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1泊2日でいく 大野いとさんがナビゲート 世界遺産、天然記念物、日本遺産が揃う 島根・大田でノスタルジックジャーニー

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島根県のほぼ中央に位置する大田市。観光名所・出雲大社がある出雲市のお隣です。世界遺産である石見銀山や国指定天然記念物の琴ヶ浜、世界最大の砂時計がある博物館、地底にそびえる縄文の森など、ほかに類をみない絶景や歴史深いスポットを女優・大野いとさんと巡ります。

撮影/山田大輔 スタイリング/長谷川綾(eleven) ヘアメイク/荒川たつ野(nude.)
文/西 倫世 プラン作成/吉川綾乃(旅色コンシェルジュ)

※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。
 最新の公式情報をご確認ください。

スケジュール&アクセス
島根県大田市の旅 スケジュール
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1st DAY 澄んだ空気が漂う自然のなかで深呼吸
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  1/6

縄文時代の森が目の前に!三瓶小豆原埋没林公園(さんべ縄文の森ミュージアム)

約4000年前の三瓶火山の噴火により火砕流や土石流に埋もれてしまった森を、約20年前に発見。地形的な偶然が重なり、奇跡的に森が真空パック状態になっていたため、太古の木が地面に根を張ったまま立っていたといいます。倒木ではなく、生えていた場所に根を張っている「埋没林」は世界的に見ても珍しく、貴重な存在。地底に眠っていた森なので、展示室は地下。階段を降り、徐々に巨木が間近に迫るドキドキ感と、実際に目の当たりにしたときの圧倒的な迫力は、ほかでは味わえません。

[DATA]
住所/大田市三瓶町多根ロ58-2
電話/0854-86-9500
営業時間/9:00~17:00(最終入場16:30)
定休日/毎週火曜日(祝日の場合は営業し、翌平日が休園)、12月と3月の第1月曜日から金曜までの5日間、年末年始(12月28日~1月1日)
入館料/大人300円、小中高生100円

縄文時代の森が目の前に!三瓶小豆原埋没林公園(さんべ縄文の森ミュージアム)
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  2/6
車で約10分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  2/6

地元食材が盛りだくさん!SANBE BURGERでランチ

三瓶山の北の原にある、ログハウス風の建物がかわいいハンバーガーショップ。ご当地バーガーとして人気のさんべバーガーのパテは、島根県産の牛豚肉100%。注文を受けてから炭火で焼いているためジューシーで、肉の旨味がしっかり感じられます。玉ねぎ、レタス、トマト、卵も地元産なので、鮮度が抜群。特製バンズは、トッピングのごまの香ばしさがアクセントになっています。ツーンとくる辛さが好きな人は、三瓶産のわさびが効いた三瓶わさびバーガー770円をぜひ。

[DATA]
住所/大田市三瓶町多根1125-2
電話/0854-86-0200
営業時間/平日・冬季期間(12月~3月)は10:00~16:00、土・日・祝日・GW・夏休みは10:00~17:00
定休日/火曜日(祝日の場合は営業)、12~3月中旬は火曜日、水曜日

地元食材が盛りだくさん!SANBE BURGERでランチ
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  3/6
車で約10分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  3/6

三瓶観光リフトに乗って広大な三瓶山を空中散歩

古代日本神話「出雲国風土記」に登場する三瓶山。約10万年前からの噴火活動で形成された火山です。男三瓶山(おさんべさん)、女三瓶山(めさんべさん)、子三瓶山、孫三瓶山、大平山などが連なった、島根を代表する名峰のひとつで、東の原からリフトに乗れば約15分で標高854mある大平山の山頂近くに到達。リフトを降りて5分ほど歩けば、三瓶山全体を見渡せる展望台があるので、ぜひ立ち寄って。下りのリフトでは山裾に広がる草原の景色が楽しめます。

[DATA]
住所/大田市三瓶町志学口1640-2
電話/0854-83-2020(三瓶観光リフト)
営業時間/8:30~16:30
定休日/火曜日、12月~3月は冬季休業
料金/大人 往復750円・片道450円、小人 往復550円・片道350円

三瓶観光リフトに乗って広大な三瓶山を空中散歩
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  4/6
徒歩で約1分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  4/6

工場見学と試飲ができる石見ワイナリーでお土産を

ワインの製造工程や瓶詰め作業を見学できるワイナリー。自社農園でメルローやシャルドネなどのぶどうを栽培し、赤ワイン、白ワイン、ロゼ、そして第4のワインとして注目されているオレンジワイン(白ワイン用のぶどうを赤ワインの製法で仕込む)をつくっています。赤ワインと比べると渋みが穏やかなのでワイン初心者にもおすすめ。テイスティングコーナーでは、有料でワインの試飲も可能です。チーズやジビエといったワインに合うおつまみや三瓶の名産品もあるので、お土産探しにもぴったり。

