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空で鳥に包囲された! 恐怖&ファンタジー

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    とまこ
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    とまこ

    ドローンの脅威は、風と鳥。風が強いと飛べないし、飛んでて突風が来たらさようならってことになりかねません。怖い怖い。とはいえ風は自分の判断でなんとかなります。でも鳥は! 鳥との出会いは自分では操作できませんからねぇ。いえね、空を飛んでる者同士の目線での映像はかっこいいし、『ニルスのふしぎな旅』(※)的なファンタジー気分にはなるんです、後から思い返すと。そう、思い返すと! 現場での心境は、「被写体登場やったー!」2割、「ごめんすぐ帰る、許して!」8割。攻撃されないか震え上がっているんです。今回はそんなドキドキの鳥との遭遇フライトのことをお話ししたいと思います。

    ※魔法をかけられ小さくなってしまった少年ニルスがガチョウやガンの群れなどと冒険する北欧スウェーデンが舞台の児童文学

    式根島でカラスの嵐の真っ只中に! 臨場感あふれる包囲網の様子をどうぞ。

    まずはご覧ください、これ! 





    ハラハラドキドキ、怖かったー! ただ、ドローンを飛ばしているのが自分、というのを忘れて見返すと『ニルスのふしぎな旅』気分になれるんです。鳥とリアルに同じ空を飛び、同じ高さから飛ぶ姿を捉えるなんて、おとぎ話の世界でしょ。

    なので、動画のタイトルを変えて、全体を通して明るい曲を付けるのは、むしろ読者さんにとってわかりやすいかもしれません。でも……ドローンの操縦者目線でこのお話を進めようとしている今、タイトルはどうしたって「恐怖!」だし、後半はあの曲です。あー怖い! 

    ドローン旅の絶景写真

    撮影現場は伊豆七島のひとつ、式根島の泊海水浴場です。ちなみに「日本の水浴場88選」のひとつに選ばれているんですって。特徴的な形でしょ。すみずみ眺めがいがあるんです。

    ドローン旅の絶景写真

    海は青いし、新島も間近に見えるし、空を飛びながらうっとり。

    ドローン旅の絶景写真

    そんなとき、急に鳥の影が見えました。「カラスかな、撮ろうっと」。ドローンは音の収録機能がついていません(プロペラ音がメインになってしまうからかと)。風を感じる触覚が備わっているわけでもないので、視界に入ってくるまで気付かないんです。

    初めは近付いて捉えたいと思ったんですよ。それが……。

    ドローン旅の絶景写真

    あっという間に取り囲まれました! 何十羽ものカラスがくるくる旋回しています。中心点は明らかにわたし(恐ろしすぎてすっかりドローンに感情移入)、カラスの竜巻にのまれました! 

    カラスを町で見かけるときはゴミ収集場所に単独でいることが多いし、人影を見ると逃げていたから、すっかり油断してました。まさかこんな軍団で迫り来るとは。しかも黒装束って迫力あるよ! そういえば、空で包囲されているのはカラスより断然小さなドローンだし、町での彼らには人間テリトリーへの侵入気分があるのかもしれないけど、この大自然では完全にこちらが侵入者です。

    ドローン旅の絶景写真

    「カラスさんたちよく聞いて! この鳥は21世紀の新型ロボット、なめたらあかんで!」なんて強がりな発想は、飛ばしている現場では浮かびもしません。ただただ怖くて許しを請うています。

    「ここはあなたがたの縄張りでしたか、ごめんなさい!! すぐどくから、どうかキックだけはおやめくださいー!!」

    ドローン旅の絶景写真

    なんとか軍団の中から逃げ切り、ドローンを陸に戻そうと浜へ一直線で飛ばします。するとあらまぁ、お見送りしに来てくれましたよ、さっきこっちでは飛んでなかったくせに。 優しいなっ(笑)!

