少しでも時間ができると旅に出る、と話す山口紗弥加さんはとても軽やか。インスピレーションや出会いを大切に、気になる場所に出かけるそう。その原動力や印象的な旅について伺いました。
旅がお好きなようですね。
大好きです。時間ができると車を飛ばしてブーン!と行っちゃう。休みが1週間あったら迷わず海外へ。もともと温泉がすごく好きで、日本各地や海外の温泉に癒しを求めて行ってたんです。でも、ここ5年くらいかな、旅の形が変わってきて。まだ知らない自分も含め、“未知との遭遇”を求めて、冒険するみたいに旅に出るようになりました。変わりたかったというか、何かを変えたかったんだと思います。それが、手っ取り早く旅につながったのかな。
“未知との遭遇”の旅、気になります!
例えば旅の期間が2週間だとして、絶対に行きたいところは1日に1つか2つ、多くて3つを限度に決めておくんですが、それ以外は基本フリーにしておくんです。行く先々で出会った人のおすすめや情報を頼りに、“風まかせ”で進みます。レンタカーを走らせて、気に入った町に泊まったり。そうやって、東南アジアも、フランス・スペイン・ポルトガルあたりのヨーロッパも回りました。あちこち回りすぎちゃって、「あれ?今はどこの国にいるんだっけ…」となることも(笑)。勧められると、一応スマホで調べて、よさそうだと感じた瞬間にはもう出発してるんですけど、時にはその情報と肉眼でとらえたものとのあまりの差異に「全然違うじゃん!」ってなることも。「宿も1軒もない!!」みたいなこともありましたし。でも、それすらもおもしろいなと楽しめるたくましさは身についたかもしれないですね。クタクタになって帰ってくるような無謀な旅ばっかりしてました。