白糠沖を含む東北海道の沖合は、鮭の一大漁場です。最もおいしい時期にこの海で獲れた秋鮭をさばき、取り出した筋子から一粒ずつに分けた完熟卵をこだわりの醤油漬けに。噛めばトロリと濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。白糠のいくらは「楽天ふるさと納税」の数ある返礼品の中で、2017年・2018年と2年続けて年間ランキング2位を獲得!
北海道の太平洋沿岸にのみ生息する日本固有の貴重種ししゃも。一般に流通する「ししゃも」の9割以上はキャペリン等のよく似た魚ですが、白糠産はあえて名乗らずとも本物。北海道西部から東部にかけて回遊し、産卵遡上のため白糠の川を目指して戻ってきます。その頃には余分な脂が抜け、オスは身が締まり、メスの卵は成熟。白糠沖で獲れるししゃもが最もおいしいと評価されるゆえんです。
(有)マルダイ大森水産大森照子さん
雪が少ないことから、野生のエゾ鹿が数多く生息する白糠。牧草などへの食害も広がるなか、狩猟し、その肉をおいしい食材として流通させるという、自然保護にもつながる仕組みが確立されています。プロの技術で捕獲後に素早くしっかり血抜きされた鹿肉は、臭みがなく柔らか。濃厚な旨味がジビエファンにも好評です。高タンパクで低カロリー、鉄分豊富なヘルシー食材としても注目!
(株)馬木葉松野穣さん
北海道沿岸で獲れる秋鮭は、銀色に輝く鱗と太くてしっかりとした体、厚みのある腹が特徴。養殖サーモンに比べて脂質は少ないものの、鮭本来の味が楽しめます。新巻鮭は、天然塩をすり込み、数日間熟成させることで旨味が凝縮し、身もふっくら。ほかにも、サーモン刺身や鮭とばなど、北海道を代表する海の幸・鮭をさまざまな食べ方でラインナップしています。
徹底して鮮度にこだわり、原卵はスケトウダラから取り出してすぐ、太平洋最北部の洋上にて船上凍結。たらこの美しさは粒子感といわれるように、なんといっても粒立ちが重要。丁寧に厳選された白糠のたらこは、プチプチと弾けるような食感です。薄色仕立てが可能なのは、原卵が新鮮で、かつ上質だからこそ。辛子明太子や、口当たりまろやかな減塩タイプも。
豊かな大地を生かし、酪農が盛んな白糠町。搾りたての生乳を使ったおいしいものが揃っています。「白糠酪恵舎」製のイタリアタイプのチーズは、本場の職人も一目置くクオリティ。もちろんそのまま食べてもいいし、料理の材料としても優秀です。地元の食材を知り尽くした「レストランはまなす」のシェフが白糠酪恵舎のチーズを使ってつくるプリンも絶品!
町の中ほどに位置する小高い山、鍛高山をバックに広がるシソ畑。タンタカとはアイヌ語でカレイを意味し、薬効のある赤シソを求めてこの山までカレイが川を遡ったという民話に由来するのだとか。この地で特別栽培される赤シソは葉が大きく、特に香りが良いのが特長で、全国的に有名な「しそ焼酎 鍛高譚」シリーズの原料に。