薩摩川内市には、街の歴史がわかるスポットがたくさん。古い町並みと美人の湯を楽しめる温泉に、先人の暮らしぶりがわかる武家屋敷、古きがわかる神社に名産品のひとつ・焼酎の酒蔵巡りと、ぜひすべて体験して薩摩川内の魅力を堪能してください。
薩摩川内市には、街の歴史がわかるスポットがたくさん。古い町並みと美人の湯を楽しめる温泉に、先人の暮らしぶりがわかる武家屋敷、古きがわかる神社に名産品のひとつ・焼酎の酒蔵巡りと、ぜひすべて体験して薩摩川内の魅力を堪能してください。
風情ある湯治宿が数多く残る川内高城温泉。西郷隆盛が好んで入ったといわれています。ほのかに硫黄の香りが漂い、商店が立ち並ぶ古い町並みは、懐かしい気持ちになります。源泉が出る浴槽に仕切りをつけて湯温を調整しているのが特徴で、源泉の近くの湯は熱々、仕切りの向こう側は適温なので、好みに合わせて楽しむことができます。泉質は無色透明アルカリ性単純硫黄泉。いわゆる美人の湯で、トロトロとした肌触りのお湯は、鹿児島屈指の名泉といわれるほど。
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住所/薩摩川内市湯田町湯之元
鹿児島の三大武家屋敷群のひとつ。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。鎌倉時代からの領主・入来院氏が築城した山城・清色城を中心に集落が広がり、入来院家の茅葺きの武家門、茅葺屋根の旧増田家住宅などを見ていると、時代劇のなかに迷い込んだような気持ちに。町を囲む樋脇川が天然の堀のようになり、武家屋敷の周囲は石垣と生垣に囲まれて外から中の様子がわからないようになっていることから、防備に対する意識が高かったことがうかがい知れます。
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住所/薩摩川内市入来町浦之名麓
菅原道真公が太宰府に左遷され、さらに逃れて藤川北野にたどり着き、隠退、没した場所という言い伝えがある神社。初詣は大勢の参拝客でにぎわい、また受験シーズンは受験生やその家族が合格祈願に訪れます。境内には道真公がお手植えされた一株から繁盛したといわれる梅園が広がり、その数は約300本。その内の55株は国の天然記念物に指定されています。幹を地に伏せた姿が龍のように見えることから臥龍梅と呼ばれています。薄いピンク色の花を咲かせ、甘い香りを漂わせるのは毎年2月中旬から3月上旬。
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住所/薩摩川内市東郷町藤川 電話/0996-42-0753
拝観時間/参拝自由 拝観料/無料
焼酎王国と呼ばれる鹿児島県には、2000を超える焼酎の銘柄があるそう。薩摩川内市内には7つの焼酎蔵があり、蔵の見学ができるところもあります。作り方を知ると、いつもの一杯がさらに深みを増すから不思議。しっかり学んで、じっくり飲んでみませんか? 蔵見学ができるおすすめの蔵を4つご紹介いたします。詳細は次ページへ。