×

FOCAL[フォーカル]

志田未来さんと巡る Travel to 豊田市 旅の楽しみが全部かなうハイブリッドな旅

FOCAL[フォーカル]

愛知県のほぼ中央に位置し、“クルマのまち”として知られる豊田市。世界をリードするものづくり都市でありながら市域の約7割を森林が占め、車をちょっと走らせれば緑豊かな山里が「ようこそ」と出迎えてくれます。建物ごとアートのような美術館や博物館は都会の表情。歴史的スポットは懐かしさを感じさせるふるさとの顔。“最先端”と“懐かしさ”とがバランスよく融合した豊田市で志田未来さんがハイブリッドな旅を楽しみました。

撮影/村上未知 スタイリング/千本松良枝
ヘアメイク/亀田 雅 文/小幡奈々

スケジュール&アクセス
志田未来さんと巡る Travel to 豊田市 旅の楽しみが全部かなうハイブリッドな旅 スケジュール
focal[フォーカル]
最新スポットからグルメまで好奇心を刺激する旅のはじまり2024年春にオープンした博物館や昔の暮らしを再現した三州足助(あすけ)屋敷などどこを切り取っても絵になる名所を巡って豊田市ならではの文化に触れます。
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 1/6
名古屋駅から出発
車 約40分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 1/6

豊田ってどんなとこ? がわかる ホットな豊田市博物館へ

豊田市博物館は2024年4月にオープンした、愛知県下でも話題のスポット。世界的な建築家・坂 茂氏が手がけた建物も見どころのひとつで、豊田市産の木材を使った木造建築です。建物の中は天井が高く、開放感たっぷり。館内には豊田の歴史や文化、自然、産業などをテーマに展示しています。最初に目に飛び込んでくるのは、高さ7.8mの展示棚「とよたモノ語り」。民具や動物のはく製などが並びます。ほかにも、まちの巨大ジオラマがあったり、昔の道具に触れたり、音や匂いを感じたりできる展示で、世代を問わず楽しめます。

DATA
豊田ってどんなとこ? がわかる ホットな豊田市博物館へ
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 2/6
徒歩 約6分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 2/6

ランドスケープごと楽しむ豊田市美術館でのアート体験

ゆるやかな傾斜を上っていくと、空を背景に浮かび上がる直方体の建物。豊田市美術館は入館までのアプローチから楽しませてくれます。近代~現代の西洋美術および明治以降の日本の彫刻や絵画を3,800点余り収蔵し、それらはコレクション展のスペースでお目にかかれます。普段はあまり美術館に行かないという志田さんですが、多彩な展示に興味津々でした。2階のレストラン「ル・ミュゼ(味遊是)」では、食事とともに、彫刻テラスや庭園、市街地の眺めを楽しむこともできます。

DATA
ランドスケープごと楽しむ豊田市美術館でのアート体験
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 3/6
車 約50分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 3/6

山里カフェMuiで新鮮でおいしいジビエを

オーナーの清水潤子さんは、足助地区で米作りを体験した際、農家の方が獣害に困っていると聞いて、猟師免許を取得してご主人と足助に移住しました。「有害といえど命の恵。最後までおいしく食べてあげたい」と、2017年に築150年の古民家を改築したジビエカフェをオープン。年間100頭以上の鳥獣を狩猟し、解体から精肉まで全ての工程に携わっています。その鮮度と味わいに定評があり、県内外のレストランにも出荷するほど。この日のランチはイノシシのメンチカツ、シカのジンギスカン、ハクビシンのグラタン。ワンプレートに盛られた滋味あふれる料理を目当てに、県内外から客が訪れます。

[DATA]
住所/豊田市北小田町伯母平26
電話/090-5037-5199
時間/11:00~16:00(ランチは完全予約制)
定休日/不定休

山里カフェMuiで新鮮でおいしいジビエを
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 4/6
車 約16分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 4/6

