まずは「内子町ビジターセンター」で自転車をレンタルし、八日市・護国の町並みを散策。江戸時代後期から、明治、大正時代にかけて建てられた建造物が並び、1982年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。現在も、地元住民や行政による、修理修景事業などの努力で町並みが保存されています。通りには、古い町家を改修したカフェや雑貨屋が多く建ち並び、地元住民に人気のドイツ料理店もあるのだとか。寄り道しつつ、休憩しつつ。じっくり町歩きを楽しめるスポットです。

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住所／愛媛県喜多郡内子町城廻211（八日市・護国町並保存センター）
電話／0893-44-5212
時間／9:00～16:30
定休日／火曜日、祝日、年末年始

次に向かうのは、町並みの散策途中にある「上芳我邸」。上芳我家は、内子の木蝋生産の基礎を築いた芳我家の分家として1861年に店を構えました。内子は、江戸から明治時代にかけて、和蝋燭などの原料となる木蝋の生産地として栄え、最盛期には国内総生産量の約3割を占めたそう。上芳我邸は、創建から150年以上経った今も、当時の木蝋の製造過程や、豪商の暮らしぶりを伝える資料館として残されています。また、敷地内の建物の多くは、国の重要文化財に指定されています。

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住所／愛媛県喜多郡内子町内子2696
電話／0893-44-2771
時間／9:00～16:30
定休日／年末年始

保存地区の南にある「大森和蝋燭屋」は、約200年前から県で唯一続く和蝋燭の専門店。ハゼの実から作られる木蝋を溶かして、芯に何度も素手でなすりつける日本古来の手法「生掛け」で和蝋燭を製造しています。天然由来の成分のみからできる蝋燭は、淡いウグイス色で、まるで樹木のような見た目。ススが少なく、蝋がたれないため長持ちするのだそう。炎も大きく、揺らぎのある灯りが空間を照らすことから、癒しを与えるインテリアとしてもおすすめです。

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住所／愛媛県喜多郡内子町内子 2214
電話／0893-43-0385
時間／9:00〜17:00
定休日／火曜日・金曜日

愛媛県といえば、やはり有名なのが鯛。宇和海は複雑な入江を持つリアス式海岸で、鯛の養殖場に適していることから、生産量日本一を誇ります。料亭魚林に併設する食事処・りんすけは、名物の「鯛めし」を気軽に楽しめるお店。やわらかな鯛の身に、ハーブを食べて育てられた鶏卵の「EMハーブ卵」をからめると、白身の味がよりまろやかに感じられます。米や漬けだれのしょうゆ、みそ汁のみそまで愛媛産を使った地のもの尽くしの定食を、存分に堪能しました。

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住所／愛媛県喜多郡内子町内子2027
電話／0893-44-2816
時間／11:30～14:00、17:00～20:00
定休日／水曜日

町のシンボルであり、国の重要文化財にも指定されている芝居小屋「内子座」。大正5年に町民有志によって建設され、現在も文楽や狂言、落語などの催し物が行われています。その建物の貴重さから、催し物がない日には全国から観光客が訪れます。役者が通る「花道」、舞台中央を円型に切り抜いた「回り舞台」、一階の平席を四角に仕切った「桝席」など、劇場独特の建築様式は必見。舞台から客席を見上げた景色には、山下さんも思わず「すごい！」と感動していました。

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住所／愛媛県喜多郡内子町内子2102
電話／0893-44-2840
時間／9:00～16:30
定休日／年末年始

天神産紙工場では、さまざまな種類の伝統工芸品「大洲和紙（五十崎和紙）」を作っています。薄くて強く、漉きむらがないことから、特に書道用紙が人気なのだとか。工場では、和紙作りの伝統技法「流し漉き」の体験が可能。紙の原料となる楮とトロロアオイを溶かした水の中で、すだれの入ったけたを揺らし、厚さが均等になるように動かします。水に遊ばれずにバランスよく動かすのがポイントだそう。乾燥台にそっと置き、乾いたら完成です。

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住所／愛媛県喜多郡内子町平岡甲1240-1
電話番号／0893-44-2002
営業時間／9:00～17:00
定休日／お盆・正月

ディナーは、古民家ゲストハウス＆バー内子晴れ。今回いただいたのは、ブランド豚「内子豚」のせいろ蒸し。きれいな水と空気に恵まれて、のびのび育った内子豚の柔らかい旨みと、野菜の甘みが凝縮された一品です。内子町石畳地区の柚子から作られた柚子胡椒を添えて食べれば、一気にさわやかなお味に。また、町内の酒蔵から生まれた「千代の亀」と「京ひな」も堪能できます。飲み比べができるので、さまざまなメニューとのペアリングが楽しめるのも魅力。

