日本料理 但馬
栃木県 宇都宮
個室でいただく栃木産食材の和食会席
タベサキ
うららかな春がやって来ました。
近年は、冬はもとより夏も出回り、1年を通し果物売り場を彩ります。
50年以上も生産量日本一の座にある「いちご王国」の栃木に出かけて真っ赤に熟したいちごを頬張ってみませんか。
Text:渡辺哲也(アントレース)
栃木県は1968年からいちご生産量日本一の座を保ち続けており、50年連続日本一となったコトを契機に、2018年1月15日を「いちご王国・栃木」の日とすることを宣言し、全国に向けて「いちご王国」のPRを行っています。
栃木県で現在のようにいちごの栽培が行われるようになったのは、戦後すぐの昭和20年代のこと。昭和30 年代になると水稲の裏作として栽培できるいちごは、急速に栽培が県内各地に広がりました。昭和40年代になると様々な技術の導入により出荷の始まる時期を早めることが可能になり、2月からの出荷が始まりました。そして、昭和60年代には、栃木県が開発した「女峰」が登場。ついにクリスマス時期の出荷が実現し、今では冬の風物詩であるいちごがのったクリスマスケーキの販売が可能になったのです。
その後も、いちごの栽培や品種改良に力を注いできた栃木県。2008年には全国唯一のいちご専門の研究機関である「いちご研究所」が開設され、次々と新品種を発表しています。中には栃木県内でしか流通していない希少な品種もあるので、ぜひ栃木を訪れ味わってみたいものです。
日本で唯一の「いちご研究所」を設け、生産者、農業団体、行政が一丸となっていちごの栽培に取り組む栃木県。数々の品種を開発してきました。
近年、いちごと言えば最初に名前があがるのが「とちおとめ」。日本国内で一番多く栽培されている品種で、名前からもわかるように栃木県で開発されました。甘みと酸味のバランスがよくジューシー、光沢のある見た目も相まって、まさにいちごの王道を行きます。
とちおとめが2011年に育成者の権利が切れることを考慮し、いちご研究所が生み出したオリジナル品種が2014年に登場した「スカイベリー」です。とにかくその大きさに目を見張ります。1粒で60gになる果実もあり、鶏卵を上回るほどのものも。整った三角錐をしており、甘さも十分で、味わいもまろやか。三拍子揃った期待の品種です。
栃木の多くのいちごは首都圏を中心に全国へと出荷されていきますが、中には栃木県内でしか味わえない品種も。そんな「幻のいちご」とも言えるのが「とちひめ」です。大ぶりで、甘さたっぷり、果皮がやわらかく食べやすいのが特徴です。しかし、果皮が他のいちごに比べやわらかく、輸送に向いていないこともあり、現在は栃木県内の観光いちご農園の専用品種となっています。
また、そのルックスで世の中に衝撃を与えたのが果皮も果肉も真っ白な「ミルキーベリー」。2019年に名称が決まったばかりで、今シーズンから栃木県内の観光農園や直売所で販売が始まりました。そのほかにも、夏から秋に出荷され、かき氷などで重宝されている「なつおとめ」も栃木産です。さらに本年3月15日まで名称投票キャンペーンを実施している新品種「栃木i37号」の本格デビューも待ち望まれます。
フレッシュないちごが手軽に手に入ることもあり、
いちごを様々な料理にアレンジしたご当地グルメも豊富です。
1976年にフルーツパーラーとして創業した「フルーツダイニング8010(パレット)」。オープン当時から現在まで変わらぬ人気を誇るのが元祖生フルーツサンドです。中でも大粒のいちごとたっぷりの生クリームを使用したいちごサンドは長年のファンが多い一品。いちごの甘さと酸味、生クリームの味わいが一体となり、あとをひくおいしさです。
028-621-8020
11:00~18:00
不定休
60席
1,000円~
東武宇都宮駅より車で10分
あり
スカイベリー苺サンド 1,280円 (11月〜6月)
とちおとめ苺サンド 980円 (11月〜6月)
