『万葉集』で触れられている地酒をはじめ、ブランド化した海の幸と山の幸、職人の高い技術が脈々と受け継がれてきた伝統食など、岡山一小さな市には食の魅力が盛りだくさん。旅の目的によし、お土産にするもよし。ふるさと納税の返礼品としてまちの名刺代わりになっている逸品もあり、旅後も楽しむことができます。
『万葉集』で触れられている地酒をはじめ、ブランド化した海の幸と山の幸、職人の高い技術が脈々と受け継がれてきた伝統食など、岡山一小さな市には食の魅力が盛りだくさん。旅の目的によし、お土産にするもよし。ふるさと納税の返礼品としてまちの名刺代わりになっている逸品もあり、旅後も楽しむことができます。
『万葉集』に「吉備の酒」という記述があるほど、岡山県の酒造りには歴史があります。浅口市も、備中杜氏の発展に貢献してきた酒処。良質な水と空気、酒造りに適した米と確かな技術を継承し、現在も「丸本酒造」「嘉美心酒造」「平喜酒造」「神露酒造」4つの酒蔵が酒造りを続けています。“幻の酒米”と呼ばれる岡山の「雄町」を使用するなど、それぞれに個性的な取り組みも。見学を実施しているところもあるので、酒蔵について学んだ後、試飲してお気に入りの酒をお土産にしてみては。
もっちりとした弾力とツルっとした喉越しの良さが魅力の手延べ麺。生地を棒状にして、寝かせては延ばす、を繰り返しながら仕上げる職人技の賜物です。そのおいしさを支えているのは、“晴れの国”と言われる岡山の温暖な気候のもとで育まれる良質な小麦と塩、清らかな水。そうめんやうどんをシンプルに主役にするのはもちろん、地元では「バチ」と呼ばれる製造工程で生まれる麺の端を、味噌汁などの汁物の具として楽しむことも。
浅口市金光町で1859年に開かれた「金光教」の参拝土産として広まった金光饅頭。今日でも、ちょっとしたお礼や浅口土産の定番として地域で愛されています。カステラ生地で餡を包んで焼き上げたもので、金光教の御紋(八波に金の文字)のデザインがポイント。複数の和菓子店が手がけていて、製法が異なり、定番のこし餡のほかチョコレート餡やうぐいす餡などのバリエーションも。市民の間でも贔屓先が分かれるので実際に食べ比べてみて。
ミネラルの多い高梁川が瀬戸内海に注ぎ込むためプランクトンが豊富な寄島漁港周辺は、魚介類のおいしさが格別。大きく育った牡蠣は火を通しても身の縮みが少なく、味の濃さが魅力です。おすすめの焼き牡蠣を自宅でするなら、殻付きのまま水を少し入れたフライパンに蓋をして5分ほど焼くだけ。ガザミとはワタリガニのことで、特に内子を持つ11〜12月頃が人気です。素材そのものの味が濃く、シンプルに茹でるか蒸して召し上がれ。
高級品種の多い岡山の桃。浅口市でも7月は「白鳳」「清水白桃」、8月は「おかやま夢白桃」が収穫の時期を迎えます。どれも美しい形の白桃で、柔らかな果肉と豊かな香り、上品な甘さが高い評価を得ています。耕作放棄地を再び開拓し、近年、安定して生産されるようになったのが三ツ山レモン。防腐剤不使用のため、安心して皮まで丸ごと食べられます。弾けるような爽やかな香りとスッキリとした酸味は、料理や酒の名脇役に。