久慈川や那珂川の清流と、里山の風景が美しい茨城県常陸大宮市。 カヌーやサイクリング、グランピングといった自然のなかのアクティビティが豊富で、地元産を大切にするグルメからは自然の恵みを堪能できます。そんな常陸大宮市は“アクティビティ旅”をするのにもってこい。常陸大宮市を遊び尽くす旅を、まちの魅力を知っている常陸大宮観光大使とともに巡ります。
文/若宮早希、旅色編集部
久慈川や那珂川の清流と、里山の風景が美しい茨城県常陸大宮市。 カヌーやサイクリング、グランピングといった自然のなかのアクティビティが豊富で、地元産を大切にするグルメからは自然の恵みを堪能できます。そんな常陸大宮市は“アクティビティ旅”をするのにもってこい。常陸大宮市を遊び尽くす旅を、まちの魅力を知っている常陸大宮観光大使とともに巡ります。
文/若宮早希、旅色編集部
常陸大宮市の西南に位置する「御前山ダム」は、広葉樹林や杉の人工林に囲まれた自然豊かな場所。春は桜、秋は紅葉と、どのシーズンでも美しい表情を見せてくれますが、夏のお楽しみはやっぱり、ダム湖でのアクティビティ! 川と違って波や風の少ないダム湖では、初心者でもカヌーやSUP(サップ)を気軽に楽しめるのが魅力です。ストームフィールドガイドでは、11月末までカヌー体験イベントを開催。用具はすべてレンタルできるので、手ぶらでアクティビティに参加できます。初めにレクチャーを受けてから、約90分の水上散歩。自然の中で思いきり遊んで、常陸大宮市の“アクティビティ旅”をはじめましょう。
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住所/常陸大宮市上伊勢畑1506-2(御前山ダム公園)
電話/090-6505-2544(ストームフィールドガイド)
※開催日や料金は公式HPを参照
お昼は、フランスのレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」でも高評価を得た「雪村庵」が移転オープンし話題となったフレンチレストランで、茨城県の自然の恵みをいただきます。2024年5月のオープン以来、県外から訪れるゲストも多い注目のお店です。オーナーシェフの藤良樹さんが作る料理は、まるでアートのような美しさ。「フレンチ×バスク×茨城テロワール」をテーマに、茨城県の豊かな食材を五感で味わうことができます。大きなガラス張りの窓から里山を望みながら、ゆっくりと食事を楽しみましょう。ランチは1日6人限定で、完全予約制。16,500円と33,000円の2種類のコースが用意されています。
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住所/常陸大宮市石沢1107-1
電話/0295-53-0330
時間/ランチ12:00〜(1日6人限定)※ディナーは要相談
定休日/月・火曜日
農家出身のオーナーシェフ・星野真司さんがオープンした洋菓子店。デコレーションがかわいいお祝い用のホールケーキが評判で、地元の人たちもよく通うお店です。国産や海外産の小麦粉、米粉など6種類の粉をお菓子により使い分け、独自のブレンドでおいしさを追求するのがこだわり。チーズドームや米粉ロール、ガトーショコラなど、種類豊富な生菓子は店内でイートインも可能です。木の温もりに包まれたカフェスペースで糖分チャージ。テイクアウトするなら、県内で作られた米粉、奥久慈卵を使用した「常陸のブッセ」を。お土産用にはクッキーやマドレーヌといった焼菓子がおすすめです。
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住所/常陸大宮市抽ケ台町804-14
電話/0295-58-6363
時間/10:00〜18:30
定休日/火・水曜日、不定休
