空と陸のアクセスに恵まれ、恵庭岳の裾野が広がる自然環境も豊かな恵庭市。現在は“花のまち”として知られ、道内屈指の花苗の産地でもあります。一年を通してカラフルな花々に彩られた恵庭市を俳優の戸田菜穂さんと共に旅します。そこには、花、グルメ、観光、体験……たくさんのワクワクが待っていました。
写真/中野修也(TRON) スタイリング/大沼こずえ
ヘアメイク/太田瑛絵 文/近藤由美
空と陸のアクセスに恵まれ、恵庭岳の裾野が広がる自然環境も豊かな恵庭市。現在は“花のまち”として知られ、道内屈指の花苗の産地でもあります。一年を通してカラフルな花々に彩られた恵庭市を俳優の戸田菜穂さんと共に旅します。そこには、花、グルメ、観光、体験……たくさんのワクワクが待っていました。
写真/中野修也(TRON) スタイリング/大沼こずえ
ヘアメイク/太田瑛絵 文/近藤由美
ガーデンエリア、「道と川の駅 花ロードえにわ」、「農畜産物直売所かのな」などからなる複合施設。施設の2/3を占める広大なガーデンエリアには、北海道で有名なガーデナー(造園家)が手掛ける7つのテーマガーデンがあり、個性豊かに設計されています。自宅に多くの植物を取り入れていると話す戸田さんは「美しいですね。この植え方、勉強になります」と興味津々の様子で散策を楽しんでいました。
[DATA]
住所/北海道恵庭市南島松828-3
電話/0123-29-6721
時間/道と川の駅 花ロードえにわ:9:00〜18:00、11〜3月は9:00〜17:00、農畜産物直売所 かのな:9:00~17:00、12~3月は10:00~16:00
定休日/年末年始
「料理の材料にPassion(情熱)が加わる南イタリア・ナポリで食べられているような、下町のイタリア料理をお楽しみください」とマネージャーの太田さん。ピッツァは真のナポリピッツァ協会認定店として材料の一つひとつを厳選し、北海道の楢の薪を使って香り豊かに焼き上げています。すべての料理には、市内にある契約農家から届けられる有機野菜や近海で捕れた魚介類など地元の優れた食材を取り入れ、恵まれた恵庭の食文化を発信する役割も担っているようです。
[DATA]
住所/北海道恵庭市黄金南2-19-7
電話/0123-34-6301
時間/11:00〜14:30(LO13:30)、17:00〜20:30(LO19:30)※火曜日はランチ営業のみ
定休日/月曜日、第2火曜日
市内にある牧場の搾りたて牛乳で毎朝作るジェラートの店。店長は「雑味がなく、生乳本来の甘さ、脂肪分の濃厚さを感じていただきたい」と新鮮な生乳の魅力を語ります。ジェラートを口にした戸田さんは「ミルクが濃厚、さすが北海道! イタリアに旅行したときのことを思い出します」と笑みがこぼれていました。ピスタチオなど本場イタリアから取り寄せたものと、メロン、ブドウ、カボチャといった地元食材を使ったフレーバーの両方を味わえるのもポイントです。
[DATA]
住所/ 北海道恵庭市黄金南2-19-8
電話/0123-21-9915
時間/火曜日11:00〜17:00、水~金曜日11:00〜17:30、土・日曜日11:00〜18:00※冬期は変更あり
定休日/月曜日、第2火曜日
「えこりん村」は、お土産もの販売やクラフト体験ができるウェルカムセンター、レストラン、「とまとの森」、BBQハウスなどがあり、旅の途中に立ち寄りたいスポットのひとつ。ここで注目したいのは、ふるさと納税の返礼品にもなっているオリジナル商品の数々です。えこりん村で育った豚「こな雪とんとん」のジャーキーやカレー、「とまとの森」で収穫したトマトを一部使用したジュースやポテトチップス、食べるために育てた薔薇を使ったシロップやコンフィチュールなど、ちょっと贅沢な恵庭土産が見つかります。
[DATA]
住所/北海道恵庭市牧場281-1
電話/0123-34-7800(受付時間9:30~17:00)
時間/ウェルカムセンター:4〜10月9:30〜17:00、11〜3月10:00〜17:00
定休日/年末年始
恵庭市の中心地から車を30分ほど走らせると豊かな自然に抱かれた恵庭渓谷があり、一番の見どころともいえるのが「白扇の滝」です。高さ15m、幅18mで、白い扇を広げたように見えることから、この名が付けられたそう。戸田さんは滝を眺めながら「きれい……」と呟くと静かに深呼吸。「マイナスイオンですかね、気持ちがいいです」とリラックスした表情に。滝見広場から続く小道を進むと、いろいろな角度から滝を眺めることができます。
