四国カルストの広大な自然に育まれた、梼原町の名産品の数々。雄大な高原でのびのびと育ったブランド牛や、“渓流の女王”と呼ばれる川魚など、自分へのご褒美やギフトにもぴったりなグルメをピックアップ。おすすめの調理法や食べ方とともに紹介します。

四国カルストの広大な自然に育まれた、梼原町の名産品の数々。雄大な高原でのびのびと育ったブランド牛や、“渓流の女王”と呼ばれる川魚など、自分へのご褒美やギフトにもぴったりなグルメをピックアップ。おすすめの調理法や食べ方とともに紹介します。
古くから狩猟が盛んで、その獲物のひとつがキジ。梼原町内にはキジ丼やラーメン、パスタなど、キジ肉料理を楽しめるお店がたくさんあります。自然豊かな環境でのびのび育ったキジは高タンパク質で低カロリー、冬の凍てつく寒さに耐えるために上質な脂を蓄えます。鶏肉に比べてしっかりした歯応えがあり味わい深いので、キジガラでスープを取り、冬野菜とともにお鍋でいただくのがおすすめ。味にクセがないため、味噌仕立てや甘辛味、塩味をポン酢で……どんな味付けでもおいしく味わえます。
四国カルストの雄大な高原を活用し、夏は牛たちを放牧。健康で味わい深い高知県産和牛「ゆすはら牛」を生産しています。飼料にこだわり、低温でも脂身がとろける、甘くやわらかい肉質が好評です。特においしさの指標となるオレイン酸は、高知県枝肉共励会で表彰されるなど高い評価を受けています。また、山々に囲まれた梼原は、鹿や猪などのジビエも身近。「ゆすはらジビエ」は缶詰もあるので、アウトドアなどのシーンで扱いやすいのも魅力です。
韓国人学生が梼原の歴史や文化、産業、福祉などを調査・研究しに来たのをきっかけに、韓国との交流が深まり、梼原の町民が本場のキムチ作りを学び完成した「鷹取キムチ」。国産の白菜と韓国産の唐辛子やヤンニョン、魚醤、アミエビなど使い、本場の味を継承しつつ日本人の口に合う辛さと甘み、うまみのバランスを追求しています。そのままはもちろん、ビビンバにトッピングしたり、韓国風海苔巻き・キンパにアレンジしてみては。
アメゴとは、サケ科サケ属の渓流魚で、幻の魚といわれているほど、今となってはめずらしい日本古来の在来種。正式名称はアマゴで、アメゴは高知県で呼ばれる地方名です。“渓流の女王”とも呼ばれる川魚で、姿・形・味、どれをとっても一級品だといわれています。特に四万十川の清流で育ったアメゴは淡泊ながら甘みがあり、クセがない上品な味わいが特徴です。川魚の中では特に美味と絶賛されるアメゴはシンプルに塩焼きでいただきましょう。
梼原川にある景勝地「八百とどろ」。川床から奇岩が突き出るなか激流が続き、その迫力から「八百とどろ」と呼ばれています。岩肌には、四国固有の植物トサシモツケが群生し、5月には可憐な花が咲いています。この景勝地の名を持つどぶろくは、自然豊かな山水で育てた棚田米を醸造したもの。まろやかな風味とやや辛口のすっきりとした味わいに仕上げられています。辛口が苦手な方は、甘い炭酸水で割ったどぶろくサワー仕立てがおすすめです。