    南房総で、トンビに惚れた。孤高の王者と同じ目線で飛ぶ

    こちらは千葉県南房総、野島崎灯台付近です。

    ドローン旅の絶景写真

    写真左奥に島が見えるのはわかりますか? あれは伊豆大島です。千葉からこんな近くに見えると思っていなかったので、飛びながら地図で確認して大感激でした。

    そんなとき、かっこいいフォルムが視界を横切って行ったんですよ!!

    ドローン旅の絶景写真

    トンビです。少しも羽ばたかず、たった一羽でゆうゆうと風に乗る姿がかっこいい! 孤高のオーラがいっぱいです。一瞬でトンビに惚れました。そして鷹(トンビはタカ目タカ科)が昔から「空の王者」と言われてきたことが腑に落ちました。あなたと同じ目線でお姿拝見できて光栄です!

    ただ、写真的には、トンビが反対向きになっててくれたらよかったのですが。この向きだと、画の中を横切った過去を見る雰囲気があります。でももし、トンビが反対を向いた画角に飛び込んだ瞬間を捉えていたら、これからこの画の中を横切る未来が見えますもんね。希望にあふれたイメージに仕上がりそうです。

    とはいえ、それはなかなかハード! もっと周囲を確認しながら飛行して、トンビが画に現れる予兆をキャッチしないといけません。そして瞬発力と動体視力を高めないといけません。それか、ずっと動画をまわしておいて画像として切り出せばいいかな? ともかくがんばれ自分。

    ドローン旅の絶景写真

    ちなみに、トンビのずっと下では、また異なる種類の鳥の群れが羽ばたいています。小さいけど、真っ白でよく目立つんです。そしてこの大きさの対比で、トンビの空の制覇感もよくわかります。高くて高くて、遮るもののない広い空を、縦横無尽に飛び回る……。

    ドローン旅の絶景写真

    見えている岩のサイズ感はというと、こんな感じです。画面下、中央の白がわたしなので、なかなかの大きさでしょ。しかも表面が平らで、人間がひょいと乗れるのも嬉しいところ。房総半島の海は予想外に青く、複雑な地形のくせに、人を受け入れてくれる寛容さにもあふれていて気に入りました。何より、房総半島で出会ったトンビには節度と気品もあったしね!

    瞬殺トンビに出会ったよ。後生だから命だけは……神奈川県のあちらです

    ところで、トンビは地域によって性格がちょっと違う気がしています。先述した南房総のトンビは王者の風格でした。小さなドローンなど気にも留めず、ただ悠然と飛んでいたのです。

    でも、神奈川方面はもっと凶暴でしたよ? 葉山のトンビはドローンを大いに気にかけていて、いつでも喝を入れることができるように(?)様子を伺っているのがよくわかりました。

    トンビの脅威を初めて知ったのがこのときで、一目散で逃げ帰ったためトンビを捉えることはできませんでした……。かわりに昼行性のトンビがいなくなった夕刻、葉山の沖の情景をどうぞ。

    ドローン旅の絶景写真
    ドローン旅の絶景写真

    一番過敏で果敢だったのは、三浦半島で出会ったトンビ。実はドローンのフライト自体を断念しました。

    だって離陸すると、すぐさまトンビがドローンにむかって降下して来ましてね!! 恐ろしいので一旦着陸させ、トンビの姿が見えなくなったらまた離陸して……ほら来たすぐ来た、どこにいたのさ、どこでもドアでも持ってるの!? しかもまだ離陸して数秒、2mくらいしか浮上していないというのに、です。ドローンも心配だけど、自分も心配! トンビキックとか絶対いりませんから。何度試してもずっとそうだったので……まさかのトンビ理由でフライト断念。番人恐るべし。いや、もし海の平和を守るための番人ならば、超お仕事まっとうですね、大成功。

    もちろん、個体によって違うでしょうし、地域によっても違うでしょう。でももし、あなたがドローンを飛ばすならどうぞお気をつけて。飛ばさなくてもお気をつけて。いえいえ注意喚起だけではありません、このお話で鳥と一緒に飛ぶ夢見心地感まで伝わったなら幸いです。

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