なつおとめ苺サンド 1,080円 (6月〜11月)
とちひめ苺サンド 2,000円 (11月〜6月)
菓子、食品、飲料など様々な土産品を開発する栃木県日光市の「永井園」。栃木県産とちおとめを使用し、ご当地レトルトカレーグランプリで最高金賞に輝いた「いちごのカレー」で知られますが、さらにいちごらしさを追求したのが「いちごのピンクカレー」。同じくとちおとめのピューレを使用し、クリーミーなピンク色のルーに。いちご感が伝わる甘酸っぱさが特徴です。
0288-54-0809
※栃木県内の駅及び高速SA・PAなどで販売(一部店舗を除く)
いちごのピンクカレー 600円
日本列島の中心地にあたる佐野市の道の駅「どまんなか たぬま」と、くりーむパンが全国的な人気の広島県発祥の「八天堂」がコラボ。栃木産いちご(12月~4月はとちおとめ、5~11月はなつおとめ)と佐野市産ブルーベリーを組み合わせ、八天堂のくりーむパンにイン! 新鮮いちごと定評あるくりーむの生み出す味わいが絶品です。
0283-61-0077
9:30~19:00※なくなり次第
水曜※施設に準じる
500円~
JR両毛線、東武佐野線 佐野駅より
佐野市営バス「さーのって号」で20分
あり
どまんなかいちごバーガー 500円
希少な栃木県産小麦「ゆめかおり」を使用するなど、地元食材にこだわり、日本人の味覚にあったピザを追求する「大和ピザ」。焼きリンゴや焼きバナナなど定番のデザートピザのほか、季節ごとに旬の果物のピザが登場。ピザ生地に砂糖をふり焼き上げるとキャラメリーゼされた香ばしい生地と、たっぷりのいちごの組み合わせがたまりません。
0282-21-8005
11:30~14:00(LO)、17:30~21:00(LO)
月曜夜、火曜
30席
1,500円~
東武日光線合戦場駅より車で13分
あり
苺のデザートピザ 1,850円
巻き寿司でおなじみのかんぴょう。ウリ科の植物であるゆうがおの実(ふくべ)を7~8月に収穫し、ヒモ状に剥き、炎天下で天日干しにしたもの。栃木県は全国 の生産量のなんと99%を占めるかんぴょう王国。栃木県で夕顔が栽培され始めたのは300年も前のことで、まさに伝統食材といえます。カルシウムやカリウム、リン、植物 繊維などを含むヘルシー食材でもあり、現代人に不足しがちな栄養素が手軽に摂取できるのもうれしいところです。
栃木県では、二条大麦、六条大麦、小麦等の麦が栽培されています。中でもビールの原料となる二条大麦の生産量は全国屈指。その背景は、1906年以来ビール会社との契約栽培を行ってきたことが関係しています。県内全域で栽培されていますが、中心となる県南部の栃木市、小山市では二毛作が盛ん。麦が実る6月ともなると、畑一面が黄金色に染まる「麦秋」の風景が広がり、周辺の新緑とあいまって独 特の景観を描きます。
宇都宮餃子になくてはならない「にら」。栃木県は、高知県に次ぐ全国第2位の生産量を誇ります。産地は鹿沼市や栃木市、真岡市など水田地帯を中心に県内全域にわたります。12~5月に収穫される冬にらと6~11月に収穫される夏にらがあり、一年を通じて市場へ送りだされています。かつて栃木 県は生産量日本一の座にありましたが、2006年以降は高知県がトップに。近年は、栃木県農業試験場が収量の多い新品種「ゆめみどり」を開発するなど、首位返り咲きを目指しています。
緑一色の牧草地が広がる那須高原に象徴されるように、県北地域を中心に酪農も大変盛んな栃木県。生乳(乳牛から搾られる乳)の生産量は、北海道に次いで全国2位。冷涼な気候と良質な水、肥沃な大地はまさに酪農にうってつけ。良質な生乳を首都圏一帯に供給しています。ホルスタイン種を中心に、ブラウンスイス種、ジャージー種、ガンジー種などの様々な種類の乳牛が飼育されており、ジェラートやチーズ、ヨーグルトも逸品揃いです。
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