――まず、旅はすきですか? 興味はある?

ありありです! テレビ番組「にじいろジーン」のレギュラーを担当していることもあり、行ってみたい場所だらけになりました。とはいえ、なかなかたくさん旅行には行けないので、最近は、地方でのお仕事の前後に、東京に帰る日を調整したり、新幹線の時間を遅くしたりして、訪れた場所の周辺を一人で歩き回る小旅行を楽しんでいます。せっかく知らない土地に降り立ったのだから、どんな土地柄なのか、歩きながら感じてみたいなって。そうすると、地元の人しか食べない美味しいものや、きれいな景色に出合ったり……、東京で生活しているだけでは知りえないことを知るのはワクワクするし、とっても楽しいですね。

――旅先ではアクティブに動くタイプですか?

時間が許す限り、動き回ります。運動神経はないけど持久力はあるので(笑)。旅先で一番しちゃいけないことが、我慢と面倒くさがることだと思うんです。行きたいと思ったスポットが、たとえ行きづらい場所にあっても、「えいっ!」と気合いを入れて行ってしまうタイプです。

――どんな場所に行くことが多いですか?

神社とお酒のあるところですかね(笑)。神社は昔からそこにある荘厳な佇まいが好きなんです。目的地の神社まで歩いていると、地元の人が利用する昔ながらの商店街を発見できたりする。そんな場所にふらりと立ち寄ったりするのも好き。あとは、地酒を求めてあちこちに(笑)。いずれ酒蔵を巡る旅とかをしてみたいです。今はまだお酒の楽しみ方を学ぶ時期なので、二十代後半の楽しみにしようかなと思っています。お酒を楽しむときは地元ならではの食べ物をいただきたいものですよね。秋田に行ったら日本酒と“いぶりがっこ”とか(笑)。

――お酒の“あて”もよくご存じのようですね!
お店ではどんな風にオーダーしますか?

めっちゃ話しかけます。その土地の方が普段食べているような家庭料理を食べたいときは「おすすめは何ですか?」と尋ねるんです。「みなさんはこういうのを好まれます」だと観光客の方が好むメニューなのですが、「私たちはこういうのを食べてます」というニュアンスだと地元の方が食べているものなので、私が望んでいるものだったりするんですよ。旅先でその土地の方とお話ししてみると、ガイドブックには載っていないようなことを聞けるのが醍醐味だなって。そんな話を聞けるだけでも来たかいがあったなと思えるので、旅先ではコミュニケーションを大切にしています。

――そろそろ夏休みシーズン。オフに行きたい旅先はありますか?

2泊3日くらいお休みをいただいたら、ベタに日本三大名所のひとつである「天橋立」を見てみたい。あと、鹿児島の霧島温泉にも行きたいですね。以前、ロケで行ったのですが、山と川との間にできている隠れ家的な温泉街で、清涼感が気持ちいい場所なんですよ。その時に温泉に入れなかったという未練があるので、リベンジできたら温泉に入って、地酒ときびなごのお刺身を2000匹ぐらい食べまくりたい(笑)。季節ごとにその土地を訪れたくなるのも日本のいいところですよね。旅をすると日本には素敵な場所がいっぱいあると実感できて、自分が生きている世界が楽しくなるような気がします。次はあの街に行ってみようとか考えるだけで、ワクワクしてくるし、ハッピーな気分になれる。まだまだ私の知らない素敵な場所が日本にはあると思うので、次のお休みは朝から晩まで動き回る、そんなアクティブな旅をしようと今から目論んでいます(笑)。