進化が止まらない注目の街・渋谷でビールのハシゴ旅
目次
皆さんこんにちは!
“ビールおねえさん”こと、古賀麻里沙です。第3回目のビール旅は若者の街、渋谷へ。
渋谷パルコ、渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラス……と、新しいビルが続々と立ち並ぶ渋谷は、実はビアバーも充実しているエリアなんです♪ ということで今回は、進化が止まらない街・渋谷でビールのハシゴ旅に出かけてきました。
まずは渋谷のシンボルにご挨拶。
「渋谷を散策させていただきます!」
「めいっぱい楽しんでくるんだワン♪」
ハチ公さんのお許しもいただいたので(笑) 今日もいっぱい飲んじゃいます。出発です!
渋谷上空で味わうビール
まずは、2019年11月にオープンした「渋谷スクランブルスクエア」へ。うーん、それにしても高い……! せっかくなので、屋上へ行ってみることにしました。
14階から専用のエレベーターに乗ると一瞬で屋上に到着します。解放感がとにかく凄い! 360°ガラス張りで、見渡す限りに広がるパノラマビューは大迫力です。渋谷スクランブル交差点を真上から覗き込み、東京タワーにスカイツリー、新国立競技場に富士山までを一望できる新たな観光名所の誕生に感動が止まりません。
絶景を眺めながら歩いていると、施設内にバーを発見しました。もちろんビールを注文。ここで飲めるのは「東京クラフト」の樽生ビールです。サントリーのクラフトビールブランドで、アメリカの様々なビールをヒントに、日本人の嗜好にあったビールを造っています。薫り高くフルーティーなホップ香に、ガツンと来る苦味がクセになる! 渋谷の街を見下ろしながら飲むビールは、とっても特別な味がしました。ビル群の上に浮かぶビール、なんだか不思議な光景です。
「SHIBUYA SKY」から見る景色は時間が変わるごとに違った表情が楽しめ、きらきらと輝く夜景が美しくて心を奪われてしまいます。
↑この写真、スカイツリーと東京タワーが写っているの、わかりますか? 探してみてくださいね♪
屋外に出て、気持ちいい風を感じながら過ごす時間は格別でした。「SHIBUYA SKY」へはチケットカウンターで当日券も購入できますが、WEBでの予約だと並ばずに入れるし、割引もあるのでおすすめですよ。
45階・46階にある「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP」で、お土産ビールもGETしました。テラスにあったモニュメントと同じロゴマークのラベル。漢字の「空」を表しているんだそうです。ビールはドイツのスタイルで、バナナのようなフルーティーな香りが特徴的でした。苦味は控えめですっきりとした味わい。晴れた日に空を眺めながら飲むのにピッタリですね^^
本日のビール豆知識①
日本で初めて「屋上ビアガーデン」を開催したのは、実は大阪! 1953年に大阪第一生命ビルの屋上でオートバイの展示会が開催された際に、招待客に振る舞うため同じビル内のレストラン「ニュートーキョー」に生ビールを運ばせたのが始まりだとか。それがとても好評だったので、屋上ビアガーデンの開業に繋がったんだそうですよ。
ビルの地下に広がる飲み屋街
次に訪れたのは、2019年10月にリニューアルオープンした「渋谷PARCO」。地下1階にはお酒を扱う飲食店がずらりと並んでいます。完全に飲み屋街が再現された空間でワクワクが止まらない! このエリア内に3軒のビアバーを見つけましたよ。
いきなり目に飛び込んできたのはビールの着ぐるみを来たお兄さん。びっくりしました(笑) 話しかけてみると、ビアバーの店長さんでした。
美味しそうなビールにキュートな車の看板が目印の、ビール愛をビシビシと感じるお店を発見。早速、中へ!
