山口県の最東部にある岩国は、江戸時代、岩国藩の城下町として栄えた町。今も当時の風情がそこかしこに残り、ノスタルジックな気分に浸れます。岩国といえば、清流・錦川に架かる木造五連の錦帯橋が有名ですが、その創建もまた、江戸時代のことでした。
もともと、岩国城と城下町は錦川によって分かれていたため、橋は架かっていたものの、出水によりたびたび流失し、大きな課題になっていました。そこで、延宝元（1673）年、岩国藩三代藩主の吉川広嘉は頑丈な橋を架けようと試行錯誤し、アーチ型の橋を建造したのです。最初に架けた橋は流されてしまいましたが、翌年には再建され、その後も補強や改良の歴史を重ね、今日に至っています。岩国の歴史を知る貴重な橋、実際に渡ることもできるのでぜひ自分の足で歩いてみましょう。秋は紅葉に彩られるなか、散策できるのも嬉しいところです。
岩国には、文学の薫り漂う見どころも多く、アカデミックな気分で散策ができます。たとえば、昭和を代表する女流作家、宇野千代が生まれたのが岩国でした。彼女が生まれ育った家が今も市内に残っており、遺品などを見ながら世界観に浸ることができます。
また、岩国はシロヘビが生息する地としても知られています。希少性の高さから縁起のいい動物といわれるシロヘビには、さまざまな伝説があり、「白蛇神社」、「岩国シロヘビの館」など、ゆかりの名所もあります。シロヘビに合い、幸運をゲットしてみてはいかがでしょう。「岩国美術館」では、武具や刀剣といった歴史的な美術品が数多く展示されているので、日本刀の冴え冴えとした美しさ、甲冑の力強さなどに触れ、日本の伝統工芸を堪能するのもおすすめ。
もともと、岩国城と城下町は錦川によって分かれていたため、橋は架かっていたものの、出水によりたびたび流失し、大きな課題になっていました。そこで、延宝元（1673）年、岩国藩三代藩主の吉川広嘉は頑丈な橋を架けようと試行錯誤し、アーチ型の橋を建造したのです。最初に架けた橋は流されてしまいましたが、翌年には再建され、その後も補強や改良の歴史を重ね、今日に至っています。岩国の歴史を知る貴重な橋、実際に渡ることもできるのでぜひ自分の足で歩いてみましょう。秋は紅葉に彩られるなか、散策できるのも嬉しいところです。
岩国には、文学の薫り漂う見どころも多く、アカデミックな気分で散策ができます。たとえば、昭和を代表する女流作家、宇野千代が生まれたのが岩国でした。彼女が生まれ育った家が今も市内に残っており、遺品などを見ながら世界観に浸ることができます。
また、岩国はシロヘビが生息する地としても知られています。希少性の高さから縁起のいい動物といわれるシロヘビには、さまざまな伝説があり、「白蛇神社」、「岩国シロヘビの館」など、ゆかりの名所もあります。シロヘビに合い、幸運をゲットしてみてはいかがでしょう。「岩国美術館」では、武具や刀剣といった歴史的な美術品が数多く展示されているので、日本刀の冴え冴えとした美しさ、甲冑の力強さなどに触れ、日本の伝統工芸を堪能するのもおすすめ。
Text : 合津 玲子
- ACCESS
- ●羽田空港 ⇒
飛行機約1時間40分 ⇒ 岩国錦帯橋空港
⇒ バス約20分 ⇒ 錦帯橋 - ●ＪＲ新大阪駅 ⇒
山陽新幹線のぞみ約1時間25分 ⇒ JR広島駅
⇒ 山陽新幹線こだま約15分 ⇒ 新岩国駅
⇒ バス約15分 ⇒ 錦帯橋