[DATA]
住所/北海道恵庭市盤尻
電話/0123-33-3131(恵庭市経済部 花と緑・観光課)
「花の拠点 はなふる」に隣接するホテルで、気取らないもてなしとシンプルかつ機能的な空間のファンになる旅好きが増えているとか。地域を巡る拠点としてのホテルのため館内にレストランはなく、地域を熟知したスタッフにおすすめを聞いて出かけてみるのも良いかもしれません。客室だけでなく、ガーデンが見えるロビーラウンジも居心地抜群で、どこにいても自宅のリビングにいるような寛ぎを覚えます。
[DATA]
住所/北海道恵庭市南島松828-9
電話/06-6743-4750(大阪予約センター:受付9:00〜18:00※土・日・祝日、年末年始は休み)
チェックイン15:00、チェックアウト11:00
全国にあるフォレストアドベンチャーの最北のスポットがこちら。森が豊かで木の種類も多く、北国らしい白樺やトドマツ、恵庭市の市木・イチイの大木があるなど散策するだけでも価値がありそう。4月中旬~11月末のグリーンシーズンは10コース、12月初旬~4月中旬頃までのウィンターシーズンは4コースと、一年を通して利用できるのも同施設の特徴。なかでも、雪に包まれた森の中を滑走する200m級のロングジップスライドは格別な爽快感を味わえます。シマエナガ、モモンガ、リス、フクロウが顔を見せてくれることも。
[DATA]
住所/北海道恵庭市西島松275 ルルマップ自然公園ふれらんど内
電話/090-4057-4560
時間/夏期9:00〜17:00(最終受付15:00)、冬期10:00〜15:00(最終受付14:00)※予約制、時期により変動あり
定休日/無休
北海道の恵みをギュッと詰め込んだ釜めしが自慢の店。「ご飯が余らないように、具をたっぷり盛り込んでいます」と代表の村本さん。例えば一番人気の「いちえの特製釜めし」には、ホタテ、カニ、いくら、鮭、鶏肉などの具がぎっしり並び、ご飯を覆い尽くしています。しかも、炊き上がりをイメージしてそれぞれの食材に合わせて下ごしらえした後、出汁の量まで調整して炊き上げているので、食材本来の味わいをしっかりと感じることができます。
[DATA]
住所/北海道恵庭市柏木町3-3-2
電話/0123-33-4343
時間/11:00〜15:00(LO14:00)、17:00〜21:00(LO20:30)、土・日・祝日は11:00〜15:00(LO14:30)、17:00〜22:00(LO21:00)
定休日/火曜日、第2・4月曜日
北海道限定ビールとして人気の「サッポロ クラシック」の製造を見学するツアーに参加。350ml缶137万本分を貯蔵するタンクの大きさを体感したり、猛スピードでビールが充填される様子を眺めたり、歴代のポスターが並ぶ美術館のようなスペースを進みます。ツアーのラストは缶ビールをおいしく注ぐ“三度注ぎ”のレクチャーと「パーフェクトクラシック」の試飲タイム。「1回目は思いっきり注いでください!」と説明されると、「本当に!?」と戸惑う戸田さん。ふっくらとした泡に感動しつつ、“三度注ぎ”のおいしさを体感しました。
[DATA]
住所/北海道恵庭市戸磯542-1
電話/0123-32-5802(受付時間10:00〜17:00)
時間/スタート時間①10:30②11:00③13:30④14:00⑤15:00※実施回数が異なる日あり(詳しくは公式HP参照)
定休日/月・火曜日(祝日の場合は翌日、翌々日)、年末年始※臨時休館日あり
「サッポロビール北海道工場」に併設された「庭園レストラン ヴァルハラ」では、ジンギスカンと工場生まれのビールが味わえます。ビール好きの戸田さんは「柔らかくておいしい、ビールに合いますね」とジョッキを傾けます。ラム肉は、一度も冷凍していない生ラムと醤油ベースのオリジナルダレに漬け込んだ味付けラムがあるので、ぜひ食べ比べてみて。店頭にはオリジナルのジンギスカンダレを販売していて、お土産にする人も多いそう。
[DATA]
住所/北海道恵庭市戸磯542-1 サッポロビール北海道工場内
電話/0123-33-1740
時間/6〜9月:11:00〜21:00(LO20:30)、10〜5月 :11:00〜20:00(LO19:30)
定休日/火曜日、年末年始