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1泊2日でいく 熊谷パワーチャージの旅

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2019年のラグビーワールドカップ以前からラグビータウンとして盛り上がるまち、埼玉県熊谷市を訪れた稲村亜美さん。ラグビーが大好きだという稲村さんは、ラグビーのモニュメントがある駅前からのスタートにテンションが上がりっぱなし。熊谷のまだ見ぬ魅力を探しに、1泊2日の旅がスタートです。

写真(人物)/酒井貴弘(ADDICT_CASE) スタイリスト/MASAYA(ADDICT_CASE) ヘアメイク/中川恵理 文/上野郁美(effect)

※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状態が変更になっている場合もあります。最新の公式情報をご確認ください。

スケジュール&アクセス
1泊2日の埼玉県・熊谷市の旅 スケジュール
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1st DAY 自然豊かなまち熊谷市。1日目からアクティブに動いたり名所でほっこりしたり、とフル稼働。ほぼ平坦な土地柄をいかしシェアサイクルの旅を楽しみました。
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  1/7

ボールが飛んでくるほど近いラグビー場の迫力をキャップ・ラガーズで

旅のスタートは、キャップ・ラガーズ クラブハウス熊谷から。「ラグビーをあらゆる角度から楽しむ」をコンセプトに、熊谷ラグビー場に常設されたラグビーショップとカフェ&パブです。ショップでは、ラグビーのウェアやギアのほか、雑貨などのグッズも販売。カフェを利用するなら、ぜひともラグビー場にせりだした、テラス席へ。スタジアムの空気感を間近に楽しめます。試合開催日にはジュースやお酒などを飲みながらの観戦も可能です。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市上川上810 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場内
電話/048-598-8084
時間/平日10:00~18:00、土曜日・日曜日10:00~19:00
定休日/火曜日、水曜日
※試合開催日のテラス席はチケット購入の必要あり

いつかはこのラグビー場に来たかったという稲村さんは、テンションMAXに! / ラグビーボールを手にパチリ
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  2/7
自転車で約2分

広大な敷地の公園で

思いっきりアクティブに!

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  2/7

抜けるような青空に広大な敷地の熊谷スポーツ文化公園走り出さずにはいられない!

面積88.3haと広大な敷地を誇る県営公園。彩の国くまがやドーム、熊谷ラグビー場、陸上競技場など、文化・スポーツ・レクリエーションの拠点として整備されました。熊谷ラグビー場は、2019 年に開催された「ラグビーワールドカップ」の試合会場の一つとなるなど、大規模スポーツ大会の会場にもなっているほか、ジョギング&ウォーキングコースなど、市民の健康づくりと憩いの場にも。自由広場は周りに視界を遮るものがほとんどないため、開放感は最高。思わず走り出したくなるような、アクティブな気持ちにさせてくれます。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市上川上300(公園管理事務所)
電話/048-526-2004
時間/事務所受付時間8:30~21:30
※各施設の詳細については、別途ご確認ください。

さすがの身体能力で「神キック」を見せながらも、「もっと飛ばしたい!」と何度も挑戦する稲村さん
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  3/7
自転車で約5分

ラグビー練習場を目の前に

カフェトラットリアで一息

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  3/7

地元の食材をふんだんに使ったイタリアンが楽しめる地産地消カフェトラットリアFORTE blu

たっぷり体を動かしたあとは、熊谷スポーツ文化公園内、さくらオーバルフォート管理棟の1階にあるカフェトラットリア、FORTE bluで一息。目の前には、ラグビーチーム「埼玉パナソニックワイルドナイツ」の練習グラウンドが広がっているため、運が良ければプロ選手の練習を間近で見ながら、カフェ時間を楽しめます。地産地消にこだわり、地元産の素材を使ったメニューが多いのも特徴です。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市上川上844 さくらオーバルフォート管理棟1F
電話/048-598-8701
時間/10:00~17:00
定休日/無休

優しい甘みが特徴のビーツのティラミス600円
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  4/7
自転車で約40分

縁結びのパワースポットを

のんびり散策

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  4/7

煌びやかな国宝歓喜院聖天堂に魅せられて

リフレッシュしたあとに向かったのは、妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)。日本三大聖天のひとつで、1179年に創建。縁結びのパワースポットとして有名で、恋愛だけでなく、商売繁盛・学業進学などあらゆる良縁のご利益があるのだとか。見どころは国宝に指定されている本殿「歓喜院聖天堂」。江戸時代に発展した多様な建築装飾技法が惜しみなく注がれ、色鮮やかな彫刻で埋め尽くされた壮麗さに目を奪われます。緑が多く、厳かな空気が漂う寺院で、散策にはぴったりな場所です。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市妻沼1511
電話/048-588-1644
時間/平日10:00~15:00、土曜日・日曜日・祝日9:30~16:00
拝観料/700円(同伴者がいる場合、中学生以下無料)

