【特別インタビュー】自虐ネタは卒業!?芸人ヒロシを虜にした「ソロキャンプ旅」の魅力とは(前編)
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「ヒロシです・・・」の自虐ネタで一躍人気を集めた芸人ヒロシさん。いまではその自虐ネタを披露する場もすっかり減り、趣味であった「キャンプ」が仕事の大半を占めているのだとか。そんなキャンプ芸人・ヒロシさんを虜にしたのが、「ソロキャンプ」という新たなスタイル。観光地にもご当地グルメにもあまり興味がないというヒロシさんが、唯一旅気分を満喫できる「ソロキャンプ」の魅力を教えてもらいました。
「ソロキャンプ」をはじめたきっかけは?
小学校の頃から、キャンプは好きだったんです。みんなで寝て、みんなで同じものを食べて……というのを含めて。
ただ、大人になって、芸人を始めていろんな人とキャンプをするようになったら、違和感を感じるようになりました。
寝る時間も、食べる時間も、ほかの人に合わせなきゃいけない。それに、自分がキャンプに慣れているからとくに、家から人数分の道具を持っていってみんなの分まで準備をしたり……大変さ、面倒臭さのほうが勝ってきてしまって、これが本当に楽しいのか!? と思うようになりました。
4年くらい前かな、初めてソロキャンプをしてみたら、その違和感が一気に解消されたんです。自分だけで、自分のために過ごす時間の虜になりました。もう、大人数のキャンプには戻れません。
どのくらいの頻度で「ソロキャンプ」を?
少し前までは月3回くらい行っていたのですが、最近は仕事で行くことが多く、プライベートでは月1回行くか行かないか。
実は、「ソロキャンプグループ焚き火会」というのがあって、どういうこと!? と思うかもしれないですが、ソロキャンパーたちが集まって、各々テントを立てて、各々火を起こして、自分のことは自分でやる……というスタイルのキャンプもよくしています。
それぞれが自立しているので気を遣わなくていいし、話し相手がいるのはもちろん楽しいし。一番自分に合ったスタイルだと思いますね。
“自由”であることが重要なんですね
「これをしなきゃいけない」とか、ルールをつくると一気に作業になってしまって、だめなんです。
ソロキャンプ中は常にノープランで、寝たいときに寝る。食べたいものを食べる。なので、何時に帰るかも決めていません。もちろん、後に仕事があるときは別ですけど。
そうやって、ただただ自由な時間を過ごすことが、ソロキャンプの醍醐味です。
言ってみれば、「自分の時間をつくりに行く旅」ですね。
「ソロキャンプ旅」インタビュー、前編はここまで。自由をこよなく愛する、ヒロシさんの生態がなんとなく見えてきました。後編では、家でもカフェでもなくあえて自然のなかで時間を過ごす、その意味とこだわりについて語っていただきます。
文:旅色アンバサダー編集部