春日市は暮らしやすいまちとして人気を集めている住宅街。観光名所をめぐる旅とはひと味違う、グルメ旅を満喫した感想を伺うと、矢田さんの食いしん坊な一面が垣間見れました。

――はじめて訪れた春日市の印象を教えてください。

福岡は飛行機に乗れば東京からも行きやすいので、ずっと旅をしてみたかった場所なんです。春日市は自然豊かできれいな景色がいつでも眺められるのがいいなと思いました。空が広くて、どこにいても遠くに山が見えて、公園に行けば緑も豊か。でも都会的で、おいしい飲食店もたくさんありました。

――今回のテーマはグルメ旅。春日市のおいしいものをたくさん食べていただきました。

「菊鮨」でウニをいただいたんですけど絶品でした。店主が「今日タイミングよくいいものが入ったんです」とおっしゃってましたが、本当に甘くて。食べやすいサイズ感と、シャリのお味もよくて感動しました。「La Lucon」でいただいた、からすみのパスタもおいしかった。自家製の生パスタというのもあって、からすみやしらすや白身魚が麺にいい具合に絡まるんです。

――「ウエスタン」のもつ鍋をお取り寄せしたいと言ってましたね。

これまでもつ鍋を食べるとき、スープを意識したことはなかったんですけど、「ウエスタン」のもつ鍋は見た瞬間、スープが透き通っていてびっくり。鶏ガラがベースでコクがあるのにあっさりしていました。もつ鍋は普段からお取り寄せして食べるくらい好きなんですが、「ウエスタン」のもつ鍋は、これまで食べてきたもつ鍋とはひと味違いましたね。

――テイクアウトしたドリンクやスイーツを持って公園にも行きました。

私、ドーナツが大好きなんですけど、「お菓子の機械工房 テック」のドーナツはまさに好み。外がサクッとしていて中がしっとり。「Blue Roof」のベリースムージーもおいしかった。私が自分でスムージーをつくるときもベリーは欠かせないくらい好きなんです。

――公園の雰囲気はどうでしたか？

春日公園は緑の芝生がすごくきれいで着いた瞬間、うちの愛犬を連れてお散歩した～いって思いました。東京にも公園はたくさんあるけど、見渡す限り芝生が広がっている感じはなかなかないですよね。少し外国っぽいというか、ハワイを思い出しました。白水大池公園は、池がとっても大きくて抜けの景色が気持ちよかったです。ちょうど日差しの向きがよくて水面がキラキラしていて、神秘的な景色でした。

これからの季節は、テイクアウトしたものを公園で食べるのも気持ちいいですよね。私もピクニックが好きで、公園にレジャーシートを持って出かけて、そこでおやつを食べたりしてるんです。

――もう一度ゆっくり見たい場所、友だちや家族を連れて行きたい場所などはありましたか。

撮影中からずっと、プライベートでも今回のスケジュール通りに全部のスポットを巡りたいって言ってたんです。それくらいどこも素敵でした。連れていきたいのは母と息子。でも料理をゆっくり楽しむなら大人の女子旅がいいかも。息子はまだ中学生なので、グルメ旅だけに付き合わせるのはかわいそうかな。遊びたいだろうし！（笑）

――普段は食べ物を目的にご旅行されますか？

はい。さくらんぼ狩りがしたくて山形県に行ったり、海鮮を楽しみに北海道に行ったり。帰ってきてから、おいしかったものをお取り寄せしたこともあります。

――本当に食べることがお好きなんですね。旅行先で買うおみやげも食べ物ですか？

食べ物は必ず買いますね。海がある場所に行ったら干物を買って帰らないと気がすまない（笑）。その土地の特産品は気になります。道の駅にもよく行きます。その土地で採れたお野菜やフルーツ、お菓子がいっぱいありますから。

――旅好きだとお聞きしました。最近の国内旅行の思い出を教えてください。

泊まりの旅は長らく行っていませんが、ドライブがてら日帰りで遠出するのは好きですね。温泉に入りたくて箱根に行ったり、海がみたくて鎌倉に行ったり。今年は行けていませんが、息子と海水浴やサーフィンをしに行ったりも。これからSUPにもチャレンジしたいなって話しているので、そろそろまた海に行きたいな。

――旅のこだわりはありますか？

最近は予定を詰め込み過ぎないようにしていますが、飲食店だけは事前に調べてから行きます。朝ごはんを食べながら「今日の昼ごはんどうする？」「夜ごはんどうする？」って言っちゃって、友だちに「今、食べてるじゃん」って呆れられるタイプ（笑）。でも、おいしいものが食べたいから、その土地のおいしいものはちゃんとリサーチしたい。昔は「とにかくお肉！」って思ってたけど、今は本当になんでもおいしいものをいただきたい。大人になって、いろんなおいしいものを知ってから、選択肢が広がってきたように感じます。

――ここ数年で、旅のスタイルに変化はありますか？

人が密にならない場所を求めて出かけるので、観光地としてメジャーではないところに目が向くようになりました。みんなが集まる場所じゃなくて、その隣町に行ってみたらどうかなって。きっと観光地の近くなら、見どころが何もないってことはないだろうし。だから今回の春日市は、今の感覚にぴったりでした。

あと旅先での過ごし方も変わりました。昔はとにかく予定を詰め込んで、めいっぱい楽しみたいって思っていたけど、ここ数年は行き先も食事の時間も決めずに過ごすスタイルに変わってきました。そういったゆったりした時間がリフレッシュになる。これからは家族や友人たちとゆっくりした旅に出る機会も増やしていきたいですね。