第六感が感じ取るおいしい気配。カレー激戦区・高円寺の人気店へ
制作の間にぽっかりと空いた予定。
あれ、今日のお昼暇だ…! と急に気づいた、そんな日は、近場の楽しい街へカレーを食べにいくプチ旅へ。
高円寺は素敵な純喫茶や古着屋さんもたくさんあるし、プチトリップしたいときにもってこいの街。昔は好きな純喫茶のオムライスを食べるのが私の定番だったけれど、今となってはスパイスカレー激選区の高円寺。カレーを食べないわけにはいきません!
高円寺の大人気店「青藍」へ
駅を降りると、ごちゃっとした、スパイスカレーがよく似合う街並みが広がる。
人気店ということで、オープン時間に間に合うようにお店へ向かう。
高円寺の古着屋さんは、「光」と「ガイジン」というお店が好き。その他にも、ふらっと入る名前も知らない古着屋さんが可愛かったりして、時間がある日に掘り出し物を見つけるのが楽しい。
駅から純情商店街を歩くこと7分。昔のお店の名残である「STEAKHOUSE」という看板の下に、「カレーライス専門店」、「香りをたべるカレーライス」と張り紙がされたお店が現れる。
ドアには「青藍」の文字。昔ながらの店構えが街に馴染んでいて、私が一番好きな雰囲気のご飯屋さんだ。
街並みに馴染んでいて、古いけれど清潔感がある、そんなお店にはいつも、きっとここはおいしいぞ! と第六感が感じ取って私に教えてくるのですが、そういう感覚ってだいたい当たるんですよね。知らない土地でのお店選びは、この感覚を意外と信用してるし、大事にしてる。
さて、第六感が感じ取るおいしさの気配に期待が高まりながら店内へ!
ここのスパイスカレーは小麦粉や化学調味料を一切使用していないそう。野菜の旨味や鶏ガラ、鰹節、昆布出汁などで作られている、私の大好きなタイプのカレー。
「青藍」という名前は、お店のカレー皿の色からきている店名だそう。
本日の一品「カレー定食2種盛り」
平日限定のカレー定食2種盛りをパクチートッピングプラスで注文。スパイシーチキンとポークジンジャーキーマと野菜の惣菜が盛り合わせになっている一皿。
この日の副菜は、
・アンチョビ野菜炒め黒胡椒
・キャロットクルミクミンラペ
・大根マスタード
・紫キャベツゴマ塩昆布
・生パクチー
と、盛りだくさん!
綺麗なインディゴブルーのお皿に盛られた色とりどりの副菜とカレーは、見ているだけで美味しい。肉の旨味や玉ねぎの甘みと、スパイスの苦味がぎっしりとひしめき合ったような味にうっとり。副菜もそれぞれ、食感が楽しく、癖のあるスパイスや、味付けがカレーと合わさってエッセンスになる。どの副菜と、どのカレーを、どのくらいの分量で混ぜて食べるかによって味が変わっていくので、食べるたびに同じ味にならず、最後まで一口一口新鮮な感動を覚えながら完食。
やはり、ここも、高円寺の持つカオスさや、地元の人がしっかりと営みを続けている地に足が着いたどこか懐かしい感覚が溶け込んでいるかのような味を持つカレー屋さんでした。
また一つ、高円寺の魅力を知った旅になりました。