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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語

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岡山県で最も面積の小さな浅口市は、その特徴以上に多くの魅力を持つまち。世界的に見ても秀でた“天文のまち”であり、4つの酒蔵がある酒処であり、海の幸や山の幸の宝庫であり……このまちで描かれる物語がたくさんあります。そんな旅人の好奇心をくすぐるスポット満載の浅口市を、旅色アンバサダーのあんはなさんと巡ります。

写真/山田大輔 文/近藤由美

今回一緒に旅をするのは、海景色を眺めながらお酒を飲むのが好きなあんはなさん!
スケジュール&アクセス
星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 スケジュール
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1st day 江戸の歴史的な風景が残る公園を散策し、まちの特産品・手延べ麺をランチに。プラネタリウムや宇宙シアターで “天文のまち”の魅力を深堀りしたら市内随一の眺望を誇るホテルに宿泊します。
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1泊2日のリフレッシュトリップ 星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 2/5
岡山桃太郎空港から
車で約45分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 1/5

江戸の面影を今に伝える かもがた町家公園で歴史散歩

江戸時代、岡山藩とその支藩として発展した鴨方藩をつなぐ街道「旧鴨方往来」沿いにある「日本歴史公園100選」のひとつ。見どころは、築350年以上と県内で最も古い町家・旧高戸家住宅を約2年かけて修復した「伝承館」です。当時の鴨方藩主も宿泊したと伝わり、町家としては珍しいほど贅を尽くした造り。雅な襖絵や欄間は当時のままです。趣のある空間を活かして、地元の酒蔵の試飲会やお月見、お茶会などのイベント、撮影会の場として利用されることも。

[DATA]
住所/岡山県浅口市鴨方町鴨方240
電話/0865-45-8040
時間/9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日/月・火曜日、祝日の翌日
伝承館料金/大人100円、小・中学生50円

江戸の面影を今に伝える かもがた町家公園で歴史散歩
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 2/5
車で約5分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 2/5

製麺所が手がける麺蔵人で手延べ麺の流しそうめんと足湯を満喫

市内にある製麺所のひとつである「かも川手延素麺」が運営する食事処と直売所、足湯が集まる複合施設。1年を通して、流しそうめんという非日常の演出で特産品を味わえる旅行者にぴったりのスポットです。一般的なそうめんと異なり、平たく、やや太い印象を受ける麺はコシがあり、ツルっとした喉越し。いつも食べているそうめんとはひと味違ったようで、おいしさに驚くあんはなさん。食後は足湯に浸かり、リフレッシュした表情に。

[DATA]
住所/岡山県浅口市鴨方町小坂東1981
電話/0865-44-1112
時間/お食事処11:00〜15:00、足湯10:00〜16:30、 土・日・祝日10:00〜17:30、直売所9:00〜18:00
定休日/水曜日、年始

製麺所が手がける麺蔵人で手延べ麺の流しそうめんと足湯を満喫
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 3/5
車で約10分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 3/5

プラネタリウム&デジタルシアター 宇宙を楽しく学べる岡山天文博物館

初心者にもおすすめの、天文の世界への入口がこちら。1日4回投影されるプラネタリウムと、立体メガネを着用して没入感のある体験ができる「4次元デジタル宇宙シアター」は、エンタメ要素満点で見応えがあります。「太陽ドーム」では、望遠鏡で太陽の観察を。まさに燃えるような赤一色で、ガスが吹き出す様子を目の当たりにすると、太陽の生命力を感じられます。ショップでは宇宙や星空にまつわるオリジナルグッズのほか、宇宙食の販売もしています。

[DATA]
住所/岡山県浅口市鴨方町本庄3037-5
電話/0865-44-2465
時間/9:00〜16:30
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日※連休の場合はその翌日と翌々日)、年末年始、その他不定休あり
入館料/大人100円、高校生100円、中学生50円、小学生50円
プラネタリウム観覧料/大人300円、高校生200円、中学生150円、小学生100円

プラネタリウム&デジタルシアター 宇宙を楽しく学べる岡山天文博物館
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 3/5
京都大学 岡山天文台

