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FOCAL[フォーカル]
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花のまち恵庭。そのランドマークともいえる「花の拠点 はなふる」では、多くのガーデナーやボランティアの手により年間で約13万株もの花が育てられ、カラフルな風景を見せてくれます。恵庭市に来たら欠かせない、花を愛でる時間。ここでは、「花の拠点 はなふる」で見られるものを中心に恵庭の四季の花を紹介していきます。

文/近藤由美

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花・水・緑に囲まれたガーデンシティ 恵庭の花図鑑

ABOUT 恵庭が“花のまち”といわれるのはなぜ?

恵庭市が“花のまち”になったきっかけは市民活動です。1961年に7人の有志が立ち上げた団体が、農家から借り受けた畑で育てた花苗を市内の小中学校に配布したのが始まり。ガーデニングが盛んなニュージーランドを視察してその精神や創造性を学び、「まちを花や緑でいっぱいにしたい」と活動が広がっていきました。現在、恵庭市は道内有数の花苗の産地となり、「花の拠点 はなふる」、個人や店舗などが手がけるオープンガーデンなど、まさに花に囲まれたまちになっています。

ABOUT 恵庭が“花のまち”といわれるのはなぜ?
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花・水・緑に囲まれたガーデンシティ 恵庭の花図鑑

春の花 雪解けと共に現れる春の妖精や美しい新芽

例年3月下旬頃から春の妖精と呼ばれる「エゾエンゴサク」をはじめ「クロッカス」、「フリチラリア」、「ムスカリ」、「チューリップ」の季節を迎えます。さらに、5月下旬頃には市の花の「スズラン」がプレイグラウンド斜面でかわいらしい花を咲かせます。「きれい」、「大切に育ててくれてありがとう」と見学者から声をかけられることもあり、「そんな交流がやり甲斐になっています」とガーデナーの森さんは話します。

春の花 雪解けと共に現れる春の妖精や美しい新芽
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花・水・緑に囲まれたガーデンシティ 恵庭の花図鑑

夏の花 カラフルな花々が咲き乱れる恵庭は6月中旬からが花盛り

6月の半ば頃からは、花のまちらしさが溢れたガーデンに。ローズガーデンでは「バラ」が優美に咲き誇り、人の背丈以上ある「バーバスカム」が存在感を示します。「ラベンダー」が咲くのもこの時期で、特徴的な香りも楽しませてくれます。毎年6月下旬に「花の拠点 はなふる」で開催される「恵庭花とくらし展~ガーデンフェスタ恵庭~」は、花や緑とのふれあい、人と人とのつながりをテーマにした一大イベントです。

夏の花 カラフルな花々が咲き乱れる恵庭は6月中旬からが花盛り
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花・水・緑に囲まれたガーデンシティ 恵庭の花図鑑

秋の花 赤や黄色のグラデーション風に揺れるグラスが秋っぽい

木々の紅葉や細長い茎と葉が印象的な「オーナメンタルグラス」に、「オミナエシ」や「アスター」などの深みのあるカラーが加わり、北海道の早い秋を感じさせてくれます。「ミント」や「タイム」、「オレガノ」などハーブ類も多く、眺めるだけでなくその香りも楽しんでみては。また「えこりん村 キッチンガーデン」は、野菜や果樹など食べられる植物でデザインされた個性的なガーデンで、見る者を驚かせています。

秋の花 赤や黄色のグラデーション風に揺れるグラスが秋っぽい
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花・水・緑に囲まれたガーデンシティ 恵庭の花図鑑

冬の花 白銀の世界に彩りをプラス個性的な姿のサンゴミズキ

冬の北海道といえば、誰しも雪で覆われた真っ白な世界を想像するのでは? 「花の拠点 はなふる」では、冬ならではのガーデンが作られています。主役は「サンゴミズキ」です。細く伸びる枝がサンゴ礁のように見える植物で、落葉後に鮮やかな色の茎(カラーステム)が彩りをそえます。雪が積もるガーデンで、黄色やオレンジから赤へと変わるグラデーションがほかにはない幻想的な風景を見せてくれます。

冬の花 白銀の世界に彩りをプラス個性的な姿のサンゴミズキ

自分へのご褒美にもってこい 恵庭のおいしい名産品

Special Interview 戸田菜穂

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