「歓喜院聖天堂」の色鮮やかな彫刻に見入る稲村さん
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  5/7
自転車で約3分

こだわりにまっすぐに

もちもち熊谷うどん

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  5/7

すべての素材・製法にこだわりぬいた熊谷うどんの名店福福でランチタイム

1日目のランチは、元祖 熊谷うどん 福福へ。店主が本物のうどんを味わってもらいたいと、熊谷産小麦100%で作るうどんは、ほかにはないもちもちの食感を実現し、小麦の風味が桁違い。また麺以外にもすべての素材にこだわり、とくに出汁には利尻産昆布、枕崎産本鰹節の最高グレードのものを使用し、3カ月熟成。マイルドで旨みが凝縮された出汁は絶品です。さらに杉の木の香り豊かな熊谷産間伐材割り箸を提供するなど、お店のすべてにこだわる姿勢には脱帽。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市妻沼1861-2 1F
電話/048-589-2900
時間/11:00~18:00 ※売切次第終了
定休日/月曜日

肉は深谷産彩の国黒豚100%使用。麺の最後の部分が太いのは、手打ちのゆるぎない証としてご主人が切り方を工夫しているそう
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  6/7
自転車で約2分

レトロなまち並みを

日傘をさしながら散策

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  6/7

えんむすび日傘を持って縁結び通りを歩きタイムスリップ

縁結び通りは、妻沼聖天山 歓喜院の近くを通る「県道羽生妻沼線」の愛称。昔ながらのレトロなお店が並ぶ商店街で、まち歩きにもぴったり。そんなときに活躍するのが、妻沼聖天山と周辺商店街の21か所に設置されている「えんむすび日傘」。市の花である桜をあしらった番傘と熊谷染の日傘を無料で借りることができ、どこの傘立てに返してもOKといううれしい仕組み。なかにはカップルで使える、大きな「えんむすび相合傘」も。それぞれ柄や色が違うのでどんな傘に出会えるかも楽しみです。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市妻沼

えんむすび日傘をさすだけで、散策が一気に特別な時間に
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  7/7
徒歩すぐ

古民家を改装した甘味処で

パワーチャージ

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 1st DAY  7/7

手作りあんこの心地よい甘みに癒される大福茶屋 さわたでのんびりと

1日目の旅の締めくくりは大福茶屋 さわたへ。縁結び通り沿いで、妻沼聖天山西参道からすぐのところにあります。古民家を改装したという甘味処は、心からくつろげる空間です。名物は自家製にこだわったあんみつやぜんざいなどの甘味で、あんこはもちろん、寒天も手作り。黒糖や和三盆などを使い、体に優しい甘みが特徴で、アクティブな旅の心地よい疲れも癒されます。レモンスカッシュ、ウメスカッシュ、シソスカッシュといった自家製ドリンクもおすすめ。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市妻沼1537-2 縁結び通り沿い
電話/048-589-1124
時間/9:00~17:00(ランチ11:00~14:00)
定休日/月曜日

クリームあんみつ、715円。ほっとする甘みに癒されて / しっかりランチを食べたい人におすすめのジャージャー丼990円
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2nd DAY
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  1/5

片倉シルク記念館で当時の暮らしの息吹を感じる

1873年に創業し、日本最大の製糸会社となった片倉工業。富岡製糸場の操業を引き継いだ会社としても知られています。その最後の製糸工場で、1994年まで操業していた熊谷工場の繭倉庫を利用して創設されたのが「片倉シルク記念館」です。実際に使われていた製糸機械が展示され、繭から生糸になるまでの製造工程を知ることができます。さらに当時工場で働いていた人の暮らしを知ることができる展示も。日本の近代化の礎を作った製糸業の歴史、役割を学ぶことができる貴重な施設で、2007年には近代化産業遺産に認定されました。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市本石2-135
電話/048-522-4316
時間/10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日/月曜日・火曜日(年末年始、夏季お盆期間、その他臨時休業有)
入館料/無料

製糸工程だけでなく、当時の暮らしも知ることができる貴重な記念館
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  2/5
自転車で約2分

