00(LO20:30)
休/不定休
徒歩 約10分
江戸時代から続く名店で、日本三名菓のひとつ「長生殿」を生んだ老舗。藩主や天皇にも献上された伝統の銘菓は優しく上品な味わいでお土産にぴったり。木型を使った落雁の手作り体験も楽しめます。作った落雁はその場でいただけるほか、持ち帰りも可。併設されている金沢菓子木型美術館には貴重な木型を1,000点以上展示しています。
[DATA]
住所/金沢市大手町10-15
電話/076-262-6251
時間/9:00~18:30(2階の金沢菓子木型美術館と森八茶寮は~18:00)
休/年始のみ
料金/落雁手作り体験1,320円(手作り体験、お土産用小箱、お抹茶、木型美術館入館料含む)※2日前までに要予約。
バス 約5分
バス 約5分
加賀水引細工、加賀手まり、加賀毛針など、金沢ならではの伝統工芸の技がひかる雑貨が購入できるショップ。色味や模様、風合いなど、同じ表情のものはひとつとしてないので、自分だけのオリジナルが購入できます。2階では作家の企画展なども随時開催。
[DATA]
住所/石川県金沢市広坂1-2-25金沢能楽美術館内
電話/076-265-3320
時間/10:00~18:00
休/月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日
2020年10月、「東京国立近代美術館工芸館」が金沢市に移転します。通称は「国立工芸館」となり、日本の工芸史を語るうえで欠かせない貴重な美術工芸作品約1,900点がやってきます。移転場所は歴史的建造物や文化施設が集積した「兼六園周辺文化の森」。新旧のアートと触れ合えるエリアとして人気を集めることは必至です。
問い合わせ先/050-5541-8600(ハローダイヤル 8:00~22:00)
兼六園や五十間長屋・菱櫓など、金沢には訪れたい観光施設が盛りだくさん。そこで便利なのが、人気有料12施設と金沢市内の周遊バスなどの乗車券がセットになったパスポート。上手に活用して、金沢めぐりを存分に楽しみましょう!
歌舞伎十八番のひとつ『勧進帳』の舞台として知られる安宅の関。
深山幽谷の趣あふれる那谷寺、そして緑美しい苔の里へ。
歴史と文化が色濃く残る小松市をのんびり巡ります。
奈良時代に創建され、正保4年(1647)に現在地に遷座された、由緒ある神社。境内には、歌舞伎『勧進帳』で名高い安宅の関跡があります。山伏姿に身をやつした源義経主従が、関守富樫の厳しい詮議を受けつつも無事突破できたことから、全国で唯一の難関突破の神として知られています。
[DATA]
住所/石川県小松市安宅町タ17番地
電話/0761-22-8896
時間/8:30~17:00
車 約15分
車 約15分
オーナー夫妻が修業したイタリアやスペインの要素と和のエッセンスが融合した、まったく新しい料理がコースでいただけるレストラン。北陸の食材で作る斬新な料理との出合いをぜひ楽しんで。築50年の元撚糸工場をリノベーションした店内はスタイリッシュで、居心地も満点です。ランチコース10,000円(税別)。要予約。
[DATA]
住所/石川県小松市吉竹町1-37-1
電話/0761-58-1058
時間/ランチ12:00~14:30(最終入店12:30)、ディナー18:00~23:00(最終入店19:30)、ただし火曜日のみ18:30オープン
休/日曜日、月曜日、火曜日のランチ、ほかに不定休あり
車 約30分
車 約30分
養老元年(717)、泰澄大師が創建したと伝わる、1300年の歴史を誇る古寺。斜面に建てられた大悲閣(本殿)や境内にそびえたつ奇岩遊仙境、三重塔、苔むす参道、小堀遠州指導のもと造られた庭園など、随所に見どころがあり、巡れば極楽浄土を歩いた心地になれます。
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住所/石川県小松市那谷町ユ122
電話/0761-65-2111
拝観時間/8:45~16:30(3月1日~11月30日は8:30~16:45)
拝観料/600円
車 約10分
車 約10分
人口30人に満たない里山の集落・日用町では、それぞれの裏庭(せど)に生えた苔を整備し、訪れる人々の目を楽しませています。杉の美林に囲まれた苔むす庭園や日用神社など、いずれもため息が出る美しさです。なお、苔の里は私有地なので、立ち入りが許可されたエリアの順路を歩き、観賞を楽しみましょう。
[DATA]
住所/石川県小松市日用町寅71番地付近
電話/090-7083-6969(日用苔の里整備推進協議会)
時間/9:00~16:00(入園は〜15:30)
休/冬期および荒天時
景観整備協力金/500円
車 約50分
日本遺産認定の石の里・滝ヶ原地区に残る石文化体験プランが誕生! 現在も唯一稼働している石切場坑内やアーチ形石橋群を見学し、彫刻工芸体験もできます。古代神殿のようなスケール感や、古くから根付く匠の技術に触れられます。2021年11月には「日本遺産サミット」が小松で開催予定。世界的に注目されている今だからこそ、小松の石文化を目の当たりにしてみませんか?
「小松へ行こう!!」特集ページ