ノスタルジックな三州足助屋敷でペーパーナイフ作りを体験

かつての豪農屋敷を再現した三州足助屋敷は、さながら“生きた民俗資料館”。かやぶき屋根の民家が並び、牛が飼われていたり、放し飼いの鶏が歩き回ったりと、山里文化が息づいています。炭焼きや機織り、竹細工など10種類の昔ながらの手仕事が実演され、体験も可能。職人さんたちはみな気さくなので、ぜひ話しかけてみましょう。志田さんは鍛冶屋でペーパーナイフ作りにチャレンジ。熱した五寸釘をハンマーで叩く作業は「楽しいけど難しい!狙いが定まらない~」と苦戦気味。仕上がりを待つ間は機織り小屋も見学し、昭和初期の暮らしに思いを馳せていました。集落が赤く彩られる紅葉の時期もいいけれど、青もみじも格別です。

DATA
ノスタルジックな三州足助屋敷でペーパーナイフ作りを体験
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 5/6
車 約3分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 5/6

びっくりやの五平餅でほっこりおやつタイム

五平餅は足助地区でも古くから伝わるソウルフード。びっくりやは創業50年、2代目が足助の県道沿いに店を構えて28年という老舗です。自慢の五平餅はすべて手作り。仕込みは深夜3時から。国産のうるち米を炊いて練り、竹串でわらじ型に形どって、1本ずつ準備しているそう。注文が入ってから焼いてくれるので、粒が際立ったもちもちの食感が味わえます。味は味噌としょうゆ、きな粉の3種類。五平餅初体験という志田さんは「こんなにおいしいなんて!」と、パクパクとしょうゆ味を完食。年中、店頭に並ぶおでんも要チェック。

[DATA]
住所/豊田市足助町成瀬31-1
電話/0565-62-1397
時間/9:00~17:00
定休日/水曜日

びっくりやの五平餅でほっこりおやつタイム
FOCAL[フォーカル]

「五平餅は豊田のソウルフード」

五平餅は愛知県奥三河地域を中心に、岐阜県、長野県など、中部地方の山間部から発祥した郷土料理といわれています。うるち米で作った餅を焼き、味噌やしょうゆで味つけた素朴さが特徴です。その形状は足助・旭・稲武(いなぶ)エリアはわらじ型、豊田・足助エリアは御幣型、小原エリアはひょうたん型など、市内でもさまざまです。個性的なものでは下山エリアの木の葉型や全長22cmの大わらじ型があるほか、豊田市ならではのクルマ型のものもあるようです。

「五平餅は豊田のソウルフード」
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 6/6
車 約30分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 1st DAY 6/6

天然ラドン泉が心地いい しあわせ隠れ里 猿投温泉 癒しの宿 金泉閣

名古屋の奥座敷とも呼ばれ、愛知高原国定公園内の霊峰・猿投山の麓にある猿投温泉。自然豊かな山奥の一軒の温泉宿である「癒しの宿 金泉閣」は、地下1,200mからとうとうと湧き出る効能豊かな“天然ラドン泉”が楽しめます。日本での湧出量が少なく、しかも飲泉許可を得た自慢の“飲める天然ラドン泉”。料理にも温泉水を使用することで、浸かるだけでなく体の中からも温泉を堪能できます。春の桜から始まり、新緑、紅葉、時には雪景色と、四季折々の風景が上質感のある客室からも楽しめます。観光ついでに温泉に立ち寄りたい人には、別館の「日帰り温泉 岩風呂 金泉の湯」もおすすめ。

[DATA]
住所/豊田市加納町馬道通21
電話/0565-45-8522
料金/1泊2食付き26,400円~(2名1室利用時の1名料金)

天然ラドン泉が心地いい しあわせ隠れ里 猿投温泉 癒しの宿 金泉閣
focal[フォーカル]
豊田市東部はワクワク体験の宝庫。立身出世のパワースポットを訪ねたら公園や川、高原でアウトドアを体感!山あいの自然が五感を刺激してくれます。
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 1/5
宿を出発
車 約30分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 1/5

徳川家の始祖を祀るパワースポット松平東照宮へ

豊田市の中心地から10kmほど東へ行ったところにある松平郷は、徳川家のルーツといわれる松平氏発祥の地。松平城址をはじめ、多くの史跡が残る歴史スポットです。なかでも松平東照宮は、徳川家康公と松平家の始祖である松平親氏(ちかうじ)公を祀る神社。大正初期まで松平家の住居があった場所に社殿が建てられています。境内には松平家が代々使用した「産湯の井戸」があり、家康公誕生の際はこの水を岡崎城まで運んで産湯に用いたとの伝説も。参拝した後は、ぜひ拝殿の中をのぞいてみて。志田さんも絶賛した108枚の天井画にお目にかかれます。出世運や開運を導く知る人ぞ知るパワースポット、境内裏手の産八幡(うぶはちまん)の宮も必見。