2018年、京都大学が建設した「京都大学 岡山天文台」。日本初、新技術で作られた分割鏡式の望遠鏡の鏡の直径は3.8mとアジア最大級で、「せいめい望遠鏡」の愛称で知られています。この望遠鏡の登場は天文学の世界に大きなインパクトを与え、研究のさらなる加速が期待されています。

国立天文台 ハワイ観測所岡山分室

1960年に当時の「東京大学 東京天文台」の望遠鏡として設置。直径188cmの反射鏡をもち「東洋一の望遠鏡」と呼ばれていました。「岡山天文博物館」からの見学コースになっていて、巨大な望遠鏡をガラス越しに見学できます。その大きさに、驚きの声を上げる人も多いそう。

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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 4/5
車で約10分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 5/5

市内屈指の眺望がゲストを迎える 遙照山に建つHotel the view 瀬戸内

浅口市や倉敷市、瀬戸内海を一望する遙照山山頂にあるホテル。“天文のまち”が誇る星空と、ここでしか見られない風景もおもてなしのひとつです。宿泊客には屋上が解放され、星空観察を体験することも。また、県内では珍しい“愛犬と泊まれるホテル”としても有名で、口コミで高評価を得ています。レストランでいただく食事はフランス料理のコース。瀬戸内海の海鮮、地元の野菜など地の食材を中心にした繊細な料理が並びます。

[DATA]
住所/岡山県浅口市金光町上竹2536-5
電話/0865-42-2002
チェックイン16:00、チェックアウト11:00

市内屈指の眺望がゲストを迎える 遙照山に建つHotel the view 瀬戸内
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 5/5
車で約2分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 1st day 5/5

日本夜景100選に認定 遙照山総合公園から眺める絶景

標高405mの遙照山の頂上付近に「遙照山総合公園」の展望台があります。地元では映画のロケ地になったこと、日本夜景100選に登録されていることで有名で、浅口市や倉敷市の市街地と海岸沿いの工業地帯の夜景を同時に楽しめるのがポイント。ただし、その魅力は夜景だけではありません。瀬戸内海の多島美や変化に富む地形、瀬戸大橋まで一望でき、あんはなさんも大パノラマに釘付けの様子でした。

[DATA]
住所/岡山県浅口市金光町上竹
電話/0865-44-9035(浅口市 産業建設部 産業振興課)

日本夜景100選に認定 遙照山総合公園から眺める絶景
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2nd DAY 2日目は、2つの酒蔵を巡る“飲み旅”へ。岡山県ならではの地酒と出会い、漁港近くの和食店で地物の魚介類を味わったら瀬戸内海の穏やかな海や珍しい島の風景と稀少な植物に癒されに行きま
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1泊2日のリフレッシュトリップ 星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd DAY 1/5
宿から車で約10分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 1/5

登録文化財に指定された蔵で オーガニックな酒を醸す丸本酒造

「モットーは宇宙につながる酒造り」と笑顔で話す6代目の丸本さん。宇宙とは天空だけでなく、地上もその延長と捉え、自然の理にかなった酒造りをしています。近年は、世界3大オーガニック認証の取得という未来を見据えた取り組みや、30年以上続けている蔵人による酒米に適した米作りも注目されています。販売所では、代表銘柄である「かもみどり」をはじめ、丸本酒造が手掛ける多くの酒を購入することができます。

[DATA]
住所/岡山県浅口市鴨方町本庄2485
電話/0865-44-3155
時間/販売所8:00〜17:00
定休日/10〜2月:日・祝日、3〜9月:土・日・祝日

登録文化財に指定された蔵で オーガニックな酒を醸す丸本酒造
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 2/5
車で約20分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 2/5

寄島漁港にある漁師の直売所 新鮮な牡蠣や海の幸をお得にゲット

寄島漁港周辺は「寄島かき」の養殖が盛んで、11〜3月には、漁港に16軒の直売小屋がオープンします。宅配便の手配もしてくれるのでお土産におすすめ。「寄島町漁協 浜のかあちゃん寄り道・寄島店」は漁協組合の婦人部が運営する直売所。地元の人がオープン前から行列するほど人気の理由は、鮮度と安さ、豊富な魚種が揃うから。ご当地ならではの魚介類を試してみては。