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住所／愛媛県喜多郡内子町内子3025
電話／0893-57-6330
時間／11:00～15:00、18:00～22:00
定休日／月曜日、火曜日

今夜の宿泊は、八日市・護国町並保存地区にある一棟貸しの宿「内子の宿 織」へ。古民家をモダンテイストにリノベーションした2階建ての建物を貸し切ることができます。伝統工芸品「大洲和紙」を壁にあしらった洋室や、大きな窓から緑を眺めて湯船に浸かれる浴室など、遊び心が満載のお宿です。3部屋の和室以外にも、小部屋や裏庭が見える和室などがあり、宿泊可能人数は最大6人まで。キッチンが併設されており、地元の食材を買って自炊することも可能です。内子町の野菜を使った朝食も提供しています。

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住所／愛媛県喜多郡内子町町内子3013
電話／0893-44-5735
時間／チェックイン 15:00～、チェックアウト ～11:00
料金／1棟50,000円（税別）～＋1名につき2,500円（税別）
※朝食なしの場合は1名1,000円
※上記は基本料金となります。詳しくはお問合せください。

「道の駅　内子フレッシュパークからり」の特産物直売所には、自然豊かな内子町で栽培された野菜や果物が毎朝並びます。内子豚のソーセージや町の特産・じゃばらを使ったオリジナル商品なども多数取り扱っており、お土産探しにもぴったりなスポットです。敷地内には地元の食材を使ったグルメを提供する「レストラン からり」や、愛媛県の名産「もち麦」を使用した「もち麦うどん」が食べられる「うどん処あぐり亭」など、食事も楽しめます。

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住所／愛媛県喜多郡内子町内子2452
電話／0893-43-1122
時間／8:00～17:00（直売所）
定休日／年始

お土産選びのあとは、少しアクティブな体験へ。小田地区の小さな牧場・ミニミニファームMORIIでは、牧場の敷地内をぐるりと回る、約15分間の乗馬が楽しめます。スタッフ引率のもと安全に乗馬が楽しめるので、未経験でも安心。見渡す限り緑に囲まれたファームで馬と触れあう時間は、まさに癒しそのもの。牧場内では2頭の馬やポニー、ヒツジ、ミニブタ、アヒルなどさまざまな動物の見学ができ、モルモットの抱っこ体験なども可能です。

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住所／愛媛県喜多郡内子町本川483-1
電話／0892-52-2677
時間／10:00～17:00
料金／体験乗馬15分 1名1,500円（2日前までに要予約）

小田地区に鎮座する「廣瀬神社」が開かれたのは、924年、醍醐天皇のころ。本社では「北斗七星」を象徴として、自然を司る天御中主神を中心に祀っており、林業が盛んなこの地の守り神として崇められています。境内には古木が何本もあり、境内東側の道路に面するイチイガシと、境内の表と奥に立つ二本のケヤキは、樹齢千年を超えるのだとか。どちらも県の天然記念物に指定されているそうです。本殿には板絵やお面などが掲げられており、歴史を伝える芸術作品を間近で見られます。

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住所／愛媛県喜多郡内子町本川3948
電話／0892-52-3111（内子町役場小田支所）

古来より小田地区に伝わる郷土料理の「たらいうどん」。この地域では、名前の通り大きなたらいに柔らかめのうどんを入れ、冠婚葬祭時に家族全員で食べる風習があるそう。「かじか亭」では、美しい川沿いの風景を見ながら、たらいうどんを堪能できます。地元の製麺所で打たれた麺は、柔らかく切れやすいので、たらいの縁にはわせてだしに運ぶのがおすすめ。大豆と干しシイタケ、いりこでだしをとった甘めのつゆが染みたうどんは、一度食べるとくせになるおいしさ。

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住所／愛媛県喜多郡内子町寺村251-1（小田の郷 せせらぎ内）
電話／0892-52-2090
時間／10:30～15:00
定休日／年末年始

「小田の郷せせらぎ」では、小田地区の農産物を使ったスイーツやジャムを「オダメイドシリーズ」としてプロデュースしています。今回いただいたのは「オダメイド 焼き芋アイス」。食材本来の味わいを楽しめるようにと、小田産の色鮮やかなさつまいも「人参芋」の焼き芋をふんだんに混ぜ込んだだけでなく、生クリームや砂糖の調合にもこだわり抜いた“むつこくない（しつこくない）”スイーツです。「甘すぎず、うまい！」と山下さんも大絶賛でした。

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住所／愛媛県喜多郡内子町寺村251-1
電話／0892-52-3023
時間／4～9月：8:00～17:30、10～3月：8:00～17:00
定休日／年末年始