美しい庭園で

心静かにお茶を体験

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  2/5

熊谷市名勝の回遊式庭園 星溪園お茶体験でのんびりと

次に向かったのは星溪園。熊谷の発展に貢献した竹井澹如(たんじょ)翁によって明治初期頃に作られた回遊式庭園です。その発端は1623年に発生した荒川の洪水。園の西側にあった土手が切れて池となり、清らかな水が沸き上がることから「玉の池」と呼ばれるようになり、その周辺に作られたのが星溪園です。1950年に熊谷市が譲り受けたことで、市の名勝に指定されました。1990年に整備が行われ、建物は数寄屋感覚を取り入れ、格調高く復元された星溪園。お茶会も定期開催されており、当日受付でだれでも参加が可能です。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市鎌倉町32
電話/048-536-5062(熊谷市立江南文化財センター)
時間/9:00~17:00(11月1日から2月末日までは、9:00~16:00)
定休日/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)と12月27日から1月4日までの年末年始
入場料/無料(施設使用料は別途)

「難しいけど、楽しい」とお茶体験をする稲村さん。
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  3/5
自転車で約5分

アメリカンなハンバーガーショップで

大満足ランチ

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  3/5

ハンバーガーショップスズキで肉厚ハンバーガーにかぶりつき!

アメリカの車やバイク好きな店主が、「自分がハンバーガーショップをやったら面白いかも」、そんな思いからスタートしたというハンバーガーショップスズキ。有名店で6年修行を積んだあと、故郷にほど近い熊谷にお店を建てたのは4年前。ボリューミーなハンバーガーのパティはジューシーで、ハンバーガーが崩れないように工夫して折りたたまれたレタスはしゃきしゃき。絶品でぺろりと食べてしまいます。店内の一角で販売されているTシャツなどのオリジナルグッズにも注目。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市筑波1-88
電話/048-526-8330
時間/11:30~14:30
定休日/水曜日

ベースのソースを決め、好きな具材をトッピングして注文する形式。BBQソースのハンバーガーにアボカドとチーズをトッピングしたハンバーガー、1200円。
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  4/5
自転車で約5分

熊谷のソウルフード

五家宝をお土産に

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  4/5

130年以上の歴史をつなぎ味を守り続ける堀内製菓でお土産を

堀内製菓は1887年創業の、熊谷を代表する銘菓「五家宝」を作る老舗和菓子店です。五家宝とは、あられを水あめで固め棒状にした芯に、きな粉に水あめを混ぜた皮を巻き付けた和菓子。さくっと軽い食感と、きな粉の豊かな香りが特徴で、文化庁の『100年フード』に認定されたお菓子です。堀内製菓では、伝統を守ると同時に新しいものにも挑戦したいと意欲的に取り組み、60センチの五家宝「末長く」を考案。農林水産大臣賞を受賞しています。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市本町2-15
電話/048-522-1556
時間/9:00~18:00
定休日/日曜日・年末年始 100年フード

長さ60センチの五家宝「末長く」を手にする稲村さんと四代目店主の堀内伸浩さん / 初めて食べる五家宝のさくっと軽い食感に驚き、「いくらでも食べられる!」と話す
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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  5/5
自転車で約2分

旅の終わりに

カフェでほっと一息

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1泊2日でいく埼玉・熊谷市の旅 2nd DAY  5/5

旅の締めくくりはFRUITFUL COFFEEでフルーティーなスペシャルティコーヒーとフルーツのメニューを

旅の最後に訪れたのは熊谷駅にほど近い「FRUITFUL COFFEE」。カウンター4席、ソファ席が2セット、テーブル席1セットのこぢんまりとした店内ですが、コーヒーの香りに包まれ、隠れ家のような心落ち着く空間が魅力。このお店で楽しめるのは、店主が厳選する、主にヨーロッパのスペシャルティコーヒーとフルーツのメニュー。コーヒーは浅煎りでフルーティーなものを旬にあわせて用意しているため、豆のラインナップが日々変わります。試飲もできるので、お気に入りの一杯を探すのも楽しいカフェ。

[DATA]
住所/埼玉県熊谷市筑波2-74 小川ビル1F B
電話/048-598-5773
時間/10:00~21:00、金曜日・土曜日のみ10:00~24:00
定休日/水曜日

フレッシュバナナジュース450円。凍らせたエクアドル産バナナをジュースにしているため、氷も水も使っておらず、バナナの濃厚な味わいが楽しめる

ラグビーを通して、一丸となるまち「熊谷ワンチーム物語」

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