【山梨】「700人の村がひとつのホテルに。」8/7（金）にオープンした分散型ホテルとは…

山梨県

2020.08.25

旅色プラス

村全体を一つの宿泊施設とみなす「分散型ホテル」を知っていますか？空き家となった民家を宿泊施設としてリノベーションし、滞在しながら農業体験など地域に根差したアクティビティが楽しめる新しい宿泊モデルです。今回は、山梨で8月にオープンした分散型ホテルを紹介します。

村に点在する空き家を宿泊施設にリノベーション。今の時代にマッチした新しい宿泊モデル

「700人の村がひとつのホテルに。」をコンセプトとした「NIPPONIA 小菅源流の村」は、日本の原風景が残る小菅村の魅力を後々まで残していくために始まったマイクロツーリズムモデルです。村のあちこちに残る約100軒の空き家を宿泊施設にリノベーションし、村に滞在しながらさまざまなアクティビティを通して村の魅力を知ることができます。

宿泊場所が村のあちこちに散らばるため宿泊者同士が密になりにくく、ソーシャルディスタンスが大切な今の時代にマッチ。現在、村にある4棟の古民家がリノベーションされ、客室及びレストランとして営業しています。

窓から見えるのは緑広がる大パノラマ。都会にはない大自然に癒される新棟「崖の家」

8月7日にオープンしたばかりの新棟「崖の家」は、1棟貸しタイプの客室。崖に張り出すように建っているため、ベランダや窓からは邪魔なものに遮られることのない山の絶景を楽しめます。山間を通り抜ける爽やかな風に吹かれながらただボーっと外を眺めているだけで、日頃の嫌なことを忘れられリフレッシュできますよ。季節によってさまざまな表情を見せる山の景色を堪能しましょう。

また、従来のホテルと違い、チェックインやチェックアウトの手続きを客室で完結できるのも魅力。極力人との接触を避けられるのも、今の時代を反映させた新しいおもてなしです。

食事は自炊スタイル。地元でとれた自然の恵みを自分たちで料理する楽しさを体験

この新棟での食事は、自炊スタイルが基本。自然豊かなこの村では、魚や野菜など自然の恵みを受けた食材がたっぷりあります。キッチンには充実したツールが用意されたアイランドキッチンが設置され、大切な人と協力しながらの料理は絆をさらに深めるはず。

自社ファームにてオープンエアの中で行われる収穫体験で得た食材を使い、村在住のシェフが考案したレシピを参考に、この村ならではのローカルディナーを楽しみませんか？

◆崖の家
住所：山梨県北都留郡小菅村1553-6
電話番号：042-887-9210
アクセス：JR中央本線・大月駅よりバスで1時間、青梅ICより車で約70分