ドイツビールを中心に充実したドリンクメニューがずらりと並んでいて、からあげ、ソーセージ、生ハム……と、ビールに合いそうなフードメニューがたくさん。
私が選んだのは「ブラックグリッタービール」。ビールと「APHRODITE-BLACK-」というリキュールを混ぜた渋谷パルコ限定のビアカクテルです。下から明かりを照らすと青く輝き、きらきらとラメのようなものが煌めいてインスタ映え! な美しさ。柑橘のフレーバーがほんのりと感じられ、炭酸や苦みは控えめで飲みやすい。見た目と味とのギャップが面白い、めずらしい一杯でした。
どーんっと凄いボリューム!! おつまみはぐるぐるソーセージを選びました。パキッとはじける歯ごたえ抜群のソーセージに思いっきりかぶりつくと、中からジューシーな肉汁が溢れ出します。
◆シュマッツ・ビア・ダイニング 渋谷パルコ
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコB1F
電話:03-5422-3556
営業時間:11:00~23:00
ビール豆知識②
「ビール純粋令」って知ってますか?
1516年に、ドイツで世界最古の食品の品質保証に関する法律のひとつである「ビール純粋令」が発令されました。「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」というものです。ドイツで醸造されるビールは基本的に今でもこの造り方が守られているんですよ。
気持ち良くなってきたところで次のビアバーへ
帽子をかぶった可愛い少年が光りながら私を呼ぶので、導かれるままにお店へ吸い込まれました……
立ち飲みを楽しむたくさんの人たちで賑わう店内! ビールケースで作った手作り感あふれるテーブルが昭和の雰囲気を醸し出しています。おつまみの種類もビールの種類もかなり豊富♪
赤星とハムカツを頼みました。サックサクの衣の中に、分厚いハム。一口かじればハムの旨味がジュワッと一気に広がります。そこにすかさず流し込む赤星! 「赤星」という愛称で親しまれているサッポロラガービールは愛され続けて140年以上。日本で最も歴史のあるビールブランドです。現在飲まれているビールの殺菌方法はほとんどが濾過ですが、赤星は昔ながらの熱処理製法。このキリリと効いたホップの苦みがたまりません。
◆立飲みビールボーイ渋谷パルコ店
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコB1F
電話:03-5422-3444
営業時間:11:00~23:30
〆にもう一杯、飲みたいなぁ。
最後に行ったのは英国風パブ、HUB+82(ハブエイティトゥ)
ビール好きにはたまらないものを発見しましたよ。呑兵衛の血が騒ぐ!
どどーーーんっ! こ、これは!! 大きい!!! 1リットルタワービア! 渋谷の新しいビル群を思わせる大迫力です。大きなメスシリンダーに入って登場♪ これは興奮しちゃいますね。小分けのグラスをいただきましたが、このまま飲みました(笑) ずっしりと重いタワーを傾けてゴクゴク。飲んでも飲んでもなかなか減らない。仲間とシェアしても良いですし、もちろん一人で飲んでもOK。HUB名物のタワービール、空になるとなんだか達成感がありましたよ。
◆HUB+82渋谷パルコ店
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO B1F
電話:03-5784-1782
営業時間:月~木曜日16:00~翌1:00、金曜日16:00~翌2:00、土曜日14:00~翌2:00、日曜日14:00~翌1:00
ビール豆知識③
「渋谷」繋がりの豆知識を1つご紹介します。
日本人経営者による最初のビール会社は、「渋谷ビール」! とはいっても、地名の渋谷とは全くの別物なんです。1872年に渋谷庄三郎氏が大阪で立ち上げた会社で、読み方は「シブヤ」ではなく「シブタニ」。アメリカ人醸造技師を雇ってビールを造っていたらしいですよ。渋谷庄三郎氏自身もビール醸造には意欲的で、醸造所構内でホップの栽培も試みていたそうです。
ビール旅第3弾、いかがでしたか?
今回もたっぷりビールを堪能しました。あっちのお店も気になるしこっちも気になるし……まだまだ行きたいお店がたくさんあるので、全店制覇を目指してこれからも渋谷散策を続けます。進化を続ける渋谷は「胃袋がブラックホールだったらいいのに……」と思うくらいに素敵なお店が立ち並ぶ、素敵なスポットでした。
どのビアバーに入ってもビール片手にあふれる笑顔。ビールの酵母やホップによる香りにはリラックス効果があることが、科学的に証明されているんだそうですよ。
新しいビールと笑顔を求めて、また次の旅に出かけます♪