緑に囲まれたグランピング施設にチェックインして、アウトドア気分を満喫します。「ザランタンひたち大宮 パークアルカディア」は、3万平米にも及ぶ広大な敷地にグランピングテントやコテージが建ち並ぶ宿泊施設。人気は専用の焚き火台とBBQデッキがついた「皇帝テント」です。テント内はアウトドアインフルエンサーがプロデュースしたおしゃれな空間で、テントサウナも体験できます。夜は森の中からフクロウや虫の声が聞こえ、大自然の中でリフレッシュできること間違いなし。ミルを使って豆を挽き、バーナーで湧かしたお湯でコーヒーを淹れるなど、アウトドアならではの爽やかな朝を迎えましょう。
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住所/常陸大宮市山方5858-13
電話/080-5635-8587
定休日/月曜日(夏休み期間は営業)
料金/コテージや宿泊時期により異なるため公式HPを参照
2日目は、久慈川の清流を感じられる「辰ノ口親水公園」へ。川沿いの豊かな自然環境を生かした公園内には、遊具のある芝生も広がる「トリム広場」、久慈川を見下ろす展望台があります。なかでもぜひ体験してほしいのが「BMXコース」。青々とした竹林のトンネルの中を走る一周1.3kmの自転車専用コースです。自転車は公園内にある「ふるさと館」でレンタル可能。コースはオフロードですが、電動アシスト付きの「e-bike」ならスイスイ進んで気持ちがいい! 初心者から上級者までレベルに合わせて自転車を楽しめます。
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住所/常陸大宮市辰ノ口1339-2
電話/0295-52-1583(ふるさと館)
時間/9:00〜17:00
定休日/無休、ふるさと館は月曜日
常陸秋そばの生産が盛んな山方(やまがた)地域にあるのが、「そば家 麦藁」。古民家風の建物が目を引く人気店です。自家栽培の常陸秋そばのなかでも1等級のそば粉のみを使うのがおいしさの秘密。石臼で自家製粉し、店内で毎朝手打ちするそばは、ここでしか味わえません。鹿児島・枕崎産の本枯節をベースにした化学調味料不使用のつゆ、自家栽培の旬の野菜を使った天ぷらなど、使用する素材に一切の妥協はありません。そば以外にも、カツ丼や天丼も好評です。さらにメニューには常陸大宮市の「久慈の山」をはじめ、茨城県の日本酒も。そばを待つ間に地酒を味わうのもオツなものです。
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住所/常陸大宮市山方956-1
電話/0295-51-3109
時間/11:00〜14:30、17:00〜21:00(そばがなくなり次第終了)※夜は要予約
定休日/月曜日※祝日の場合は翌日
山方地域の山間部にある「ブルーベリーフレンドファーム」は、広さ1.2ヘクタールの畑でブルーベリーを栽培する農園。農薬や化学肥料を使用せず、自然な状態で栽培することを信条とし、「茨城県GAP(人にも環境にも優しい高品質な農業に取り組む農場に与えられる認証制度)」にも認証されています。ブルーベリーが旬を迎える6月中旬から8月下旬には、摘みたてのブルーベリーを購入できるほか、農園の一角にはブルーベリーを使ったスイーツを味わえる小さなカフェも。挽きたて&淹れたてのコーヒーやオーガニックティーとともに、手作りスイーツを楽しんで。
[DATA]
住所/常陸大宮市山方4151
電話/080-4433-4388
時間/10:00〜16:00、9〜5月は10:30〜15:30
定休日/シーズンにより異なるため公式HPを参照
旅の締めくくりは、常陸大宮市のお土産が揃う道の駅へ。穏やかな久慈川のほとりにあり、広い敷地内に川を望むテラスやバーベキュー施設、農園も備える充実のスポットです。注目は、有機野菜や加工品などの特産品を扱う直売所で、「久慈川たけのこメンマ」(600円)が人気。地元グルメを味わえるレストラン&フードコートのほか、名物「鮎の塩焼き」に豪快にかぶりつくこともでき、焼きたてアツアツで味わえると評判です。
[DATA]
住所/常陸大宮市岩崎717-1
電話/0295-58-5038
時間/9:00〜18:00(店舗により異なる)
定休日/第3木曜日 ※祝日の場合は翌日、1月1日