いつかきっと思い出す 印象に残るご飯を求めて“プチ旅”へ
私は、ひとりで焼肉も行けちゃうくらい、ひとりでご飯を食べるのは得意な方なのですが、ひとりでご飯を食べるたび、誰かとの思い出が1つ減っちゃうような気がして少し勿体ない気持ちになるんです。
人生で食べられるご飯の回数は約9万回なんて言われていますが、これまで食事をとってきた中でちゃんと思い出せるものって何回あるのでしょうか……
できるならば、友人や恋人と、「あの時あれを食べたよね!」って味と共にその頃の2人の関係とか、遊んでいたこととか、蘇ってくるようなそんなご飯を食べたいなと私は思うのです。
“プチ旅”の行き先1つ目「アーンドラキッチン」
ということで、今回は友人を誘い、以前からずっと気になっていた御徒町の南インドカレー屋さん「アーンドラキッチン」にお邪魔してきました。
どこへ行くか決めずにランチに友人を誘うこともありますが、ここに行こう! と、普段は行かないエリアのお店に誘うのは、ちょっとした旅気分でなんだかウキウキします。
このお店では、本格的な南インドの“ミールス(南インドの食堂やレストランで出される定食のこと)”が食べられるのですが、店員さんもみんなインド人で、お店に一歩足を踏み入れた途端、異国な雰囲気が充満しています。
「ここに座って!」と案内されたのは、別のお客さんとの相席のテーブルで、その大胆さにもまた異国を感じます。
噂には聞いていましたが、かなり本格的な南インドの“ミールス”で、辛いわけではないのですが、複雑なスパイスの味が口の中に広がり、ひと口食べるごとに謎解きしているみたいで本当に美味しかったです。特にマトンがお気に入り!
そんな風に美味しく食事を進めていると……なんと、途中で店内が急に停電に!! 店内が少しだけざわめいた頃に復旧したのですが、その後も何度か停電に……笑
びっくりしている私たちをよそに、常連客と思われる周りのお客さんは何事もないように黙々とカレーを食していて、それがなんだかおかしくておかしくて、停電するたびに笑っていたら相席のお客様も一緒になって笑い始めて、最後には謎の団結感(?)を得て仲良くなってお店を後にしました。
店員さんに聞いたところ、電圧が弱くて良くあることだそう。笑
なんだかチャーミングなお店でした。
“プチ旅”の行き先2つ目は純喫茶「丘」
カレーの後は、せっかく御徒町に来たということで、以前撮影で使ってお気に入りの「丘」と言う純喫茶でティータイムをしました。シャンデリアが印象的なとても素敵な純喫茶です。
こんな風になかなか来られないお店に、ついでに立ち寄れるのも“プチ旅”をする醍醐味ですよね。
休日に少し足を延ばしてカレーを食べに行く、というだけで、なんだか本当にちょっとした旅をしたような素敵な休日になりました。今日のことはいつかまたふと思い出して、話す日がくるだろうなぁ。
これからも印象に残るご飯を増やして行きたいなと思うのでした。