[DATA]
住所/大田市三瓶町志学ロ1640-2
電話番号/0854-83-9103
営業時間/10:00~17:00
定休日/無休(冬期不定休)

工場見学と試飲ができる石見ワイナリーでお土産を
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  5/6
車で約50分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  5/6

温泉津温泉の歴史を見てきた震湯カフェ内蔵丞でカフェタイム

温泉津温泉街でひときわ目を引く木造洋館は、大正8年に建造された薬師湯(温泉津温泉湯元)の旧館。温泉津に現存する温泉施設として最古で、更衣室だったスペースを改装し、現在はカフェとして営業。深煎りのイタリアンコーヒーやシフォンケーキなどのほか、石見銀山の歴史にまつわる「温泉津の奉行飯」といった地元食材を使ったヘルシーなメニューが味わえます。当主は毛利水軍の御三家であった内藤家。450年もの間この地に住む名家で、店名の内蔵丞は初代のお名前なんだとか。建築学的にも貴重といわれるこの建物は、特に組み込み式天井の繊細な細工が見事。重厚な調度品を眺めながら、贅沢なひと時を。

[DATA]
住所/大田市温泉津町温泉津7
電話番号/0855-65-4126
営業時間/11:00~17:00(LO16:30)
定休日/木曜日

温泉津温泉の歴史を見てきた震湯カフェ内蔵丞でカフェタイム
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  6/6
徒歩すぐ
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1泊2日でいく島根・大田の旅 1st DAY  6/6

温泉津(ゆのつ)温泉で宿泊

温泉津温泉とは・・・・・・
16世紀後半、石見銀山から採掘した銀を運び出す港町として栄えた温泉津。かつては港や銀山で働く人を癒す湯治場でした。温泉地としては全国で唯一国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。自然湧出の源泉かけ流し100%で、湯温は高く、薬効の高さが人気の理由です。

温泉津(ゆのつ)温泉で宿泊
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2nd DAY 朝の海で心身を清めて世界遺産の石見銀山へ
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY  1/5

踏むとキュッキュと音が鳴る鳴砂が有名な琴ヶ浜へ

約1.6㎞に渡り、美しい白砂が続く琴ヶ浜。砂浜を歩くとキュッキュと音が鳴るのは、砂が動かない性質を持つ石英質で、ぶつかり合うと摩擦音が発生するから。砂浜が汚れると音が鳴らなくなるため、鳴砂は砂浜がきれいな証だそう。また琴ヶ浜には、都から落ちのびてきたお姫様がこの地で琴を弾くようになり、病で亡くなった後も魂を残し、村人を慰めるため浜で音を奏でているという「琴姫伝説」が伝わっています。こんな伝説を知っていれば、砂浜の散歩がより特別な時間に。

[DATA]
住所/島根県大田市仁摩町馬路
電話/0854-88-9950(大田市観光協会)

踏むとキュッキュと音が鳴る鳴砂が有名な琴ヶ浜へ
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY  2/5
徒歩すぐ
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY 2/5

眼前に琴ヶ浜が広がる海辺のカフェ チーナカ豆で早めのランチ

海の家をセルフリノベーションしたカフェ。地元の旧校舎の建材を再利用しているため、小学校の教室のようなノスタルジックな雰囲気が漂います。メニューは安心できる素材を使って手作り。薪窯で焼くピザやパン、自家製のベーコンやハムを使ったサンドイッチ、冬に仕込んだ自家製ジュースなどが味わえます。これからの季節におすすめなのがゆずソーダ。地元の農家から直接ゆずを仕入れ、大田産のはちみつときび糖と合わせてシロップをつくっています。

[DATA]
住所/大田市仁摩町馬路 琴ヶ浜駐車場そば
電話/080-4261-6178
営業時間/11:00~18:00
定休日/月曜日~水曜日、11月~3月

眼前に琴ヶ浜が広がる海辺のカフェ チーナカ豆で早めのランチ
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眼前に琴ヶ浜が広がる海辺のカフェ チーナカ豆で早めのランチ

寛ぎの宿 輝雲荘

温泉津で唯一露天風呂を備える料理旅館。昼はラウンジを一般開放し、丼や焼魚定食をいただけます。いちおしの焼き穴子丼には大田産の大穴子を使用。肉厚な穴子を甘辛いしょうゆダレで蒲焼きにしています。

