―― 豊田市に来られたのは初めてですか?
初めてです。豊田市という地名からも車のイメージが強く、来てみるまでこんなに自然がいっぱいあるまちだとは想像もしていませんでした。移動中の車窓の眺めにも癒されました。
―― 豊田市に来られたのは初めてですか?
初めてです。豊田市という地名からも車のイメージが強く、来てみるまでこんなに自然がいっぱいあるまちだとは想像もしていませんでした。移動中の車窓の眺めにも癒されました。
―― 立ち寄った場所はいかがでしたか?
松平東照宮の108枚の天井画が圧巻でした。春夏秋冬のお花などが描かれていて、天井を見上げながら感動しました。それから宮司さんに、境内の裏手にある産八幡(うぶはちまん)の宮のお社の奥の岩がパワースポットだと聞いて、思わず手をかざしてパワーを受け取りました(笑)。 見応えがあったのは豊田市博物館。木の香りが漂う館内の雰囲気がすごく素敵で、民芸品などが展示された大きな棚は何度訪れても新しい発見がありそうです。見るだけでなく、体験型のところもよいですよね。
―― 気になるお土産は見つかりましたか?
豊田市博物館のミュージアムショップ・mitsubachi(みつばち)で一輪挿しを購入させていただきました。豊田の間伐材で作られたもので、ひとつとして同じデザインのものがないところが素敵で。お花をいただく機会が多く、気分を上げられるような素敵な一輪挿しに飾りたいと思っていたので、お気に入りのものが見つけられてうれしいです。
―― 豊田市の食べ物で気に入ったものはありますか?
びっくりやの五平餅です。初めて五平餅を食べたのですが、あんなにおいしいものだとは知りませんでした。個人的に大ヒットだったのが、おしょうゆ味。ショウガがちょうどよく利いていて、ごはんとおかずを一緒に食べているようでした。女将さんとお話をさせていただいたんですけど、通常は焼きあがった後はタレにくぐらせたら完成するところを、香ばしさを引き立たせるために最後にもう一回焼きを加えていて。そのひと手間がおいしさの秘訣だそうです。
―― 五平餅も鮎の塩焼きも、なかなか大胆にかぶりついていらっしゃいました。
川を眺めながら食べた鮎も絶品でした。「鮎の手づかみ体験」では、掴めるのか不安な気持ちもありましたが、やなに下りたら楽しくて、跳ねている鮎を必死に掴みました。雄大な自然に囲まれて矢作川の流れに足を浸したときの感覚も、またどこかで思い出しそうです。
―― 三州足助屋敷のペーパーナイフ作りは大変でしたか?
始める前からワクワクしていました。以前、刀鍛冶の役を演じさせていただいたことがあって、その時は実際には鍛冶ができなかったので、今回初めて体験できてよかったです。真っ赤に熱した五寸釘をハンマーで叩きながら、当時の事を思い出していました。炉の中の温度は800度以上もあるそうです。強く叩くと割れちゃいそうで恐る恐る叩いていたら、熱いうちは釘も柔らかいので割れないから大丈夫ですよ! って、先生が励ましてくれました(笑)。
―― 出来上がった作品を見てどう思いましたか?
仕上げは先生が行ってくださったのですが、ちゃんとペーパーナイフになっていて、自分が作ったものとは思えないくらい素敵な仕上がりになりました。温めて叩く工程を5回繰り返したんですけど、叩くたびに釘が曲がってしまって「失敗かも」と思っていたので、こんなにきれいに仕上がっていることに驚きです。体験当日に作品を受け取ることができるのもうれしいですね。40分であれだけの体験ができるなんて、豊田に来たらぜひ皆さんにも挑戦していただきたいです。
―― 鍛冶屋の先生やびっくりやの女将さんとお話ししている姿に和みました。
せっかく訪れたからには、まちのことを知りたいので、そのまちの人にお店の味の秘訣やその場所の歴史だったりを教えてもらえたらうれしいですよね。鍛冶屋の先生やびっくりやの女将さんだけじゃなく、松平東照宮の宮司さんも、皆さん親切な方ばかりでした。「お話ができるチャンス!」と思った瞬間、自分の中から聞きたいことがどんどん湧いてきて、体験だけじゃないプラスαの思い出ができました。
―― 次に来たら、何をしますか?
矢作ダムを見てみたいです。以前、黒部ダムに行ったことがありますが、人工的に造られているにもかかわらず、自然とマッチしている姿に力強さを感じました。ダムの壮大さにはすごく惹かれます。それとフォレストアドベンチャー・豊田鞍ヶ池のジップラインをやってみたいです。あとは、びっくりやで今回食べそびれたきな粉味の五平餅をリベンジですね(笑)。まだまだ豊田で経験したいことがいっぱいあります。
―― 旅先を決めるとき、大事にしていることを教えてください。
食べることが好きなので、その土地土地のおいしいものは必ず食べに行きます。行き先が決まったら、最初に「お昼に何を食べようかな」と、お店をリストアップ。逆に「これが食べてみたい」となったら、その時期に一番おいしく食べられる旅先を探すことも。私の旅は“食きっかけ”なことが多いんです。旅先で、道の駅やスーパーに立ち寄るのも大好き。その土地にしかない食材や調味料を見つけて、旅の戦利品にします。家に帰ったときに食材を料理しながら旅先での出来事を思い出すことも、私にとって大切な旅の一部です。
1993年生まれ、神奈川県出身。2006年にドラマ『14才の母』(日本テレビ系)で主演を務め、話題に。映画『誰も守ってくれない』(2009年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマや映画を中心に数多くの作品に出演し、声優としても活躍中。近作に、『劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵』が10月25日(金)全国公開、主演ドラマ『下山メシ』(テレビ東京系)が11月14日(木)スタート、11月28日からPrime Videoで配信する『推しの子』にも出演する。
衣装協力
1日目/赤ニット4,400円(Birthdayroom)、イヤリング20,900円、リング[右]14,300円、リング[左]22,000円(ete)、ほかスタイリスト私物
2日目/[1着目]シャツ14,300円(Sirin|ジオン商事)、パーカー8,800円(ELOOPS)、イヤリング17,600円*オンライン限定、リング17,600円(jouete)、ほかスタイリスト私物 [2着目]シャツ31,900円(raiMu)、パンツ19,800円(DRESSLAVE)、ほかスタイリスト私物
撮影・取材協力
愛知県豊田市
編集長
播磨雄介
編集
阿部大亮 細淵佳奈子 石川 葵 福田桃子
大熊静香 吉川綾乃 白田麻依子 清水彩純
アドバタイジング
都築優人
デザイナー
松田 洋(ヒストリアル)
HTMLコーダー
ヒストリアル
発行人
井上秀嗣
発行元
株式会社ブランジスタメディア
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