本当に鉄道会社なの? ダジャレ満載の銚子電鉄のお土産
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木村裕子さんと銚子電鉄の竹本社長とともに、映画「電車を止めるな!」の舞台・銚子を旅した旅色編集部。そこで発見した、銚子電鉄のお土産をご紹介します。どれもダジャレとネタが満載で、味はもちろん、パッケージも楽しめる商品ばかりでした。
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Photo/橋本千尋
1、ぬれ煎餅
まずご紹介するのは、銚子電鉄の代表的な商品、ぬれ煎餅。もともとぬれ煎餅は銚子の名物ですが、銚子電鉄とぬれ煎餅は、切っても切れない関係にあるのです。
約15年前、銚子電鉄は、あと一歩で倒産という危機的状況にありました。そこで、副業として少し前に製造・販売を始めていたぬれ煎餅の製造・販売を強化。ホームページに「電車の修理代のためにぬれ煎餅を買ってください」と書いたところ、購入の申し込みが殺到し、そのおかげで銚子電鉄は倒産の危機を免れたのです。
銚子電鉄では、各売店で濃口、うす口、甘口の3種類を販売しているほか、犬吠駅でぬれ煎餅焼き体験もできます。焼きたての香ばしい香りとぱりぱりの食感のぬれ煎餅は、食べてみる価値ありですよ! また、銚子のぬれ煎餅は、お店によって味が少しずつ違うそう。食べ比べてみるのも楽しそうですね。
2、まずい棒
銚子電鉄のもう一つのヒット商品、スナック菓子「まずい棒」。商品名に「まずい」とついていますが、味はまずくありません。美味しいです。では何がまずいのかというと、銚子電鉄の経営状態なのだとか。2018年8月3日、「破産の日」に発売と、発売日にもダジャレの効いた商品です。
ネーミングとは裏腹に、発売から4か月で50万本のヒット商品となった「まずい棒」。犬吠駅には、パッケージのキャラクター「まずえもん」を経営危機からの救世主として祀った神社もありますので、ぜひ行ってみてくださいね。金運はもちろん、恋愛や健康運にもご利益があるそうですよ。なお、「まずえもん」は、銚子電鉄の竹本社長がモデルなんだとか。
また、昨年12月には、新商品の「スーパーまずい棒」を発売。パッケージのまずえもんのセリフ「目を閉じて食べなよ」の通り、見た目は緑色でまずそう……ですが、味はパワーアップ。こだわり抜いて再現した炭火地鶏味です。
このセリフは、BARBEE BOYSというバンドの名曲「目を閉じておいでよ」のパロディ。それにちなんで今回のまずえもんはロック調です。すでにBARBEE BOYSのファンの間でも注目されているのだとか。
さらには、経営状態にかけて「調子悪い電鉄」の文字も。ダジャレ満載の商品です。
3、鯖威張る弁当
銚子電鉄では、駅弁も販売しています。それが、銚子の名物・鯖を使った「鯖威張る(サバイバル)弁当」。このネーミングももちろん、経営状態が「サバイバル」なこととかかっています。
内容は、鯖の水煮の炊き込みご飯の上に鯖の塩焼きが乗った、銚子の鯖を存分に楽しめるものとなっています。お弁当の包み紙にあしらわれた、竹本社長が考えた渾身のダジャレにも注目です。犬吠駅の売店で販売しているので、立ち寄った際はぜひチェックしてみてくださいね。
4、バナナ車掌のバナナカステラ
竹本社長が朝ごはんにぴったりとおすすめしてくれたのが、「バナナ車掌のバナナカステラ」。バナナ餡がたっぷりの、満足感のあるボリュームのお菓子です。
この商品にも、オリジナルキャラクターが登場します。「自分、甘党ですから…」のセリフが某俳優を彷彿とさせる、バナナ車掌こと「バナナ健」。バナナ車掌には妻の「バナナ千恵子」と娘の「バナナ苺」という家族もいて、それぞれ設定が作りこまれています。ぜひ、注目してみてくださいね。ファミリーセットも販売しているので、バラマキ用のお土産としてもおすすめですよ。
鉄道会社とは思えない、ちょっとぶっとんだお土産たち。パッケージにはダジャレが満載ですが、味は美味しいものばかりです。すべて犬吠駅の売店で購入できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。