[DATA]
住所/大田市温泉津町温泉津ロ202-1
電話/0855-65-2008
営業時間/11:30~13:30
定休日/不定休

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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY  3/5
車で約5分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY 3/5

仁摩サンドミュージアムで童心に帰る砂絵を体験

「砂」「時」「環境」をテーマとした、砂の博物館。総ガラス張りのピラミッドが6基あり、それぞれが展示スペースや休憩室などになっています。最大のピラミッドは高さが21mあり、その中央、見上げる位置に直径1m、高さ5.2mもの巨大砂時計「砂暦(すなごよみ)」を展示。中に約1トンの砂が入っていて、1年の時を刻んでいます。砂を使ったワークショップも多彩。入館すれば無料でもらえる砂絵台紙(1枚)に、12色の砂で色付ける砂絵づくりは、素敵な旅の記念になりそう。

[DATA]
住所/大田市仁摩町天河内975
電話番号/0854-88-3776
営業時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日/水曜日(祝日の場合は営業し、翌平日が休館)、年末年始(詳細はホームページでご確認ください)
入館料/高校生以上730円、小中学生360円

仁摩サンドミュージアムで童心に帰る砂絵を体験
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY  4/5
車で約10分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY 4/5

江戸時代の面影が残る大森の町を散策

かつて銀を採掘していた石見銀山の鉱山町として栄えた大森地区。江戸時代の町割が残り、武家屋敷や代官所跡、かつての豪商・熊谷家住宅といった歴史的建造物と、古民家を活用したおしゃれなショップ、地元の人が住む住宅が共存しています。メイン通りは、資料館やお寺、ショップが集まる町並みエリアと、間歩(まぶ)と呼ばれる坑道跡が点在する銀山エリアに大別され、町並みエリアは片道徒歩20分、銀山エリアは片道徒歩45分ほどの距離。レンタサイクルスポットもあります。

[DATA]
住所/大田市大森町

江戸時代の面影が残る大森の町を散策
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おすすめのお店①

有馬光栄堂

創業から200年以上続く、老舗お菓子処。名物「げたのは」は、小麦粉と黒糖、砂糖から作られたシンプルなお菓子。銀山で働く坑夫たちが、このお菓子を食べながら作業をしていたと言われています。黒糖の素朴な甘さとサクサク軽い食感はクセになるおいしさ。黒糖好きには、カリッと風味豊かな大豆が入った黒糖あめ「銀山あめ」もおすすめです。

[DATA]
住所/大田市大森町ハ141
電話/0854-89-0629
営業時間/9:00~17:00
定休日/無休

有馬光栄堂
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おすすめのお店②

ベッカライコンディトライヒダカ

ドイツで修行し、国家資格であるドイツ製パンマイスターを取得したオーナーが作る伝統的なドイツパンの店。看板商品はドイツ発祥のパン・ブレッツェル。塩味が効いたパンは香ばしく、ふっくらとした太い部分とカリカリの細い部分があるので、それぞれの食感の違いを楽しんで。チーズブレッツェルと塩マカダミアもおすすめ。県内外にファンが多く、売り切れる日もあるため早めに来店を。地元食材を使ったジェラートも人気です。

[DATA]
住所/大田市大森町ハ90-1
電話/0854-89-0500
営業時間/パン10:00~16:00、カフェ11:00~16:00
定休日/パン月曜日~水曜日、カフェ月曜日、火曜日
※不定休あり

ベッカライコンディトライヒダカ
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY  5/5
自転車で約20分
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1泊2日でいく島根・大田の旅 2nd DAY 5/5

旅のラストは世界遺産である鉱山遺跡・石見銀山 龍源寺間歩へ

2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初めて世界遺産に登録された石見銀山。銀の発掘の最盛期(戦国時代後期から江戸時代前期)、日本は世界の銀の3分の1を産出し、その大部分を石見銀が占めていたというほど。山のあちこちに「間歩」と呼ばれる銀を発掘するための坑道跡がありますが、おすすめは大森の町並みエリアから徒歩で行ける龍源寺間歩。石見銀山で唯一年間を通して一般公開されていて、壁面には当時ノミで掘り進んだ跡がそのまま残っています。

[DATA]
住所/大田市大森町ニ183
電話/0854-89-0117
営業時間/9:00~17:00、12月~2月は9:00~16:00 ※最終入場10分前
定休日/元日
利用料金/大人410円、小人210円

旅のラストは世界遺産である鉱山遺跡・石見銀山 龍源寺間歩へ

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