DATA
徳川家の始祖を祀るパワースポット松平東照宮へ
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 2/5
車 約20分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 2/5

自然を楽しむ遊びがつまった鞍ケ池公園でのんびり散歩

鞍ヶ池を中心にさまざまな施設が点在する鞍ケ池公園は、その一帯を愛知高原国定公園に指定された緑豊かなファミリーパークです。敷地内には池を一周する遊歩道があり、38種類の動物を間近で見られる動物園や起伏のある地形を生かした観光牧場も。また、芝生広場には木の葉をイメージした大屋根広場と隣接するプレイハウスがあり、どれも無料で遊べるのがうれしいところです。近年ではアウトドアメーカー「スノーピーク」が運営するキャンプフィールドやスターバックスコーヒーも登場。どちらからも池の眺望が楽しめます。また、週末にはさまざまなイベントが開催され、「FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン」の本番前のテスト走行「シェイクダウン」が行われることでも知られています。

DATA
自然を楽しむ遊びがつまった鞍ケ池公園でのんびり散歩
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 3/5
車 約15分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 3/5

広瀬やなで川遊びがてら鮎づくしのランチに舌鼓

「やな」は、川をせき止めて飛び込んできた鮎を捕まえる昔からの漁法。矢作川の河畔にある広瀬やなでも、毎年7月から10月上旬まで鮎の手づかみ体験をすることができます(手づかみする鮎は養殖したものを放流)。やなは毎年手作りしていて、シーズン前に山から竹を取ってきて細く割くところから準備を始めます。人が7~8人入る大きさの竹籠に石を入れた土台の上に、竹で編んだすのこをセット。川の流れにも負けない頑丈な造りです。志田さんは鮎の手づかみ体験を楽しんだ後、鮎づくしのA定食でランチタイム。「塩焼きもいいけど、鮎ごはんもおいしい!」といろいろな食べ方で鮎を堪能しました。また、鮎だけでなく、うなぎの長焼きも人気です。

DATA
広瀬やなで川遊びがてら鮎づくしのランチに舌鼓
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 4/5
車 約40分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 4/5

高台にある旭高原元気村でアクティビティを満喫

標高約650mの高原に、キャンプ場やBBQハウスなどがある旭高原元気村。村内ではふれあい動物園や天体観測など、知的好奇心を刺激するアクティビティがいっぱい。また、自然を満喫しながらウォーキングできる遊歩道やオリエンテーリングコースがさまざまあるのも魅力。本格派にはノルディックウォークコースがおすすめです。展望台に上れば御嶽山や恵那山の山並みが一望できるほか、村に自生する四季折々の花々も見もの。冬になれば子ども向けの雪遊び広場や、雪そり遊び専用のゲレンデができます。

[DATA]
住所/豊田市旭八幡町根山68-1
電話/0565-68-2755
時間/9:00~17:00
定休日/木曜日(祝日の場合は翌日休み)

高台にある旭高原元気村でアクティビティを満喫
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 5/5
車 約30分
FOCAL[フォーカル]
1泊2日でいく 豊田市の旅 2nd DAY 5/5

道の駅どんぐりの里いなぶでお土産探し&癒しの温泉

古くは三河と信濃を結ぶ飯田街道の宿場町として栄えた稲武エリア。その国道153号線沿いで今も賑わっているのが、道の駅どんぐりの里いなぶです。農産物を直売する「どんぐり横丁」には新鮮な野菜や果物、花といった自然の恵み、特産品がずらり。幻のお米といわれる「ミネアサヒ」やその米粉を使ったオリジナル商品など、お土産探しに困りません。併設する「どんぐりの湯」は稲武が誇る天然温泉。泉質の異なる「花の温泉」と「森の温泉」があり、1週間ごとに男湯・女湯として入れ替わります。豊田の旅の締めくくりは、この道の駅にある2つの憩いのスポットでリラクシングなひと時を!

DATA
道の駅どんぐりの里いなぶでお土産探し&癒しの温泉

好奇心を刺激する豊田市の旅体験5選

FOCAL[フォーカル]
contents