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マギースペシャルインタビュー

キュートな顔立ちと豊かな表情、スレンダーなボディ!男女問わず多くの人を魅了し続けるマギーさん。年齢を重ね、気持ちに余裕が生まれたことで、ナチュラルに旅を楽しめるようなったと笑います。心と体の声に正直に向き合う、その旅のスタイルから、マギーさんのキレイの秘密が見えてきました。
きっちり予定を立てる旅はやめました。そのほうが、ラッキーに出合えるから!
Special Interview Maggy

最近、旅はできていますか?

25歳を越えた頃からかな。プライベートと仕事をちゃんと分けて、プライベートの時間も丁寧に過ごすことができるようになってきたんです。旅も定期的に。最近では夏に3日ほど休みが取れたので、友達と沖縄に行きました。行ったことない島がいいなと思って調べた結果、見つけたのが小浜島。ここに決めたのは、きれいな海と、のんびりできそうなところに惹かれたからです。信号もなく、ゆったりとした時間が流れているんですよ。潮が引いているときだけ海の真ん中に現れる“幻の島”にも渡れました。

5年前のインタビューで、旅の手配は何もかも自分でやりたいタイプだとおっしゃっていましたが、今も?

私も読み返してびっくりしちゃった! そう、そんな感じでしたね。「自分でやるほうが早い」とか、昔は生き急いでいたのかも(笑)。今はかなりゆるいです。もっと柔軟に、友達が見つけてきたものとかも受け入れられるようになりました。何かきっかけがあって変わったわけじゃないんですよ。仕事に対する気持ちの余裕とか、プライベートの時間がしっかりとれるようになってきたこととか、そういうのが全部つながって、今がある感じです。自分ですべて決めなくても、きっちりスケジュールを組まなくても大丈夫。ゆとりをもっておくことで、突然舞い込んでくるラッキーなことに出合えるから! 例えば旅先のごはん屋さんも、もう前もって決めるのはやめました。町を歩いてみて、気になったところに入るほうが楽しい。旅の経験を積んで、その場でなんとかなるんだってことがわかったというのも大きいでしょうね。

Special Interview Maggy

お仕事ではどんな旅を? 昨年発売された10周年記念の写真集は、オールスペインロケだったとか。

自分の中のテーマとして、行ったことのないところで撮りたいというのがあったんです。知らない場所で、今まで自分でも知らなかった顔が撮れたらいいなって。スペインにしようって言ったのは、私だったかな? ロケハンにも一緒に行きました。スタッフさんたちと、撮影本番だけじゃなくずっと一緒にいたほうが、空気感もできあがる。それに、撮る場所を先に知っておければ、私の中でもイメージが湧きやすいと思って。写真集にはロケハンで撮った写真も使われたので、行ってよかったなと思ってます。バルセロナ、最高でしたよ。住みたくなった! 人がすごく穏やかで優しくて、アメリカとはまた違ったフレンドリーさなんですよね。お店ものんびり昼過ぎに開いて、みんな夜中になってもカフェでずっとおしゃべりしてる。その自由な、ゆるい感じが素敵だなぁって。ごはんも、何を食べても抜群においしかったです。

Special Interview Maggy
好きなものを好きなときに食べる。でも本当に食べたいか、ちゃんと自分の心の声は聴くようにしてます。
Special Interview Maggy

食事はセーブしないのですか?

日頃からバランスには気をつけているし、最近は旅先でもしっかりストレッチしたり、体をほぐしたりもしているので、極端に気をつけなくてもなんとかなる感じです。日本にいるときと同じくらいきちんと体をケアしていると、太らずに帰ってこれる。好きなものを好きなときに食べるんですけど、その質は考えるし、本当に食べたいか、ちゃんと自分の心の声は聴くようにしています。普段から「セーブしなきゃ」っていう意識はないですね。その日に食べたい食材を、食べたい分だけ、ちゃんと食べる。心がけているのはそれだけです。

旅の荷物は多いほうだと伺いました。

やっぱりその日の気分で着たい服を着たいから。靴やサングラスも多めに詰めるし、美容関係のものも、家にあるのをそのまま持って行っちゃったりします。暮らすように旅したい。旅先だからって、何もがまんしたくないんです。荷物は多いけど、パッキングは上手なほうかも。家族に「パズラー」って呼ばれているほどパズルが好きで、枠が決められた中にきっちり収めるのはわりと得意なんですよ(笑)。あと、絶対あれこれ買っちゃうので、持ち帰り用に大きいボストンバッグも入れて行きます。

Special Interview Maggy
近場で1時間海を眺めるだけも、私は小トリップだと思う。
Special Interview Maggy
Special Interview Maggy

一人で旅に出ることも?

はい。日帰りで近場の温泉地に行ったり、地方に1泊旅行したり。2年前にはスリランカへも。アーユルヴェーダの先生がいるホテルに泊まって、世界遺産「シーギリヤ・ロック」にも一人で登りました。気になったらもう行きたくてたまらなくなる。一人でも、その旅を叶えたいんです。行ってみたい国や地域を挙げたらきりがないなぁ(笑)。あと、バックパッカーっぽい旅もしてみたいですね。何ヵ国かを渡り歩きながら、その土地を感じるみたいな旅。もちろんそのときは荷物を少なめに。子どもの頃ボーイスカウトに入っていたし、そういう挑戦みたいなことは好きなんですよ。ラグジュアリーな旅も大好きだけど、もっと自然に近い状態で旅をしたいなという気持ちもあります。

今のマギーさんにとって、旅とは?

デトックスでもあるし、インプットの時間でもありますね。新しいエネルギーを取り入れて帰ってくるのが旅だけど、出してからでないと新しいものは入らない。それこそ湘南とか近場で1時間海を眺めるだけも、私は小トリップだと思う。そういう時間は意識して取るようにしています。溜まっていたものが抜けて、体全体に呼吸が入る感じ。視野が広がるから、今まで見えていなかったものが見えたり、悩みが小さくなったりする。そういう意味でも、旅は本当に大事です。

撮影協力:あかん鶴雅別荘 鄙の座
Special Interview Maggy
マギー

すべてスタイリスト私物

マギー
Profile
1992年5月14日生まれ。神奈川県出身。「レプロガールズオーディション2008」を経てデビュー。2016年に講談社『ViVi』専属モデルを卒業し、現在は多数のファッション誌で活躍。人気タレントとしてバラエティ番組などへの出演も多い。2017年にはドラマ『精霊の守り人 最終章』で女優デビュー。2019年公開の映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』で映画初出演を果たした。2018年に発売したデビュー10周年記念の写真集『new Moon』(宝島社)も好評。オリジナルアパレルブランド「SURIPSIA」をディレクションするなど、クリエイティブな分野にも活動の場を広げている。