人々が築いてきた歴史や文化。美しい山里と水の恵み。内子町には豊富な特産品を生み出す環境がそろっています。自然の中で芳醇に育った食材や、自然由来にこだわったオーガニックアイテムなど、おすすめの名品をピックアップ。ネットショップのお取り寄せや、ふるさと納税の返礼品などでぜひ手に入れてみてください。 文/粂田佐知(Penseur)
人々が築いてきた歴史や文化。美しい山里と水の恵み。内子町には豊富な特産品を生み出す環境がそろっています。自然の中で芳醇に育った食材や、自然由来にこだわったオーガニックアイテムなど、おすすめの名品をピックアップ。ネットショップのお取り寄せや、ふるさと納税の返礼品などでぜひ手に入れてみてください。 文/粂田佐知(Penseur)
内子町では、自然由来の成分を使用した「うちこコスメ」を展開。植物成分にこだわったエイジングケアブランド「ベジサラダ」は、内子町で育った野菜や果実がたっぷりの“ベジタブルサラダ”のように、やさしくうるおいを守ってくれるアイテムです。特産の香酸柑橘「じゃばら」を配合した、爽やかな香りの「わく練り石けん 青じゃばら」も人気。じゃばらには、花粉症などの抑制効果があるといわれる「ナリルチン」が豊富に含まれています。
自然豊かな山の中で、ストレスなく育つことから、豚肉特有の臭みがほとんどない「内子豚」。甘味が強く、きめ細やかでやわらかい肉質が特徴です。その内子豚の旨味をぎゅっと凝縮させたソーセージは、一品で食卓の主役に。ハム・ソーセージ作りの本場・ドイツで修行を積んだ職人が、ドイツの香辛料と内子豚を使って、おいしさの中にも内子らしさを感じられる味に仕上げています。
内子町は、江戸後期から明治時代にかけて和蝋燭などの原料である「木蝋」の生産で栄えた町。県下で唯一残る和蝋燭専門店「大森和蝋燭屋」では、今も天然素材のみを使って、一から和蝋燭を手作りしています。溶かした蝋を素手で芯にすりつけ、乾かす作業を重ねてできる和蝋燭は、まるで樹木の年輪のような見た目と手ざわり。炎の大きさと明るさ、そしてやさしい香りが魅力です。
温暖な気候に恵まれ、昼夜の温暖差が激しい内子町では、桃やなし、柿やいちごなど、さまざまな果物が栽培されています。中でもぶどう栽培の歴史は古く、大正時代に、黒ぶどうの「キャンベルアーリー」が植え付けられたのがはじまりだそう。種なしで食べられる「ピオーネ」や、ぶどうの王様「巨峰」、渋みが少ない「安芸クイーン」、人気の「シャインマスカット」など、栽培されているぶどうの種類も豊富です。
内子町では酒造りも盛んで、町内に二つの酒蔵があります。約300年前から続く老舗「千代の亀酒造」では、酒蔵の名が付いた「千代の亀」をはじめとした、独創的な地酒を醸造しています。また、大正時代に8つの酒蔵が合併して生まれた「酒六酒造」では、地元の酒米「松山三井」を使用した「深山」など、少し甘みのあるお酒も製造。どちらの酒蔵も、米や水、空気など、内子の風土を生かした酒造りを行っています。