[DATA]
寄島町漁協 浜のかあちゃん寄り道・寄島店
住所/岡山県浅口市寄島町13002-18
電話/0865-54-3756
時間/8:00〜12:30※なくなり次第閉店

寄島漁港にある漁師の直売所 新鮮な牡蠣や海の幸をお得にゲット
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 3/5
車で約3分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 3/5

酒蔵見学もできる嘉美心酒造 創業当時から受け継がれる旨口酒

1913年の創業以来、お米を100回噛んだときの旨みや甘みを伝えることをポリシーとしている酒造。食事と合わせやすく、日本酒に慣れていない人にも飲みやすい、飲み飽きしない味わいが特徴です。同酒造の代名詞で、すべてのベースとも言えるのが「特別本醸造 秘宝」。最近、フランスや台湾などで人気となり、国内で再注目されているのが「木陰の魚」です。アルコール8%と低めで、ワインのような飲み口に驚く人も。牡蠣棚で熟成させる珍しい酒も要チェック。

[DATA]
住所/岡山県浅口市寄島町7500-2
電話/0865-54-3101
時間/販売所8:30〜12:00、13:00〜16:30
定休日/11〜3月:日・月曜日、祝日、年末年始、4〜10月:土・日曜日、お盆

酒蔵見学もできる嘉美心酒造 創業当時から受け継がれる旨口酒
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 4/5
車で約3分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 4/5

地元ではハレの日に選ぶ和食処 おいしい海鮮を求めて漁八へ

寄島漁港の近くで40年以上続く割烹。店主の柏原さんは「代々のお客さまを大切にしながら、若い世代にも地物の海鮮を食べてもらいたい」と話し、地域の食文化を大切にした献立づくりをしています。ランチの一番人気は地魚も彩る「海鮮丼定食」。地域色がありながら、幅広い世代が親しみやすいサワラや穴シャコも評判です。酒は、近隣にある「嘉美心酒造」のものが充実。地酒と地魚の組み合わせは、旅先ならではの醍醐味です。

[DATA]
住所/岡山県浅口市寄島町3981-18
電話/0865-54-2640
時間/11:30〜14:00、17:00〜LO21:00
定休日/水曜日、第1・3木曜日

地元ではハレの日に選ぶ和食処 おいしい海鮮を求めて漁八へ
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 5/5
車で約5分
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星降る天文のまち 浅口市で描く旅物語 2nd day 5/5

干潮時には本土から歩いて渡れる 瀬戸内海に浮かぶ岩礁・三ツ山

寄島町三郎の海岸沖にある3つの岩礁で、神功皇后が三韓遠征の帰途に立ち寄ったという伝説が残る場所。3つの山の高さは10m、それぞれ6m間隔で並ぶように海に浮かんでいます。干潮時には本土から続く砂浜が現れ、歩いて渡るという神秘的な体験も。「珍しい風景ですね。海を眺めているだけでリフレッシュできます」とあんはなさんが話すように、波に削られた自然の造形美は、旅の記憶と共に深く印象に残るはず。

[DATA]
住所/岡山県浅口市寄島町三郎
電話/0865-44-9035(浅口市 産業建設部 産業振興課)

干潮時には本土から歩いて渡れる 瀬戸内海に浮かぶ岩礁・三ツ山
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秋の旅ではマスト! 本州唯一のアッケシソウ自生地 寄島アッケシランド

環境省が絶滅危惧種に指定している塩性植物(塩分濃度が高い環境で生育できる植物)のアッケシソウ。「寄島アッケシランド」は、本州で唯一のアッケシソウの自生地で、市をはじめ近隣の高校生や地元のボランティアの手で大切に守られています。アッケシソウは葉のない肉厚な茎が特徴で、その見た目から「陸のサンゴ」「サンゴ草」と呼ばれることも。秋になると紅葉し、赤い絨毯を敷いたような不思議な風景を見せてくれます。例年10月中旬には「アッケシソウ祭り」が開催され、間近で観察することが可能です。

[DATA]
住所/岡山県浅口市寄島町干拓地内
電話/0865-54-3110(浅口市 教育委員会事務局 寄島分室)

まちを紡ぐ浅口市民にフォーカス 匠のモノ語り

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