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FO-CAL[フォーカル]

新潟市が、好きでたまらない!このまちの魅力をつなぐ人たち。

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新潟市から、その土地ならではの魅力を多くの人や未来につないでいく。そんな注目の人たちに出会ってきました。まずフジドリームエアラインズのパイロットの寺崎義厚さんと、フライトアテンダントの中山あらんさん。日本各地を周っているからこそ知っている、この土地の魅力をお話いただきます。そして新潟の街歩きスポット上古商店街の立役者、「hickory03travelers」の迫一成さんには街おこしについて、「ル レクチエ」農家の小池美與志さんには新潟発祥の幻の洋梨が育つまでの秘話を伺います。そこから見えてきたのは、新潟を愛し、力を尽くす姿でした。

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新潟市が、好きでたまらない!このまちの魅力をつなぐ人たち。

訪れる人の心をつなぐ
美しい景色と新潟グルメ

パイロット・寺崎義厚さん

高校生まで新潟市の隣にある新発田市で暮らしていたという寺崎さん。新潟市の思い出は、古町のアーケード街。「田舎っ子だった自分にとっては憧れの町でした」となつかしみます。そして、各地の空港を飛び回るパイロットとなった今感じる新潟空港の魅力は、景色の美しさだと言います。「海岸線に近いため、デッキからは水平線と山並みがどちらも見えます。雨上がりは虹が見えることも多いんです」。さらに、定期便が少ない新潟空港では自衛隊の離発着訓練が不定期で行われ、運がよければ珍しい飛行機やヘリを目にすることも。「空港は飛行機に乗らなくても楽しめる場所。FDAの飛行機は16機それぞれ色が異なるので、どの色の飛行機と出会えるか楽しみにしていただけたら」。

パイロット・寺崎義厚さん
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雨あがりにたびたび見えるという虹。
取材当日も滑走路にお目見え
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フライドアテンダント・中山あらんさん

新潟市に隣接する燕市で育ち、進学と同時に新潟県を離れたという中山さん。暮らしていたころはそこまで強い思い入れはなかったそうですが、故郷を離れた今感じるのは、新潟の居心地のよさ。「栄えている街と自然とのバランスがとてもいいと思っていて。ひらけた空、空気のきれいさ、食べ物のおいしさ、どれをとっても誇れる故郷です」。なかでも中山さんの心をつかんで離さないのが新潟グルメの数々。今暮らしている名古屋の自宅でも作るくらい大好きな「タレカツ丼」や、新潟に帰った際は必ず食べる「へぎそば」。海鮮なら「弁天鮨」の「生ちらし」。「ほかでは味わえない新潟ならではの味を、ぜひ楽しんでほしいです」。

フライドアテンダント・中山あらんさん
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長く続くまちの価値を
デザインでつないでいく

hickory03travelers 代表 迫一成さん

「カミフル」と親しみを持って呼ばれ、今や新潟市の街歩きスポットとして外せなくなった上古町。その仕掛け人である迫さんがこのあたりにやってきた当初は、意外にも街おこしに興味があったわけではないそう。「最初は自己表現をしたいと思って、その発信をする場としてお店を持ち、Tシャツなどの販売をしていました。お店でいろんな人と出会ううちに、長く続いているものの価値と、お店を起点にそれらがつながる面白さを感じ始めたんです。」新潟市で歴史ある商品、よい商品があまり知られていないと感じていた迫さんは、デザインを通して知ってもらおうと、商品のパッケージを変更したり、販路拡大を手伝ったり、新潟市の企業の伴走を始めます。

hickory03travelers 代表 迫一成さん
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あられに砂糖蜜をかけた「浮き星」。
お湯に入れると砂糖が溶け、
星のようにプカプカと浮かぶ様子から
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そんな迫さんが、金平糖に似たお菓子「ゆかり」を製造販売する「明治屋」に出会ったのは5年ほど前。売上は下火になりつつあり、店主の小林さんはそろそろお店を畳もうと考えていたのだそう。ところが、迫さんの提案で名前を「浮き星」に変え、全国での販売を開始したところ今では売上が約100倍に。何より迫さんが嬉しかったのは最初に作ったパッケージのロットが切れたときに「またパッケージを作って」と小林さんから依頼をもらったことだといいます。デザインするだけではなく、企業の人や商品と向き合い、足りないところにすっと手を伸ばす迫さんに、街の人が寄せる信頼は厚いのです。「街は200年、300年と続きます。そのなかに生きる意義、よさをつないでいけたら」、そう話す迫さんの目は新潟市の明るい未来を捉えているようでした。

hickory03travelers
住所/新潟市中央区古町通3番町556
電話番号/025-228-5739
定休日/月曜日 ※祝日の場合は営業、翌火曜日が店休日。そのほか年末年始など臨時休業あり
時間/平日 11:00~16:00 土日 11:00~18:00 ※変更になる場合があります

フライドアテンダント・中山あらんさん

亀田地区の伝統的な織物「亀田縞」は
その模様を生かしたパンツに。
商店街のロゴもhickory03travelersが
デザインしています

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祖父の思いをつなぎ
唯一無二の洋梨へ

「ル レクチエ」農家・小池美與志さん

幻の洋梨。洋梨の女王。数々の異名をとるのが、洋梨の一種「ル レクチエ」です。その発端となったのは明治36年、新潟県中蒲原郡茨曾根村(現在の新潟市南区)の小池左右吉さんが旅行先のロシアでその味に出会い、フランス原産の苗木を輸入したこと。左右吉さんのお孫さんである美與志さんにお話を聞くと、当時の苦労がよみがえります。「日本梨とは実や花のつき方が違うため、参考にできるものもほとんどなく栽培方法を手探りしていたそうです」と美與志さん。左右吉さんが確立した方法を産地みんなで一丸となって広めたことで、他県にも販路が確立され、新潟を代表する果実として成長しました。

「ル レクチエ」農家・小池美與志さん
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小池さん宅の目の前に立つ 「ル レクチエ発祥の地」
記念碑と立派な枝ぶりの古木。
10月下旬から収穫され、食べごろは12月中旬まで
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栽培の難しさに加え、追熟という工程に手間がかかることも幻と呼ばれる理由のひとつです。身がまだ青い状態で収穫をし、倉庫で40日間ほど寝かせることで、豊潤な香り、高い糖度、なめらかでとろけるような食感を実現できるのだとか。そのあまりの強い香りに「追熟させる倉庫に長くいると、頭が痛くなるほどです」と、美與志さんの孫のゆかりさんは笑います。美與志さんに「ル レクチエ」のどんなところが好きですか? と聞くと「こんなにおいしいものは他にないと思う。フランスに友達がいるのですが、ル レクチェを贈るととても喜んでもらえますよ」と答えてくれました。左右吉さんや美與志さん、新潟の農家の方々が苦労して育てた「ル レクチエ」。ぜひ味わってみませんか。

「ル レクチエ」農家・小池美與志さん

追熟により緑から明るい黄色へ。
倉庫の中は確かに強い香りが充満していました

風情漂う歴史のまちを訪ねる

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